この記事では呪術廻戦に登場する全キャラクターについて、敵味方含めて網羅的に一覧にまとめているのでご紹介します。
呪術廻戦に登場するキャラクターは揃いも揃って濃いメンバーばかりで、一人一人が非常に個性的です。
今回は全てのキャラクターについて簡単なプロフィールとキャラクター紹介を含め、所属や種族別にまとめました。
この記事は非常に長いため、必要に応じて目次をご利用ください。
呪術廻戦のキャラクター(登場人物)の一覧:呪術高専の東京校
まずは物語の中心となる東京都立呪術専門高等学校(作中では「高専」と略される)に所属するキャラクターからご紹介します。
主人公の虎杖悠仁を始め、呪術廻戦におけるメインキャラクターがここに所属しています。
虎杖 悠二(いたどり ゆうじ)
虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は呪術廻戦本編の主人公です。漫画1巻の第1話の時点で砲丸投げの世界記録を余裕で破ったり、50メートルを3秒で走るという噂もあるなど、人外の身体能力を持っています。
虎杖悠仁は元々一般的な高校生で、宮城県仙台市の杉沢第三高校に通っており、そこではオカルト研究会に所属していました。そしてある日、オカルト研究会の先輩である井口と佐々木が「両面宿儺」の封印を解いてしまいます。
両面宿儺の指を狙って呪霊たちが学校内に無数に発生し、伏黒恵が現場に駆けつけますが呪霊の数に押されて大ピンチに陥ります。そこで虎杖悠仁は呪霊たちの狙いである宿儺の指を喰うことで一時的に宿儺が顕現して呪霊を祓います。ここから呪術廻戦の物語が始まりました。
両面宿儺の指はそれ自体が猛毒で、普通の人間なら喰った瞬間に即死、耐えたとしても宿儺に意思を乗っ取られるところですが、虎杖悠仁は宿儺の指の2本目を喰っても完全にコントロールしていたため、宿儺の「器」であると断定されました。
呪術界上層部は当初、虎杖悠仁を「秘匿死刑」にする決定を下しましたが、五条悟が「宿儺の器なんて今後生まれてくるか分からない」「どうせなら全ての宿儺の指(20本)を全て喰わせてから処刑するべき」とゴリ押しして、虎杖悠仁の死刑は保留となりました。
戦闘スタイルは身体能力を活かした肉弾戦で、呪力のコントロールが不慣れなために打撃と同時に呪力を込めることができませんでしたが、これがいい具合に「打撃+呪力」のトリッキーな2段攻撃となります。五条悟がこれを「逕庭拳(けいていけん)」と名付け、暫くは虎杖悠仁の主力技となります。
その後、京都校との交流会で東堂葵にえらく気に入られた虎杖悠仁は、呪力コントロールの極意を教わり、特級呪霊・花御(はなみ)戦でその境地である「黒閃(こくせん)」に至りました。
虎杖悠仁の正体などについてはこちらの記事で解説しています。
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伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)
伏黒恵(ふしぐろめぐみ)は呪術界の御三家の一つ「禪院家」の血筋を引いており、呪術高専1年生にして2級術師の階級にいる天才術師です。
扱う術式は「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」で、自身の影を媒体に式神を召喚をしたり、影の中に物を収納することもできます。これは禪院家相伝の術式で、式神の数は全部で10種類あります(恵はまだ全ての式神を調伏できていません)。
更に恵は領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」も使うことができ、これにより特級呪霊を単独で祓いました。領域展開は一級呪術師ですら扱える者は極めて限られており、学生の時点で使える恵の才能が伺えます。
主人公の虎杖悠仁とは、宮城県仙台市の杉沢第三高校にあった宿儺の指を巡って出会い、虎杖悠仁が宿儺の指を受肉する瞬間も見ています。
高専では虎杖悠仁はクラスメイトであると同時に親友であり、良きライバルとして切磋琢磨する関係となっています。
恵には一つ年上の義理の姉・伏黒津美紀(ふしぐろつみき)がいますが、津美紀は正体不明の呪いにより中学卒業と同時に寝たきり状態となっています。
しかし第136話で津美紀にかけられた呪いの正体が偽夏油によるものであることが明かされ、更に偽夏油の「無為転変」により津美紀は「術師」に作り変えられ、目を覚ますことになります。
伏黒恵の術式や領域展開などについてはこちらの記事で解説しています。
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釘崎野 薔薇(くぎさき のばら)
釘崎野薔薇(くぎさきのばら)は岩手県のド田舎(盛岡に行くのに数時間かかるぐらい)から上京してきました。虎杖悠仁や伏黒恵のクラスメイトで、3人で任務にあたる機会も多いです。
呪術高専に入学する前から呪術師としての訓練や実戦経験もあり、漫画1巻の第4話では上京していきなりの任務にもすぐに対応しています。
作中では買い物大好きなところがよく描かれており、上京してきたメンバーの中で一番東京を楽しんでいる節があります。ちなみに高専生は学生ながら呪術師でもあるため、給料も支払われますが、野薔薇は給料全てをオシャレにつぎ込んでいます。
野薔薇の術式は「芻霊呪法(すうれいじゅほう)」で、金槌、五寸釘、藁人形を使って戦います。「芻霊呪法」の技には、相手の欠損した体の一部に釘を打ち込むことで本体にダメージを与える「共鳴り(ともなり)」、打ち込んだ釘に呪力を流し込んで大ダメージを与える「簪(かんざし)」などがあります。
特に「共鳴り」は条件さえ揃えば相手は回避手段がなく、さらに通常攻撃は全てノーダメージの真人(まひと)にもダメージを与えることができました。
釘崎野薔薇の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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乙骨 憂太(おっこつ ゆうた)
乙骨憂太(おっこつゆうた)は虎杖悠仁たちの一つ上の先輩で、呪術廻戦0巻の主人公です。
元々は呪術師とは無縁の一般人として生きていましたが、11歳の時に他界した恋人「祈本里香」が特級過呪怨霊として憑いており、呪術界は「秘匿死刑」に決定しました。しかし虎杖悠仁のケースと同様、五条悟のゴリ押しにより死刑が猶予され、呪術高専に編入しました。
高専に入って呪術について学んで暫くした後、夏油傑による百鬼夜行事件が勃発します。そして乙骨憂太は夏油傑と一騎打ちとなり、その際に「祈本里香」の解呪に成功しています。
乙骨憂太は高専に入学した当時、既に階級が特級でした(特級呪術師は乙骨憂太を含めて日本に4人のみ)。
実は乙骨憂太は一般家庭の生まれですが、その先祖は日本三大怨霊の一人・菅原道真(すがわらのみちざね)であることが判明しています。遠縁ながら五条悟の親戚ということになります。
そのため、乙骨憂太の呪術師としての才能は図り知れず、五条悟が「いずれ僕に並ぶ術師になる」と評しているほどです。
本編ではミゲルと共に海外に行っていましたが、第137話で帰国しており、「虎杖悠仁の処刑執行人」に任命されています。
乙骨憂太の術式や強さなどについてはこちらの記事で解説しています。
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禪院 真希(ぜんいん まき)
禪院真希(ぜんいんまき)は虎杖悠仁たちの1つ上の先輩で、呪術界の御三家「禪院家」の宗家の生まれです。
しかしそんなエリートの生まれでありながら真希には術式が無く、呪力も一般人レベルという「天与呪縛」により、呪いを視認することすらできません。その代わり常識外れの身体能力を持っています。
禪院家では術師以外は人間扱いされないため、真希は幼少期から迫害に近い扱いを受けて育ってきました。そしてある日真希は禪院家を飛び出し、非術師でありながら一級呪術師を目指して呪術高専に入ります。
術式も呪力も無い代わりに人外の身体能力を有しているため、戦闘では既に呪力が込められた「呪具」を扱います。真希は呪具の扱いでは高専一と言われており、乙骨憂太や伏黒恵に稽古をつけているシーンもあります。
真希が保有する呪具の中でも、特級呪具・游雲(ゆううん)は破壊力抜群で、特級呪霊の花御すらも一振りで腕を破損させた上に数十メートル吹き飛ばしていました。
禪院真希の術式の解説などはこれらの記事にまとめています。
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狗巻 棘(いぬまき とげ)
狗巻棘(いぬまきとげ)は虎杖悠仁たちの一つ上の先輩です。狗巻家は代々呪言師の家系であるため、棘も「呪言」の術式を受け継いでいます。
「呪言」はその名の通り言葉に呪力を込めて放つ術式で、「止まれ」と言えば人でもモノでも止まり、「ぶっとべ」と言えば言葉通りにぶっ飛びます。
一見万能な能力に見えますが、格上相手に使ったり、あまりに強い内容の言葉(「死ね」など)を使うと自分に反動が跳ね返ってきてしまう諸刃の剣です。
棘は呪言が日常生活でしまわないように、普段の会話は「おにぎりの具」のみで会話しています。「しゃけ」が肯定、「おかか」が否定を意味しており、それ以外は公式には明かされていません。
語彙がおにぎりの具しかないために初対面の者は怖がったり戸惑ったりしますが、棘自身は極めて温厚で優しい性格なため、高専でも皆から親しまれています。
狗巻棘の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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パンダ
パンダは虎杖悠仁たちの一つ上の先輩で、乙骨憂太、禪院真希、狗巻棘の学年のまとめ役のような役回りです。
見た目はパンダですが動物ではなく、傀儡呪術学の第一人者にして学長の夜蛾正道(やがまさみち)が創り上げた最高傑作である「突然変異呪骸」です。
呪骸には通常意思や感情はありませんが、パンダには人間のように意思も感情も存在しており、完全に自分の考えで動くことができます。呪骸の特徴として、人間で言う心臓にあたる「核」が存在しており、パンダには3つの核が存在しています。
バランス型の「パンダ核」、パワー重視のお兄ちゃん「ゴリラ核」、照れ屋なお姉ちゃん核の3つで、核を切り替えることで体の形態も変化します。
パワー重視の「ゴリラ核」は呪力消費が激しいために多用はできませんが、それだけに破壊力は抜群です。中でも「激震掌(ドラミングビート)」は相手に強烈な打撃と振動を与えるため、ガードされても大ダメージを与える必殺技です。
パンダ正体などについてはこちらの記事で解説しています。
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秤(はかり)
秤(はかり)は呪術高専の東京校に通う三年生で、漫画2巻の第11話で五条悟の話の中で横顔だけ登場しました。
五条悟は「いずれ僕に並ぶ術師になる」と語っていることから、乙骨憂太と並んで非常に才能豊かな呪術師であることが分かります。
一方で漫画2巻の第10話で真希が「三年のボンクラが停学中なんだ」と語っており、一体何をやらかしたのかが気がかりなところです笑
秤の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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夜蛾 正道(やが まさみち)
夜蛾正道(やがまさみち)は呪術高専の東京校学長を務めており、高専に入学する際には学長として面接(+答えによっては呪骸による攻撃)を行います。
かつては五条悟や夏油傑、家入硝子の担任を務めていたこともあり、呪術高専には長く教員として勤務しています。
傀儡呪術学(かいらいじゅじゅつがく)の第一人者であり、パンダを創造したしたのも夜蛾正道です。普段は上記画像にようにキモかわいい呪骸を作り、核を埋め込むことで自立して動くようになります。
パンダのように意思や感情を持つ呪骸は最高傑作であるために量産はできませんが、人間以外の兵力を作り出す術式なので戦略的に意義の大きい能力です。
虎杖悠仁が入学する際には呪術高専に入る理由について何度も問いかけており、教育者としても人一倍熱のある人物です。
夜蛾正道の内通者疑惑などについてはこちらの記事にまとめています。
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五条 悟(ごじょう さとる)
五条悟(ごじょうさとる)は呪術高専の東京校の教員の一人で、一年生の担任を務めています。
その生い立ちは呪術界の御三家の一つ「五条家」の生まれであり、「現代最強の呪術師」と言われている人物です。
その強さは偽夏油や特級呪霊ですら最初から倒すことを諦めるほどで、「20本全ての指を取り戻した宿儺」を相手にした場合、本人は「ちょっとしんどい」と表現しているくらいのチートっぷりです。
その強さの秘密は、乙骨憂太と同様に日本三大怨霊の菅原道真の子孫という血筋を引いており、術式は五条家相伝の「無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)」です。
この術式は原子レベルまで干渉することができますが、扱いが極めて難しいために普通の人間には制御できません。しかし五条悟は「六眼(りくがん)」という特別な眼の持ち主で、これがあると相手の術式などを看破できる他、無下限呪術のような緻密な計算が必要な術式も制御できます。
強さに関しては「五条悟が来れば勝ち」と言えるほどにチート級で、「宿儺の指8~9本分の強さ」と言われた漏瑚ですら余裕でボコすほどです。
反面、性格についてはとらえどころがなく、いつもハイテンションでテキトーなことを口走ります。また重要なことであっても伝え忘れていたりと、およそ教員とは思えないところも散見されます笑
五条悟の術式や領域展開などはこれらの記事で解説しています。
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日下部 篤也(くさかべ あつや)
日下部篤也(くさかべあつや)は呪術高専の東京校の教員で、2年生の担任を務めています。
戦闘の際はいつも帯刀しており、シン・陰流を高いレベルで使いこなす一級呪術師です。渋谷事変で活躍する虎杖悠仁を見た冥冥が「術式なしでここまでやるのは日下部以来」と言っていたため、日下部も術式を持っていないことが分かります。
しかし階級は一級呪術師であることから、その剣技と身体能力のみで登りつめるだけの非常に高い能力があります。
一方で「絶対に死にたくない」という極めて一般人に近い感性を持っており、渋谷事変では1時間半もの間、呪力を感知しては離脱する、を繰り返して戦闘を回避していました。
渋谷事変中は頭の中で、
・絶対に渋谷駅B5Fには行きたくない。死にたくないから!
・パンダが一人でB5Fに向かうのも避けたい。一人になりたくないから!
こんな事を考えていました笑
しかし一般人の感性からすれば日下部が普通であり、伏黒恵のように命を捨てて「魔虚羅」を呼び出したり、死の淵にあっても笑顔で「共鳴り」をかます釘崎野薔薇などが異常なのです。
日下部篤也の強さやシン・陰流の詳細などについてはこちらの記事にまとめています。
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七海 建人(ななみ けんと)
七海建人(ななみけんと)は五条悟の一つ下の術師で、凄腕の一級呪術師です。
実は「呪術師はクソ」ということを悟って一度術師を辞めており、証券会社に勤めていました。しかし一般企業での仕事を経験し、「労働はクソ」ということを悟り、「同じクソなら適正のある方を」ということで高専所属の呪術師に出戻りました。
術式は「十劃呪法(とおかくじゅほう)」で、「攻撃する対象の線分を7:3に分ける点を弱点にする」というものです。派手さはないものの、格上でも確実にダメージを与えることができるのが強みです。
七海建人はいつも無表情で、性格は常に沈着冷静で規律を重んじており、服装も言葉遣いも完璧です。
テキトーな五条悟とは真逆の性格で、七海いわく「五条悟のことは信用・信頼はしているが尊敬はしていない」と語っています。
少なくとも五条悟は七海建人のことをとても信頼しています。虎杖悠仁が死亡から復活したことを隠す間、五条悟が任務の引率者として選んだのが七海建人でした。
七海建人は虎杖悠仁とも性格がだいぶ違うために最初の方は噛み合いませんでしたが、虎杖からつけられた「ナナミン」というあだ名を受け入れる(=諦めた?)ほどには信頼関係を築いています。
そんなナナミンは渋谷事変の真っ只中の第120話で、真人の手によって死亡しました。
ナナミンの術式や強さなどについてはこちらの記事にまとめています。
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猪野 琢真(いの たくま)
猪野琢真(いのたくま)は二級呪術師で、七海建人と任務を共にする機会が多いです。
扱う術式は降霊術「来訪瑞獣(らいほうずいじゅう)」で、顔を隠すことで自らを霊媒とし、古代中国神話に登場する下記の4種類の瑞獣を召喚できます。
獬豸(かいち)
霊亀(れいき)
麒麟(きりん)
竜 (りゅう)
二級呪術師ながら術式は非常に強力で、七海建人が「君の術式なら準一級くらいすぐなれます」と太鼓判を押すほどです。
猪野琢真は七海建人を尊敬しているため、一級呪術師への昇級についても七海建人からの推薦にこだわっています。そのために出世が遅れていますが、実力は準一級以上です。
猪野琢真の術式や強さなどについてはこちらの記事にまとめています。
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家入 硝子(いえいり しょうこ)
家入硝子(いえいりしょうこ)は呪術高専の東京校の医師を担当しています。
呪術師は呪霊や呪詛師との戦闘で負傷する事が多く、死亡する術師も少なくありません。硝子は負傷者の治療から遺体の処理まで担当しています。
特に治療に関しては反転術式により治癒を行うことができる極めて稀有な人材で、これは五条悟ですらできないことです。
硝子は五条悟や夏油傑とは同級生で、学生の頃に既に反転術式を使えていました。高専を卒業後は医師免許を(ズルして)2年で取得しており、一応正式に高専の産業医のようなポジションを務めています。
家入硝子の術式や能力などについてはこちらの記事にまとめています。
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伊地知 潔高(いじち きよたか)
伊地知潔高(いじちきよたか)は呪術高専・東京校の補助監督の一人です。補助監督は術師が任務先に向かう際のドライバーや、現地の外から帳(とばり)を降ろすなどの補助を行うのが仕事です。
伊地知は補助監督の中でも事務仕事が極めて優秀な人物で、普段は虎杖悠仁たちの任務の割り当てや補助、会議の司会から報告までこなしています。
ただ補助監督という立場上、上層部から圧力がかかることがあり、上層部と仲が悪い五条悟との間で板挟みになることもしばしばあります。
補助監督は戦闘に参加することは禁止されていますが、最前線に行くことも珍しくないために危険な目に遭うことも多いです。
渋谷事変の際には補助監督は連絡役に徹していましたが、伊地知は重面春太(しげもはるた)に後ろから刺されて重体となっています。その後、硝子の治療により一命はとりとめました。
伊地知潔高の術式や能力などはこちらの記事にまとめています。
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新田 明(にった あかり)
新田明(にったあかり)も伊地知と同様、呪術高専・東京校の補助監督の一人です。
虎杖悠仁たちを現場に送るまでのドライバーを務めたり、渋谷事変では伊地知と同様に連絡係を担っていました。また八十八橋の一件では、呪いの発生条件などについて非常に詳しい知識を持っていることも描かれています。
語尾が「~っス」という口調になるのが特徴で、普段は気さくで話しやすい雰囲気の女性です。
しかし八十八橋の一件で虎杖、伏黒、釘崎が上からの待機指示をシカトして呪霊を祓いに行った際には「どこ行ったガキ共ォ!」と叫びながら車を飛ばしていました笑
新田明の可愛いシーンや詳細情報はこちらの記事にまとめています。
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灰原 雄(はいばら ゆう)
灰原雄(はいばらゆう)は物語の約10年前のエピソードの中で登場したキャラで、既に他界しています。
七海建人の同期で、冷静沈着な七海とは対象的に熱血漢で愛想がいい好青年です。非術師の生まれですが妹は呪いを見ることができ、そんな妹の身を気遣って高専には近づかないように言いつけていました。
当時呪術高専・東京校の二年生だった灰原雄は、七海建人と共に二級呪霊討伐任務に向かいましたが、産土神信仰(うぶすながみしんこう)絡みの土地神が相手で、二級呪術師では手に余る一級案件でした。
七海建人は命からがら生還するも、灰原雄はこの任務で命を落としています。
灰原雄の術式や死因などについてはこちらの記事にまとめています。
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呪術廻戦のキャラクター(登場人物)の一覧:呪術高専の京都校
次に京都府立呪術専門高等学校(作中では「京都校」と略される)の関係者をご紹介します。
主人公の虎杖悠仁が東京校所属のため、京都校のメンバーは東京校メンバーより出番は少なめですが、物語の中で非常に重要な役割を持つキャラも多いです。
東堂 葵(とうどう あおい)
東堂葵(とうどうあおい)は呪術高専・京都校の三年生で、学生ながら一級呪術師の階級にいる猛者です。東堂の生まれは非術師の家系ですが、持ち前のとんでもない運動能力と戦闘能力により特級呪霊すら祓う実力があります。
東堂葵の術式は「不義遊戯(ぶぎうぎ)」で、一定以上の呪力を持った人やモノ、呪霊などの位置を変えることができます。術式自体は御三家の相伝のような派手さはありませんが、東堂葵の戦闘能力とセンスが合わさることで特級呪霊の花御すらも手玉に取っています。
東堂葵の性格は唯我独尊で自分の欲求に忠実な生き方をしています。初対面の相手には「どんな女がタイプだ?」と質問するのが常で、東堂葵が求める回答をしなければ見限る or 襲いかかります。
虎杖悠仁は東堂葵の好みである「尻と身長のデカい女の子」と答えたため、この瞬間から親友認定されています。この2人は何だかんだで相性が良く、花御戦や真人戦で絶妙なコンビネーションを見せました。
ちなみに東堂葵は長身アイドルの高田ちゃんの大ファンで、出演番組のチェックは勿論、個別握手会などにも毎回通っています。
東堂葵の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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加茂 憲紀(かも のりとし)
加茂憲紀(かものりとし)は呪術高専・京都校の三年生で、呪術界の御三家「加茂家」の次期当主となる人物で、学生でありながら準一級呪術師と非常に優秀な術師です。
加茂憲紀は6歳の頃に嫡男として加茂家に迎え入れられましたが、実は加茂家の側室の生まれです。しかし加茂家の正室が相伝の術式を継いだ子を産めなかったため、苦肉の策で相伝の術式を継いだ加茂憲紀を嫡男と偽って受け入れることにしました。
加茂憲紀の術式は加茂家相伝の「赤血操術(せっけつそうじゅつ)」で、自身の血を操るものです。血を付着させた矢を自由自在に操ったり、血を圧縮して音速の矢のように飛ばしたり、血圧や血中成分を変えてドーピングのような効果を発揮するなど、様々な形で応用が効きます。
遠距離戦、中距離戦、接近戦のどれにも対応できる万能な術式で、呪胎九相図の受肉体である「脹相(ちょうそう)」も赤血操術の使い手です。
加茂憲紀はいつも沈着冷静な優等生タイプですが、たまに突拍子もないことを言って相手が凍る天然さも見せます。
またアニメ第16話の「じゅじゅさんぽ」では、真依、桃、三輪が「東堂葵と加茂憲紀への届け物や用件」を全てメカ丸に丸投げしている描写があります。
その理由は真依と桃は「めんどくせえ」、三輪は「怖い」でした。少なくとも京都校女子からは敬遠されているようです笑
加茂憲紀の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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西宮 桃(にしみや もも)
西宮桃(にしみやもも)は呪術高専・京都校の三年生で、二級呪術師です。
扱う術式は「付喪操術(つくもそうじゅつ)」で、箒を操って空を自由自在に飛ぶことができる他、箒の遠隔操作や局地的な突風、真空の刃などを発生させることもできます。
空を飛べる能力は非常に貴重なため、普段の主な役割は偵察や索敵、戦況の把握が主です。しかし戦闘経験も豊富で、中距離での戦闘や地上の相手へのヒットアンドアウェイを得意とします。
見た目は小柄で可愛らしい少女のようで、普段はおどおどした姿を見せていますが、キレると言葉遣いも変わってだいぶ怖くなり、交流会では釘崎野薔薇にその顔を見せていました。
京都校の中では禪院真依のことを年下ながら尊敬しており、慕っている姿が描かれています。
西宮桃の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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禪院 真依(ぜんいん まい)
禪院真依(ぜんいんまい)は呪術高専・京都校の二年生で、階級は三級呪術師です。また禪院真希と同じく、呪術界の御三家「禪院家」の宗家の生まれです。
扱う術式は「構築術式」で、自分の呪力を元にゼロから新しく物質を構築します。一度構築した物質は術式を解いた後も消えることはありません。
禪院家の生まれながら術師としての才能は並で、双子の姉・真希と共に実家では雑用係として扱われていました。
小さい頃から物怖じしない真希の後ろをついていくのが常で、ずっと真希と一緒にいるものと思っていましたが、ある日真希が禪院家を出ていったことで真依は「自分を裏切った」と感じます。
それ以来、真依は真希を目の敵にするようになり、交流会でも一対一で勝負を挑んでいます。しかし勝負が決した後に真依が本音を打ち明けたことで多少仲は戻ったようです。
禪院真依の術式や初恋の相手などについてはこちらの記事で解説しています。
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三輪 霞(みわ かすみ)
三輪霞(みわかすみ)は呪術高専・京都校の二年生で、階級は三級呪術師です。
生得術式は持っていないために呪術を使うことはできませんが、非術師でも呪いと戦うことができる流派であるシン・陰流の使い手で、作中では「抜刀」や「簡易領域」を使っています。
キャラの濃いメンバーや癖のある人物ばかりの呪術廻戦において、三輪霞は作中トップクラスの人格者かつ優しい性格をしています。
三輪霞が呪術師になったきっかけは中学1年生の時にバイトしている中、シン陰流の最高師範にスカウトされたことでした。
それからは昇級を目指して日々頑張っており、その理由は「家が貧乏」「弟が2人いるので早く稼げるようになりたい」ということで、あまりに良い奴すぎて逆に真希から心配されています。
三輪霞の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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与 幸吉(むた こうきち)/究極メカ丸
与幸吉(むたこうきち)は呪術高専・京都校の二年生で、普段は「究極メカ丸」という傀儡を遠隔操作しています。
術式は「傀儡操術」で、究極メカ丸の他、様々なサイズの傀儡を操ることができるためにスパイや隠密活動も得意です。
ちなみに与幸吉は右腕の肘から先と両足の膝から下が生まれつき欠損しており、皮膚は月明かりですら刺すように痛むほど脆弱です。その代わりに日本全土に及ぶ術式範囲と、強大な呪力出力を持つ「天与呪縛」です。
与幸吉は偽夏油側のスパイとして暗躍しており、体を元に治してもらう代わりに偽夏油に高専側の情報を流していました。
しかし結局偽夏油側とは仲間割れし、漫画10巻の第80話では「究極メカ丸 絶対形態」で真人と戦闘しています。
真人との戦闘には敗北して与幸吉は死亡してしまいますが、渋谷事変では「ミニメカ丸」という形で虎杖悠仁たちに情報を共有し、非常に大きな助けとなりました。
メカ丸(与幸吉)の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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新田 新(にった あらた)
新田新(にったあらた)は呪術高専・京都校の一年生です。交流会は二、三年生がメインであるために新田新は参加しておらず、渋谷事変が初登場となりました。
新田新の術式は治療系、サポート系です。
・「今まで受けた傷」はこれ以上悪化しない
・これにより出血も痛みも止まるが、治ったわけではない
・術式発動後に新しく受けた傷については効果はない
戦闘型の術式ではありませんが、新田新の術式は戦場、特に長期戦においては非常に重宝します。
例え心肺停止している者であっても新田新の術式を施すことで悪化が止まるため、家入硝子の治療などにより蘇生する可能性が残ります。
よって家入硝子と協力することで相当数の死者や重傷者を助けることができます。
新田新の術式や能力などについてはこちらの記事にまとめています。
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楽巌寺 嘉伸(がくがんじ よしのぶ)
楽巌寺嘉伸(がくがんじよしのぶ)は呪術高専・京都校の学長を務めており、また呪術界の重鎮としてかなり強い権力を持っている人物です。
虎杖悠仁が宿儺の指を食った際には即刻「秘匿死刑」が決定されましたが、楽巌寺嘉伸も保守派の筆頭であるために虎杖悠仁の死刑推進派です。
対して「乙骨憂太の秘匿死刑を保留」にしたり「虎杖悠仁の秘匿死刑を猶予」するなど、改革派筆頭として動く五条悟とは極めて関係が悪いです。
楽巌寺嘉伸の術式はエレキギターで奏でた旋律を増幅し、呪力の衝撃波のような形で撃ち出すものです。
楽巌寺嘉伸自身がアンプの役割を果たしており、ギターを奏でるたびに複数の衝撃波が相手を襲う中距離型の戦闘スタイルです。
呪術界の保守派というお堅いイメージと、普段は杖をついて歩く御老体からは想像もつかないロックな術式です笑
楽巌寺嘉伸の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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庵 歌姫(いおり うたひめ)
庵歌姫(いおりうたひめ)は呪術高専・京都校の教員を務めており、交流会では京都校メンバーの引率として同行していました。
庵歌姫の階級は準一級呪術師で、術式の詳細はまだ不明です。ほとんどの呪術師は二級か準一級で頭打ちになると言われているため、教員であってもこの階級は不自然ではありません。
普段は温厚で生徒の面倒見もいい先生ですが、五条悟と話す時だけは言葉遣いが極端に汚くなり、作中のプロフィールでも「五条のことは割とマジで嫌い」と紹介されています。
それもそのはずで、歌姫の方が悟より先輩にも関わらず、悟は一切敬語を使っていない上に、学生の頃から煽ったりいじったりしていました。なので悟の失礼な発言を聞くと歌姫がお茶をぶっかけたりするのは日常茶飯事です。
庵歌姫の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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呪術廻戦のキャラクター(登場人物)の一覧:高専関係者以外
呪術廻戦においては呪術高専の関係者以外にも、高専に所属していない呪術師も数多く存在しています。
ただしそのような呪術師たちもほとんどは呪術高専を卒業しており、フリーの呪術師となった後も高専とは関わりが深いです。
ここでは高専に所属していない術師についてご紹介します。
冥冥(めいめい)
冥冥(めいめい)は恐らく一級呪術師の中でもトップクラスに位置する超凄腕の術師です。
扱う術式は「黒鳥操術(こくちょうそうじゅつ)」で、カラスを操ります。同時に複数操ったり、カラスの視点を共有して遠く離れたところを見ることもでき、さらにその光景をスクリーンに投影することもできます。
戦闘向きの術式ではないため、冥冥は術式なしでも戦えるようにひたすらに鍛えた過去があるため、数十キロはありそうなバカでかい大斧を片手で振り回せる膂力があります。
さらに黒鳥操術をも極めた冥冥には「神風(バードストライク)」という必殺技があり、特級呪霊すら一撃で葬るほどの威力があります。ちなみに「神風」を防ぐことができたのは五条悟以外に存在しません。
普段の冥冥の行動原理は極めて分かりやすく一貫しており、徹底した拝金主義です。呪術界でも保守派や改革派などの派閥がありますが、冥冥はどちらの味方でもなく「金の味方」です。
冥冥の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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憂憂(ういうい)
憂憂(ういうい)は冥冥の歳の離れた弟です。
幼いながら冥冥の巨大な大斧を運搬するほどの膂力があり、敵の領域対策としてシン陰流「簡易領域」を扱うことができます。
冥冥を敬愛&崇拝しており、冥冥の言動の一つ一つに賛辞や拍手喝采を贈ります。さらに周りの人間にも同じ行動を強制しており、敵であっても例外ではありません。
戦闘面では斧の運搬や領域対策、普段は冥冥のガヤとして活躍しています。
禪院 直毘人(ぜんいん なおびと)
禪院直毘人(ぜんいんなおびと)は呪術界の御三家「禪院家」の26代目当主で、真希と真依の叔父です。階級は特別一級呪術師で、一級呪術師の中でもトップクラスの強さです。
真希が禪院家を出ていく際に禪院直毘人は「相応の試練を与える」と言っており、真希が四級呪術師からの昇級を妨害していると思われます。
扱う術式は「投射呪法(とうしゃじゅほう)」で、「1秒を24分割して自らの視界を画角とし、あらかじめ画角内で作った動きをトレースする」というトリッキーなものです。
「あらかじめ画角内で作った動きしかできない」というデメリットがある一方、禪院直毘人はこの術式を使いこなすことで「最速の術師」と呼ばれています。
普段は常にひょうたんを片手に飲んだくれており、渋谷事変においても雑魚呪霊の相手は七海建人や禪院真希にまかせてひたすら酒を飲んでいました。
しかし陀艮と遭遇した際には「投射呪法」により七海建人ですら目で追えない動きを見せました。強敵と会遇したときだけ本気を出すスタイルのようです。
禪院直毘人の術式や強さなどについてはこちらの記事にまとめています。
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禪院 直哉(ぜんいん なおや)
禪院直哉(ぜんいんなおや)は禪院直毘人の死後、27代目禪院家当主となるはずだった人物です。しかし禪院直毘人の遺言書により、伏黒恵が当主になったことで恵を殺すことを決意します。
関西弁、軽薄そうな喋り方が特徴で、初登場時から女好きな雰囲気を出しています。禪院家の中では特に真依のことがお気に入りのようです。
禪院直哉の術式や強さなどについてはこちらの記事にまとめています。
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禪院 扇(ぜんいん おうぎ)
禪院 扇(ぜんいん おうぎ)は真希や真依の父親にあたる人物です。階級は特別一級呪術師で、その実力も相当なものであることが伺えます。
禪院直哉とは対照的で、真面目で堅物そうな雰囲気の初老の男で、直哉に対して高速の抜刀術を見せていることからも刀や呪具の扱いに長けていると思われます。
禪院扇の術式などはこちらの記事にまとめています。
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禪院 甚壱(ぜんいん じんいち)
禪院 甚壱(ぜんいん じんいち)は額に巨大な十文字の傷跡があるのが特徴で、階級は特別一級術師です。
直哉が甚壱の顔を見て「甚爾君と逆やったらよかったのにな」と言ったことや、伏黒甚爾(禪院甚爾)の名前との関係(「甚壱」と「甚爾」)からも、恐らく甚壱は甚爾の兄だと思われます。
禪院甚壱の術式や強さなどはこちらの記事にまとめています。
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禪院 長寿郎(ぜんいんちょうじゅろう)
禪院長寿郎(ぜんいんちょうじゅろう)は第150話で初登場したキャラクターです。
禪院長寿郎の術式は地面から巨大な手を生成して相手を押しつぶしたり拘束することができます。しかし覚醒した禪院真希には全く通用せず、登場して早々に喉を潰されて死亡しました。
禪院 蘭太(ぜんいん らんた)
禪院蘭太(ぜんいんらんた)は第150話で初登場したキャラクターです。
かなり若めの見た目で、「巨大な目」を生成して睨んだ相手の動きを封じる術式を使います。ただし覚醒した禪院真希には全く通用しませんでした。
ちなみに作中の描写や術式の特性が似ていることから、禪院長寿郎、禪院甚壱、禪院蘭太は兄弟なのかもしれません。
九十九 由基(つくも ゆき)
九十九由基(つくもゆき)は日本に4人しかいない特級呪術師の一人です。
術式の全容は不明ですが、九十九由基の側には常に巨大ムカデのような蟲が飛んでおり、これが由基の術式に関係していると思われます。
初対面の相手には必ず「どんな女がタイプかな?」と尋ねるのがお約束の口上です。実は東堂葵は九十九由基の弟子であるため、東堂葵のお約束の口上も九十九由基に影響されたものです。
九十九由基は高専の方針である「対症療法(=呪霊を狩る)」ことに興味がなく、「原因療法(=呪霊のいない世界を作る)」を探っています。
このことでかつて夏油傑と話しており、図らずも夏油傑が闇堕ちするきっかけとなってしまいました。
九十九由基の術式や領域展開などについてはこちらの記事で解説しています。
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呪術廻戦のキャラクター(登場人物)の一覧:天元の関係者
この章では天元(てんげん)の関係者についてご紹介します。
物語において未だに謎が多い天元については、五条悟と夏油傑の過去エピソードの中でその関係者が多く登場しています。
天元(てんげん)
天元(てんげん)は日本の呪術界の要であり、その存在のみが語られています。作中では「天元様」と呼ばれていることから人間扱いではありますが、人の領域を超えた存在のようにも説明されています。
天元は「不死の術式」を使うために死ぬことはありませんが、不老の存在ではありません。肉体は時間と共に変化してしまい、500年に一度「星漿体(せいしょうたい)」と呼ばれる適合体と同化することで肉体変化をリセットできます。
もし同化しないまま500年の時が過ぎてしまうと意思のない「高次の存在」に昇華してしまい、最悪の場合は人類の敵になる可能性もあります。
天元の大きな特徴として、日本の呪術師の能力や高専の結界、術師が使う帳の強度を底上げしています。このことから日本の呪術界の要と言える存在となっています。
また天元は呪術高専の東京校の最下層にある「薨星宮(こうせいぐう)」という場所にいます。薨星宮の中心には巨大な大樹があり、天元はその根本にいる言われています。ここには特別な結界が張られているため、天元に招かれた者しか入ることはできません。
天元と宿儺の関係についてはこちらの記事にまとめています。
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忌庫番(きこばん)
忌庫番(きこばん)とは天元の側近で、忌庫の扉から蔵までの間を見張る番人の役割を担っています。ただし特別に戦闘能力が高いわけではなく、交流会の混乱に乗じた真人に呪殺されていました。
忌庫には危険度の高い呪物などを保管している蔵があり、「宿儺の指」や「呪胎九相図」もかつてはここに保管されていました。
高専にある寺社仏閣のほとんどはハリボテであり、さらに天元の結界術により日々その配置を変えています。つまり「守る」というよりは「隠す」ことを重視している結界です。
故に番人が張り付いていると逆に忌庫の位置がバレることになるため、どうしても守りは手薄になってしまいます。
真人が忌庫に容易に侵入できたのは、偽夏油が予め細工を施した宿儺の指を高専に回収させたことで簡単に探知できたからでした。こういう策を弄されると天元の結界は脆いです。
天内 理子(あまない りこ)
天内理子(あまないりこ)は物語の約10年前、天元に適合した「星漿体(せいしょうたい)」として登場した少女です。
この時が天元の肉体が前回の同化からちょうど500年経つタイミングで、天内理子が天元と同化することが決まっていました。
しかし天元が「星漿体」と同化することを良しとしない組織や、その組織から妨害を依頼されている呪詛師などが数多くいたため、当時の五条悟と夏油傑に天内理子の護衛任務が言い渡されました。
天内理子は当初、意図的に尊大な喋り方をして気丈に振る舞っていましたが、本音では天元と同化したくはなく、「友達や黒井ともっと一緒にいたい」と思っていました。
五条悟と夏油傑はそんな天内理子に振り回されつつ、呪詛師集団などから数日の間付きっきりで護衛します。
学生の時点で既にメチャクチャ強かった五条悟と夏油傑にとってはその辺の呪詛師などは相手になりませんでしたが、唯一「伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)」には不意を突かれたこともあって敗北します。
そして天内理子は天元との同化の前に、伏黒甚爾によって射殺されました。
天内理子の可愛いシーンなどについてはこちらの記事にまとめています。
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黒井 美里(くろい みさと)
黒井美里(くろいみさと)は天内理子のお世話係を務めていた女性です。黒井家は代々星漿体に仕えることになっており、黒井美里は天内理子の身辺のお世話から護衛までしています。
黒井美里自身は星漿体に仕えるという務めが嫌で短大に進学し、そのまま一般企業に就職するつもりでしたが、天内理子の人柄に惹かれて戻ってきました。
作中ではモップを武器にして呪詛師と戦闘しているシーンもあり、実は戦闘能力が高いことが分かります。
また天内理子の立場上、おいそれと外で遊ぶのも危険なので家で遊ぶことが多く、マリオカートがメチャクチャ上手いそうです。
黒井美里の術式や生死の真相などについてはこちらの記事にまとめています。
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呪術廻戦のキャラクター(登場人物)の一覧:夏油傑の関係者
夏油傑(げとうすぐる)は本編においては故人ですが、呪術廻戦0巻で敵側のキャラとして登場しました。
また夏油傑には志を同じくする一派が存在しており、そのメンバーは本編にも登場しています。この章では夏油傑とその一派のキャラたちをご紹介します。
夏油 傑(げとう すぐる)
夏油傑(げとうすぐる)は呪術高専の東京校に在籍していた元特級呪術師で、高専在籍中にとある村の住民112名を殺害したことで特級呪詛師となりました。
学生時代に九十九由基との会話をきっかけに「呪術師だけの世界を作る」という思想を持ち始め、その後は後輩の灰原雄の殉職や、とある村で菜々子と美々子が非術師の村人に迫害されているのを見たことで溜まっていたものが吹き出し、呪詛師として呪術界から処刑対象に指定されます。
夏油傑が扱う術式は「呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)」で、降伏した呪霊を自らの体内に取り込むことで自由に操ることができます。術者が強ければ特級呪霊すらも手駒にできる非常に強力な術式です。
呪術廻戦0巻の時点で、夏油傑は長年取り込み続けた呪霊の数は4461体に達していました。更に呪霊操術の極ノ番「うずまき」により、取り込んだ呪霊を1つにまとめて相手にぶつけたり、準一級以上の呪霊の術式を抽出することもできます。
夏油傑は五条悟や家入硝子と同期で、特に五条悟と夏油傑のコンビは正に最強コンビでした。たまに意見がぶつかり合うシーンも見られますが、五条悟は呪詛師に堕ちた後の夏油傑のことも「親友」と呼んでいたことから2人の仲が伺えます。
呪術廻戦0巻で「祈本里香」擁する乙骨憂太に敗れ、撤退する途中で五条悟によって処刑されています。
夏油傑の術式や過去などについてはこちらの記事で解説しています。
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枷場 菜々子(はさば ななこ)
枷場菜々子(はさば ななこ)は夏油傑が学生時代に任務で赴いた村で迫害されていた双子の一人です。美々子との違いは髪色が明るいことと言葉遣いが乱暴なところです。
菜々子は美々子と共に、呪術師であることを理由に村人から気味悪がられ、無実の罪を着せられ、終いには檻に閉じ込めて監禁されていました。
そこに現れた夏油傑が村人を皆殺しにし、菜々子と美々子を助けて以来、2人は夏油傑を父親以上の存在として崇拝し、百鬼夜行事件でも戦闘要員として参加しています。
菜々子の術式はスマホのカメラを用いるもので、詳細は不明です。本編では漫画13巻の第112話で宿儺の手によって死亡しました。
菜々子の術式などについてはこちらの記事にまとめています。
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枷場 美々子(はさば みみこ)
枷場美々子(はさば みみこ)は菜々子と同様、夏油傑が学生時代に任務で赴いた村で迫害されていた双子の一人です。菜々子と比べておとなしい性格で、黒髪と妙な人形が特徴です。
美々子は菜々子と同様、呪術師であることを理由に故郷の村で迫害されていました。夏油傑に救出されてからは崇拝しており、百鬼夜行事件にも戦闘要員として参加しています。
美々子の術式の詳細は不明で、いつも持ち歩いている妙な人形の首に付いている縄を用いるものと思われます。
百鬼夜行事件では高専の補助監督が何人も縄で首を括られて絶命しており、これは美々子の術式によるものです。
美々子も菜々子と同様に宿儺の手によって死亡しています。
美々子の術式などについてはこちらの記事にまとめています。
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ラルゥ
ラルゥは夏油傑を崇拝するメンバーの一人です。メンバーの中で最も特徴的な外見をしており、長身マッチョのガタイにハート型のニップレス、カチューシャでオールバックにし、上半身は常に裸です。
話し方はおネエ系ですがれっきとした男で、夏油傑に加担していた理由を「夏油傑を王にしたかった」と語っています。
また夏油傑の死後は偽夏油側にもつかず高専側にもつかず、中立の立場をとっています。
術式の詳細は不明ですが、大声を出すことで周囲のコンクリの床に亀裂を入れており、音波系や波動系のものと思われます。
ラルゥと九十九由基の関係などについてはこちらの記事にまとめています。
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ミゲル
ミゲルは外国人の呪術師で、夏油傑の百鬼夜行事件の最前線にいた人物です。夏油傑側についていた理由はラルゥと同様、「夏油傑を王にするため」でした。
ミゲルの母国も呪術が発展しているようで、百鬼夜行事件では母国の術師が数十年かけて編んだ特殊な呪具・黒縄(こくじょう)を使用して五条悟の足止めをしています。
黒縄があったとは言え、五条悟を数十分に渡って新宿に足止めしていたことからも相当な実力を持った術師です。
本編では乙骨憂太と共に海外に行っていたことから、夏油傑一派から抜けて呪術師側の人間になったようです。
ミゲルの術式などについてはこちらの記事にまとめています。
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祢木利久(ねぎとしひさ)
夏油一派の幹部を務めたいたバンダナ男は、公式ファンブックで名前が祢木利久(ねぎとしひさ)であることが分かりました。
偽夏油の目的が不明ながら、結果的に夏油傑が望んでいたように「非術師が淘汰される世界」を期待して偽夏油側についています。
本編では渋谷事変中に日下部篤也とパンダの前に現れ、交戦開始直後に宿儺と漏瑚の戦闘の余波に巻き込まれて生死不明となります。
菅田真奈美(すだまなみ)
夏油の秘書を務めていた女は公式ファンブックで名前が菅田真奈美(すだまなみ)であることが分かりました。年齢は不明ですが、夏油傑よりは年上だったようです。
呪術廻戦0巻では夏油傑の秘書を務めており、夏油傑が「一眼どこだっけ」と言った瞬間に一眼レフを用意したり、個人個人の寄付金の総額も即座に出すなど優秀な秘書だったようです。
バンダナ男と同様、夏油傑の死後は偽夏油側についており、渋谷事変で宿儺と漏瑚の戦闘の余波に巻き込まれて生死不明となります。
呪術廻戦のキャラクター(登場人物)の一覧:偽夏油(羂策)の関係者
夏油傑は呪術廻戦0巻の百鬼夜行事件の後、五条悟の手により処刑されました。しかし本編ではどう見ても外見が夏油傑の人物が序盤から登場しており、「偽夏油」と呼ばれています。
ちなみに偽夏油の本名は「羂策(けんじゃく)」であることが第145話で明かされました。
夏油傑は呪詛師と組んでいましたが、偽夏油は呪詛師のみならず特級呪霊とも手を組んで暗躍しています。ここでは偽夏油とその一味の呪詛師をご紹介します。
偽夏油 / 羂策(けんじゃく)
偽夏油こと羂策(けんじゃく)は夏油傑が死亡した後、その脳をすげ替えることで身体を乗っ取っている者です。
頭に縫い目があることからも、頭蓋骨を開けて脳を入れ替えることでその身体を掌握する能力を持っており、過去には「史上最悪の呪術師」として有名な加茂憲倫(かものりとし)の身体も乗っ取っていました。
夏油傑の「呪霊操術」も扱うことができ、更に夏油傑の記憶もそのまま受け継いでいます。
本編では呪詛師や特級呪霊たちと手を組み、五条悟の封印という計画のために長い時間をかけて準備と計画を進めています。
そして渋谷事変で五条の封印に成功し、その後の口ぶりからも更に何か壮大なことを企んでいるようです。
「羂策」の名前の意味などはこちらの記事で解説しています。
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裏梅(うらうめ)
裏梅(うらうめ)は偽夏油に強力する呪詛師です。
組屋鞣造(くみやじゅうぞう)の尋問により裏梅の容姿の証言を取った際は五条悟を含めて高専関係者は誰も裏梅のことを知らず、謎の多い人物となっています。
また宿儺と面識があるため、宿儺が生きていた1000年前の時代の者か、あるいはその意思を受け継いでいる者と思われます。
扱う術式は「氷凝呪法(ひこりじゅほう)」で、氷を自在に操ります。裏梅自体が極めてレベルの高い術者であるため、虎杖悠仁や脹相すらも瞬時に凍結させる呪術を放っていました。
更に裏梅は反転術式を扱うことができるため、自身の怪我の治療もできます。
裏梅の正体などについてはこちらの記事で解説しています。
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組屋 鞣造(くみや じゅうぞう)
組屋鞣造(くみやじゅうぞう)は偽夏油に与する呪詛師で、目の周りをプロレスのマスクのように塗りつぶしている上に上半身裸の上に直接エプロンを着ている変質者のような容姿です。
片手用の斧が武器で、戦闘では近接攻撃型です。
術式は明らかになっていませんが、重面春太に特殊な武器を作ったり、五条悟を思い浮かべながら「ハンガーラックを作ろう」などと口走っていることから、人体から道具を作る能力があるようです。
偽夏油からは「最期まで作戦行動がとれる人間じゃない」「コイツは捨て置いていい」と言われるほどの捨て駒扱いをされており、交流会では五条悟に手足を潰されて拘束されました。
組屋鞣造の工房(アトリエ)についてはこちらの記事で解説しています。
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重面 春太(しげも はるた)
重面春太(しげもはるた)は上半身裸の上にダボダボの服を来ている男で、髪型はサイドテールにしています。
普段は組屋鞣造に作ってもらった剣で戦います。この剣は持ち手が人の手になっており、この手からも握ってもらうことで握力の弱さを補っています。更にこの剣はある程度遠隔操作まで可能という便利な代物です。
扱う術式は「奇跡を貯める&放出する」もので、日常の小さな奇跡を忘れることで日々「奇跡」が貯まっていきます。そして重面春太が窮地に陥った際にその奇跡を放出することで危機を回避します。
貯めた奇跡は目元に6つある「▽」の模様で状態をしることができ、「▼」なら奇跡が貯まっている状態、「▽」なら奇跡が空っぽの状態です。6つとも全て「▽」の場合は奇跡が空なので、危機を回避することはできません。
粟坂 二良(あわさか じろう)
粟坂二良(あわさか じろう)は渋谷事変で偽夏油に協力していた呪詛師です。
身長は低いですが体つきはゴツく、年齢61歳ながら高い身体能力と戦闘能力を有しています。戦闘では刃物を扱いますが、素手でも十分強いです。
扱う術式は「あべこべ」で、自分が受ける力の強弱を入れ替えます。つまり粟坂に強い攻撃を加えると弱いダメージしか入らず、弱い攻撃を加えると大ダメージが入ります。
粟坂は若い頃から呪詛師として悪事を働いており、裏稼業や趣味で好き勝手に一般人を殺していました。
しかしある日、五条悟が生まれたことで呪術界のパワーバランスが瓦解し、晩年にして好き放題に動けなくなります。そのため、五条悟の封印を何よりも喜んでいました。
オガミ婆(オガミばあ)
オガミ婆(オガミばあ)も粟坂と同様、渋谷事変で偽夏油に協力していた呪詛師です。昔から粟坂とも裏稼業仲間で、渋谷事変でも共に嘱託式の帳の護衛にあたっています。
扱う術式は「降霊術(こうれいじゅつ)」で、「自分または他人に死んだ人間を降ろす」というものです。渋谷事変では孫に降霊術を使い、「禪院甚爾(伏黒甚爾)」を降ろしました。
ちなみにこの孫は血が繋がっておらず、若い頃に攫って血縁を偽って育ててきました。同様に血縁関係の無い孫が他にも複数おり、降霊術で魂を降ろすための器に使っています。
オガミ婆の最大の失敗は安易に禪院甚爾を降ろしてしまったことで、孫の魂が甚爾の肉体に負けたことで主導権を奪われ、オガミ婆はその場で甚爾に殺害されました。
ちなみにオガミ婆の巫女装束には「ジョニーズ城山智一」という文字が書かれており、87歳という高齢ながらアイドル好きであることが分かります。
オガミ婆の孫
オガミ婆の孫は前述のとおり血縁関係にはなく、幼い頃にオガミ婆に攫われて以降、血縁を偽って育てられてきました。
渋谷事変では降霊術を降ろす器として使われます。その身に「禪院甚爾」を降ろされ、圧倒的な身体能力で猪野琢真を半殺しにしました。
しかし途中で魂が甚爾の肉体に負け、身体を完全に甚爾に乗っ取られました。
呪術廻戦のキャラクター(登場人物)の一覧:死滅回遊の泳者
ここでは羂索が始めた「死滅回遊」の泳者などについてご紹介します。
死滅回遊のプレイヤーは「泳者」と呼ばれ、結界(コロニー)の中で殺し合いをすることになっています。
来栖華(くるすはな)
来栖華(くるすはな)は呪術廻戦の第145話で天元の口から初めてその名前が明かされました。
1000年前から生きる術師であり、「あらゆる術式を消滅させる」という術式を扱います。
この術式は獄門疆の封印すらも解除する可能性を秘めており、虎杖悠仁たちにとって極めて重要な人物です。
来栖華の詳細についてこちらの記事にまとめています。
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高羽 史彦(たかば ふみひこ)
高羽史彦(たかばふみひこ)は第146話で初登場したキャラクターで、死滅回遊の泳者(プレイヤー)の一人です。
普段は売れない芸人をやっており、舞台で滑り倒している一方、七海建人と同じく「十劃呪法(とおかくじゅほう)」の使い手を思わせる術師としての描写もあります。
鹿紫雲一(かしもはじめ)
鹿紫雲一(かしもはじめ)は死滅回遊の泳者(プレイヤー)の一人で、誰よりも早く200点を稼いだ術師です。
その正体は400年前の術師であり、羂索などのように大昔から存在しています。
作中では宿儺を探している口ぶりもあり、羂索や宿儺との関係や因縁がありそうですね。
日車寛見(ひぐるまひろみ)
日車寛見(ひぐるまひろみ)は死滅回遊の泳者(プレイヤー)の一人です。
元々は国選弁護人で、割りに合わない案件ばかりを抱えては苦労してきた弁護士でした。
その理由は日車寛見が「自分がおかしいと感じたことを放っておけない」という性分によるもので、それ故に過去に起きた結論ありきの茶番のような裁判でブチ切れて術式を発動しました。
死滅回遊に関しては「国が定める法律なんかより余程公正かつ厳格に罪が下される」ということで、このシステムに可能性を感じています。
レジィ
レジィは死滅回遊の泳者(プレイヤー)の一人で、体中に請求を貼り付けている独特の格好をしています。
死滅回遊では「麗美(れみ)」という餌役を徘徊させ、自分の元に他の泳者を連れて来させては始末していました。
呪術廻戦のキャラクター(登場人物)の一覧:呪霊
「呪霊」とは、人間から漏れ出した呪力が積み重なることで形作られたモノです。
多くの場合は人々が恐れたり憎んだりする「負の感情」が吹き溜まることで生まれます。その対象は「疫病」「天災」「昆虫」など様々で、中には「人同士の憎しみ」から生まれるモノもあります。
呪霊は基本的に呪力がある人間しか見えませんが、呪力の無い一般人でも死の間際など、限定的に見える場合もあります。
真人(まひと)
真人(まひと)は容姿が人間そっくりですが、偽夏油と手を組んでいる特級呪霊の一体です。
その正体は「人が人を憎む感情」から生まれた呪霊で、比較的生まれて間もない呪霊です。それ故に成長する伸びしろを多く持っており、戦いの中で学んで強くなっていく様子が描かれています。
またその言動には子供のような無邪気さと残酷さ、軽薄さが目立ち、人間を指サイズに小型化したり、逆に巨大に改造して実験するなど、だいぶゲスな所業を楽しんで行っています。
扱う術式は「無為転変(むいてんぺん)」で、自身や触れた者の魂の形を操作するものです。これは人間を異形の化物に改変したり、バラバラに粉砕することも可能という、凶悪な即死技です。
さらに真人への攻撃に関して、通常の攻撃ではノーダメージです。真人にダメージを与えるためには「魂の輪郭を知覚」した上で攻撃する必要があります。
虎杖悠仁は宿儺を内面に秘めていることで無意識のうちに「魂の輪郭を知覚」しており、真人にダメージを与えることができる極めて稀有な人物です。
真人の「無為転変」は即死技ですが、唯一の難点は「相手に触れる必要がある」ことです。しかしこの弱点は領域展開「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」により解消されます。
領域内では全ての術式が必中となるため、自閉円頓裹の中では「必中の即死技」というチート仕様な空間となるため、相手をこの領域に引き入れた時点で勝ちが確定します。
真人の術式や領域展開などについてはこちらの記事で解説しています。
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漏瑚(じょうご)
漏瑚(じょうご)は偽夏油に与する特級呪霊のうちの一体です。
外見は単眼、身長が低くいつも猫背のような姿勢で、頭には活火山を思わせるモノがついています。漏瑚が興奮したり怒ったりすると、この火山も連動して噴火します。
漏瑚の正体は「人が大地を恐れる感情」から生まれた呪霊です。漏瑚の思想としては「呪いこそが本物の人間」「人間の立ち位置に呪いが立つべき」というものです。
しかし自分が世界を支配するといった欲求はなく、例え自分が滅んだとしても、将来的に呪霊が人の上に立つ世界が来れば良いと考えています。
方向性は置いておいて、後進の礎となることを良しとする姿勢は立派です。
扱う術式は火炎を操るものです。ちなみに偽夏油いわく「宿儺の指8~9本分の強さ」と言われているため、特級呪霊の中でも相当な強さを持っています。
一級呪術師では手に負えないレベルのスピードと火力を有しており、さらに領域展開「蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)」に引き込まれると、領域内の高温により並の術師では焼け死んでしまいます。
また漏瑚の最大火力の技と言えるのが極ノ番「隕」で、燃え盛る隕石を生み出し、相手を押し潰しつつ焼き払う大技です。渋谷事変で宿儺相手に使った際は、余波で周囲のビルが消し飛んでいます。
漏瑚の術式や領域展開などについてはこちらの記事で解説しています。
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花御(はなみ)
花御(はなみ)は偽夏油に与する特級呪霊のうちの一体です。
外見は2メートルを超えていると思われる巨大な体躯に、眼から樹が生えており、左肩には巨大な花の蕾のようなものが付いています。
花御の正体は「人が森を恐れる感情」から生まれた呪霊です。漏瑚と比べると穏やかな性格で、作者の芥見下々氏も「呪霊の中で一番優しい」と語っています。
ちなみに花御は人間の言語を話すことはできず、意味不明な音声を発します。しかし花御の音声は相手の脳に直接届くため、相手は花御の話を理解できます(この感覚は漏瑚も伏黒恵も「気色悪い」と表現しています)。
花御の術式は植物を操作したり生み出すもので、巨大な木の根で相手を押し潰したり、複数の毬(まり)を宙に浮かせてファンネルのように相手を攻撃したり、「呪種(じゅしゅ)」を相手に飛ばして呪力を吸う花を植え付けるなど、多彩な呪術を扱います。
また花御は漏瑚と比較すると攻撃力で劣りますが、その分耐久力が半端じゃないために倒すためには相当な攻撃力で以て根気強く叩き続ける必要があります。
ただし唯一、眼から生えている樹は脆く、ここが弱点です。
花御の術式や領域展開などについてはこちらの記事で解説しています。
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陀艮(だごん)
陀艮(だごん)は偽夏油に与する特級呪霊のうちの一体です。
普段はほぼ喋らず、見た目の可愛さから読者からはマスコット的な存在で認識されていました。しかしその姿はまだ幼生体で、脱皮すると花御以上にゴツい体躯になります。
陀艮の正体は「人が海を恐れる感情」から生まれた呪霊です。花御と同じく普段は穏やかな性格ですが、花御を殺した人間に対しては強い殺意と激情を露わにしています。
扱う術式は水や水生生物を操るもので、その場で局地的な洪水を起こせるほどの水を発生させたり、水の衣で相手の攻撃を弾くこともできます。
そして陀艮が真価を発揮するのは領域展開「蕩蘊平線(たううんへいせん)」の中で、この領域内では巨大魚の式神「死累累湧軍」を無限発生させて相手に噛みつかせます。
領域内では必中である上に、再現なく巨大魚が出現して攻撃してくるため、こちらも領域を展開するぐらいしか対処法がありません。
陀艮の術式や強さなどについてはこちらの記事にまとめています。
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疱瘡神/疱瘡婆(ほうそうがみ/ほうそうばばあ)
疱瘡神(ほうそうがみ)は「特級特定疾病呪霊」で、偽夏油が呪霊操術により保有していた特級呪霊です。
その正体は「人が天然痘を恐れる感情」から生まれた呪霊です。ちなみに疱瘡神(ほうそうがみ)という名前は実は偽夏油の嘘(ブラフ)で、本当は疱瘡婆(ほうそうばばあ)という名前です。
出現と同時に墓地を連想させる領域を展開し、相手を棺桶に閉じ込めます。そして巨大な墓石を棺桶に落として埋葬し、そこから3カウントを始めます。
3カウント以内に棺桶から脱出できなかった場合は致死性の病に罹り、死亡します。
初見殺しの要素が強い能力なので、領域対策、相手の術式が発動するまでに距離を詰めるスピード、短期で決着できる攻撃力がないと祓うのは難しい呪霊です。
祈本 里香(おりもと りか)
祈本里香(おりもとりか)は「特級過呪怨霊」に分類され、夏油傑が「呪いの女王」と呼ぶほどに常識外れの強さを持つ呪いです。
その力は「変幻自在にして底なしの呪力」です。乙骨憂太は祈本里香の力を借りて、狗巻棘の「呪言」を模倣していました。
生前は乙骨憂太が11歳の時の同級生で、祈本里香はその歳にして乙骨憂太に婚約指輪をプレゼントし、将来結婚を約束するほどの仲でした。
しかしその直後、祈本里香は交通事故により死亡します。死後は乙骨憂太に憑くようになり、乙骨憂太に危害を加える者やいじめる者を容赦なくシメる怨霊となりました。
祈本里香のような常識外の強さの呪いが発生した原因はずっと不明でしたが、呪術廻戦0巻の最終巻で真相が明らかになります。
当初は祈本里香が乙骨憂太を呪ったと思われていましたが、「乙骨憂太が祈本里香に死んでほしくないが故に、無意識に呪いをかけた」というのが真相でした。
そして乙骨憂太が主従関係を破棄したことで解呪に成功し、祈本里香は笑いながら成仏していきました。
乙骨憂太と祈本里香の詳細についてはこちらの記事で解説しています。
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蝗GUY(こうガイ)
蝗GUY(こうガイ)は渋谷事変で虎杖悠仁が出くわした呪霊です。
見ての通りバッタ型の容姿をしており、その正体は「人が蝗害(こうがい)を恐れる感情」から生まれた呪霊です。故に名前を「蝗GUY」としたのでしょう笑
ギリギリでコミュニケーションは成立しますが、言葉の端々に「俺は賢い」という言葉を付ける鬱陶しい喋り方をします。
実力は恐らく準一級呪霊クラスで、激甘に見積もれば一級呪霊にランクされるかもしれません。身体は堅めで攻撃の手数は多いですが、逆に言うとそれだけです。
また奥の手として伸縮する腹部を相手に伸ばし、蜂のように刺すこともできます。
呪術廻戦のキャラクター(登場人物)の一覧:受肉体(呪霊と人間の中間)
「受肉体」とは、呪いが物体となって形作った「呪物」を人間が受肉することで生まれます。
よって呪霊とは違って実体があり、呪力が無い人間にも見えます。また呪霊のように死んでも消滅することなく、遺体が残るのも特徴です。
よって「受肉体」とは呪霊でもなく人間でもない、ちょうど呪霊と人間の中間のような存在です。
「呪物」の中でも強力な呪いを秘めたものは「特級呪物」と呼ばれ、これを受肉した者は特級呪霊相当の強さになります。
両面宿儺(りょうめんすくな)
両面宿儺(りょうめんすくな)は「呪いの王」と呼ばれる存在で、完全復活すれば作中最強の存在と言われています。ちなみに作中では「宿儺」と略されて呼ばれています。
元々は1000年前の呪術全盛期の時代の「人間」ですが、4本の腕と2対の眼を持つ仮想の鬼神です。その当時の術師が総力をあげて宿儺に挑んでも敗北するほどの化物で、現代に至っても「宿儺の指」という特級呪物の形で残っており、全部で20本あります。
性格は残酷かつ残忍で、女子供を好んで殺します。その一方で自分が興味のある存在に対しては寛大な一面も見せており、作中では伏黒恵に並々ならぬ興味を持っています。
逆に興味の無いものには一切の容赦がなく、人間だろうが呪霊だろうが気に入らなければ瞬殺します。
宿儺が扱う術式は「斬撃」と「炎」があり、どちらも相当な強さを持つ術師や呪霊ですら一撃で即死するレベルの威力があります。
さらに領域展開「伏魔御厨子(ふくまみづし)」は、敢えて空間を区切らないという縛りを設けることで有効範囲が半径200mにも及び、この領域内では雨のように無数の斬撃が必中で飛んできます。
宿儺の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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脹相(ちょうそう)
脹相(ちょうそう)は特級呪物「呪胎九相図(じゅたいくそうず)」の受肉体です。呪胎九相図には1番~9番まであり、脹相は長男である1番の受肉体です。
非常に兄弟愛が強く、弟の壊相、血塗を大事に思うが故に、2人を殺した虎杖悠仁と釘崎野薔薇に強い殺意を感じています。
「呪胎九相図」は元々呪術高専の東京校に保管されていましたが、交流会で花御が襲撃した隙に真人が強奪しており、偽夏油の手に渡りました。そして脹相、壊相、血塗は偽夏油と真人の手で受肉されます。
3人とも偽夏油や呪霊達のことをあまり信用していませんが、「彼らが描く未来の方が都合が良い」ということで、偽夏油に協力することにしました。
扱う術式は「赤血操術」で、京都校の加茂憲紀と同じものです。元々「呪胎九相図」は明治時代の始め、最悪の呪術師として有名な加茂憲倫(かものりとし)が作ったものなので、脹相も加茂家相伝の術式を扱います。
ちなみに脹相の「赤血操術」は加茂憲紀のものとは比較にならないほど強力で、渋谷事変では虎杖悠仁に勝利しています。
脹相と虎杖悠仁の関係などについてはこちらの記事にまとめています。
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壊相(えそう)
壊相(えそう)は特級呪物「呪胎九相図(じゅたいくそうず)」の2番の受肉体です。
上半身裸で悪趣味な服装をしており、初対面の釘崎野薔薇は「げっ」という声を発しています。
ジョジョの奇妙な冒険のチープ・トリックのような設定で、背中にコンプレックスがあるために「背中を見たら殺す」と口にしています。
扱う術式は「蝕爛腐術(しょくらんふじゅつ)」で、相手の傷口や粘膜に自分の血や血塗の血を打ち込むことで発動します。発動すると相手の身体を少しずつ腐食させ、浴びた血の量が多ければそれだけ早く死に至ります。
さらに極ノ番「翅王(しおう)」は背中から黒い羽が生えて、超スピードで相手に向かって伸びます。これに触れると岩でも溶け、皮膚に触れただけで大ダメージとなります。
壊相の術式や強さなどについてはこちらの記事にまとめています。
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血塗(けちず)
血塗(けちず)は特級呪物「呪胎九相図(じゅたいくそうず)」の3番の受肉体です。
脹相、壊相とは違い、人間とはかけ離れた容姿をしています。小さい顔と巨大な口を持っています。更に眼球が最初から無く、目と口からは常に血を流しています。
扱う術式は壊相と同じく「蝕爛腐術(しょくらんふじゅつ)」です。ただ壊相の血に比べると毒性や腐食の度合いは弱めです。
ただし血塗の血を取り込んだ相手に、壊相が「蝕爛腐術」を発動することもできます。どちらの血も浴びると命取りになるため、壊相と血塗が2人揃うと非常に厄介な相手となります。
血塗の術式などについてはこちらの記事にまとめています。
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呪術廻戦のキャラクター(登場人物)の一覧:その他
ここまでご紹介したカテゴリに当てはまらないキャラクターをこちらでご紹介します。
主に呪術師に関係の無い一般人や、どこにも所属していない呪詛師、名前だけが登場しているキャラなどです。
虎杖倭助(虎杖悠仁の祖父)
虎杖悠仁の祖父は名前が明かされておらず、漫画1巻の第1話の時点で入院しています。頑固で口が悪く、虎杖悠仁以外に見舞いに来る者もいませんが、本心では虎杖悠仁の事を本気で心配しています。
虎杖悠仁の両親のことについて最後に何か言おうとしましたが、虎杖悠仁が「いいよ興味ねーから」とバッサリ切ったために詳しくは聞けていません。もしかしたら宿儺の器に関わる何かを知っていたのかも知れません。
そして最期に「オマエは強いから人を助けろ」「オマエは大勢に囲まれて死ね」と言い残し、静かにこの世を去りました。
祖父のこの遺言は虎杖悠仁が呪術師として戦う際によく思い出しています。
虎杖倭助の正体などについてはこちらの記事にまとめています。
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虎杖仁(いたどりじん)
虎杖仁(いたどりじん)は虎杖悠仁の父親です。
第143話で虎杖悠仁が夢の中で赤ん坊の頃の記憶を見た際に初めて登場しました。
虎杖仁には死別した前妻・虎杖香織と、虎杖悠仁を生んだ妻がいたようです。
虎杖仁の詳細についてはこちらの記事にまとめています。
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虎杖香織(いたどりかおり)
虎杖香織(いたどりかおり)は虎杖仁の前妻で、第143話で虎杖悠仁が夢の中で赤ん坊の頃の記憶を見た際に名前だけ登場しました。
虎杖悠仁が赤ん坊の時には既に死亡しています。
虎杖香織についてはこちらの記事にまとめています。
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生徒会長
虎杖悠仁が通っていた杉沢第三高校の生徒会長で、名前は明かされていません。虎杖悠仁たちが所属しているオカルト研究会が活動報告を出さないために目の敵にしています。
ちなみに虎杖悠仁、佐々木、井口がこっくりさんに「生徒会長がギリ負ける生き物」を聞いたところ、「クリオネ」という答えが返ってきました。
ただ本人は合気道を嗜んでいるため、一般生徒よりは強いと思われます。
佐々木せつこ(ささきせつこ)
佐々木せつこ(ささきせつこ)は杉沢第三高校の二年生で、虎杖悠仁の一つ上の先輩です。オカルト研究会に所属しており、心霊ネタは好きではあるものの怖がりなため、心霊スポットに一人では行けません。
ちなみに下の名前「せつこ」は公式ファンブックにより明かされています。
漫画1巻の第1話で井口と共に宿儺の指の呪符を剥がしてしまったことで呪霊を呼び寄せてしまい、呪いに喰われそうになります。
しかし間一髪で虎杖悠仁が救出し、佐々木はこの事件で怪我もなく生還しました。
井口たけし(いぐちたけし)
井口(いぐち)は杉沢第三高校に通う二年生で、佐々木と同じくオカルト研究会に所属しています。公式ファンブックにより下の名前「たけし」が明かされました。
ちなみに井口も心霊ネタが好きなのに怖がりなために心霊スポットには一人で行けず、虎杖悠仁が必須です。
漫画1巻の第1話で佐々木と一緒に宿儺の指の封印を解いてしまい、引き寄せられた呪いに襲われました。佐々木と同様に救出されましたが、暫く入院を余儀なくされる重傷を負っています。
高木(たかぎ)
高木(たかぎ)は杉沢第三高校の陸上の部の顧問を務めている教師です。高木は前々から虎杖悠仁の人外の身体能力に惚れ込み、陸上部に引き入れて全国制覇を目論んでいました。
そのためにオカルト研究会に入会届を出したはずの虎杖悠仁の希望用紙を陸上部に書き換えるという教師としてあるまじき行為を平然としています。
ちなみに虎杖悠仁を陸上部に入れるために砲丸投げ勝負をしかけますが、世界記録を余裕で破る投擲を見せた虎杖悠仁に惨敗しました。
小沢 優子(おざわ ゆうこ)
小沢優子(おざわゆうこ)は虎杖悠仁の中学校時代の同級生です。
中学の頃は身長が低くて肥満体型でしたが、上京してから半年で身長が15cm伸び、更に東京生活のストレスで華奢な体型となっています。
中学時代に虎杖悠仁が同級生から好きな女子を聞かれた際に「小沢優子」と答えており、その理由を「食い方とか字とか色々すげー綺麗」と語っています。
それ以来小沢優子も虎杖悠仁に好意を持ち、中学卒業の際に写真を撮っていますが、小沢優子が上京したこともあって卒業式以来会っていませんでした。
奇しくも虎杖悠仁も上京していたため、釘崎野薔薇を通して再会しましたが、結局想いを打ち明けることはありませんでした。
小沢優子のかわいいシーンなどについてはこちらの記事にまとめています。
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伏黒 甚爾/禪院甚爾(ふしぐろ/ぜんいん とうじ)
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)は伏黒恵の父親です。旧姓は禪院甚爾(ぜんいんとうじ)で、呪術界の御三家の生まれではありますが、「術式なし」「呪力が完全にゼロ」で生まれてきました。
禪院真希と同じタイプの天与呪縛ですが、「呪力が完全にゼロ」という世界でも他に例がない、極めて珍しい体質です。これにより人の領域を超えた身体能力と、呪霊を認識できるほど鋭い五感を持っています。
類稀な体質を持って生まれるも、禪院家では呪術師以外の人間は人扱いすらされないため、甚爾は禪院家で完全に心がねじ曲がってしまい、最終的には家を出ています。
禪院家を出てからは伏黒恵の実母と結婚しており、この時は性格も穏やかになっていました。しかし妻を亡くした後はろくでなしに舞い戻り、津美紀の実母を含む女性を転々とする「プロのヒモ」となります。
呪力がないために生身で呪いを祓うことはできず、戦いの際には呪具を扱います。伏黒甚爾は四次元ポケットのような特性を持つ呪霊と主従関係を結んでいるため、数多くの呪具を持ち歩いています。
もはや人ではない身体能力と、特級呪具の性能により反則的な強さを誇り、当時学生だったとは言え五条悟と夏油傑を2枚抜きするという離れ業をやってのけています。
その後、覚醒した五条悟の虚式「茈」により死亡しました。
伏黒甚爾の強さの理由などはこちらの記事で解説しています。
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伏黒 津美紀(ふしぐろ つみき)
伏黒津美紀(ふしぐろつみき)は伏黒恵の義理の姉で、年齢は恵の一つ年上です。
伏黒甚爾が妻を亡くし、その後津美紀の母と付き合っていました。そして津美紀が小学2年生の時に2人とも蒸発し、それ以降は恵と2人で暮らしています。
母親が彼氏と蒸発するというグレてもおかしくない境遇ですが、津美紀は絵に描いたような善人で、恵のことも実の弟のように心配しています。
ただ恵に対しては紙パックのジュースをぶん投げるなど中々激しい一面も見せています。
中学卒業と同時に出自不明の呪い(後に偽夏油の仕業だと判明)をかけられ、以来寝たきりになっています。
しかし第136話で偽夏油の「無為転変」により目覚め、術師の脳へと改変されています。
伏黒津美紀の呪いの正体、かわいいシーンなどについてはこちらの記事で解説しています。
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孔 時雨(こん しう)
孔時雨(こんしう)は韓国籍の元刑事です。五条悟の過去エピソードでは伏黒甚爾に仕事を回す役回りで、この時は天内理子の殺害の仕事を「盤星教」から仲介しました。
伏黒恵の存在も認識していることから伏黒甚爾とはある程度付き合いが長いようです。
伏黒甚爾の死後、今度は闇堕ちした夏油傑に協力しており、盤星教の後釜の組織の上層部や太客を集めるなどの仕事をしています。
沙織(さおり)
沙織(さおり)は釘崎野薔薇の故郷の村に東京から引っ越してきた少女です。当時の野薔薇は実の姉のように慕っており、幼馴染のふみと一緒に毎日のように沙織の家に遊びに行っていました。
しかし村人達は「東京者が田舎をバカにしている」という被害妄想により沙織家を村八分状態にしており、連日家の前に大量のゴミがあったり、門を塞ぐくらいの雪が盛られたりしていました。
そして結局沙織一家は村を出ていきましたが、沙織と別れて年月が経った今でも釘崎野薔薇は沙織のことを慕っています。
沙織の正体などについてはこちらの記事にまとめています。
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ふみ
ふみは釘崎野薔薇の幼馴染です。野薔薇とは対照的におとなしい性格の少女です。
ふみは小学校に上がったときに野薔薇のいる村に引っ越してきましたが、ふみだけが水色のランドセルだったことでクラスでは浮いていました。
しかし野薔薇だけはふみのランドセルを欲しがり、一時的にランドセル交換をしていました。それをきっかけに野薔薇はふみの家に入り浸り、ふみの父親とスマブラしまくっています。
そして沙織が村に引っ越してきてからは、野薔薇と一緒に毎日のように沙織家を訪れています。
また野薔薇が村を飛び出して上京する際、最後の見送りに来たのもふみでした。その時に「次に会う時は3人で」と約束しています。
岡崎 正(おかざき ただし)
岡崎正(おかざきただし)は英集少年院に在院していた少年です。罪状は無免許運転(二度目)で女児をはねたことです。
漫画1巻の第6話で、少年院に突然現れた特級呪霊の犠牲となっています。遺体を持ち帰ることは叶いませんでしたが、伏黒恵が岡崎の名札だけ回収し、母親に渡しました。
吉野 順平(よしの じゅんぺい)
吉野順平(よしのじゅんぺい)は里桜高校の二年生で、学校でのいじめがきっかけで不登校になっています。
元から映画に興味があり、高校では映画研究会に所属していましたが、ある日不良グループが部室を占拠します。その際に順平だけが抵抗したため、それ以降もイジメの対象となりました。
順平はある日の映画館で、イジメっ子達を異形の姿にして殺した真人に接触し、それ以来真人と交流を深めていきました。
ちなみに順平は術師の才能があったため、真人の指導によって短期間で術式「澱月(おりづき)」を扱えるようになりました。
そして偽夏油と真人の企みで母親の吉野凪を殺され、更に真人が「その犯人が学校のいじめっ子だ」と誘導したために学校を襲撃し、いじめっ子の伊藤翔太を「澱月」で半殺しにします。
その後、虎杖悠仁の説得で改心しますが、真人の「無為転変」により魂の形を改変されて死亡しました。
吉野順平の術式などについてはこちらの記事で解説しています。
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吉野 凪(よしの なぎ)
吉野 凪(よしの なぎ)は吉野順平の母親です。虎杖悠仁からは「ネギが似合わない」と言われるほど若い見た目をしており、女手一つで吉野順平を育ててきました。
不登校になった順平を全く責めずに自由にさせており、順平にとっては唯一の理解者でした。
しかし偽夏油や真人の思惑に巻き込まれ、吉野家に意図的に置かれた宿儺の指に引き寄せられた呪霊に惨殺されました。
外村(そとむら)
外村(そとむら)は里桜高校の教師で、吉野順平の担任です。見た目は肥満体型で、喋るだけで息切れしている描写があります。
吉野順平がいじめられていたことも見てみぬフリをしていましたが、順平の死後は改心していじめっ子の伊藤翔太を指導する姿が見られます。
伊藤 翔太(いとう しょうた)
伊藤 翔太(いとう しょうた)は里桜高校の生徒で、吉野順平をイジメていた主犯格です。
家が金持ちのボンボンで、裏の性格を知らない女子たちからも人気が高く、校内ではだいぶやりたい放題な様子です。
読書感想文コンクールでは最優秀作品賞で表彰されていましたが、実際には替え玉の生徒に命令して書かせていました。しかしその替え玉の生徒が優秀だったために表彰され、逆に面倒で悪態をついていました。
ちなみに吉野順平から母親殺しの冤罪でボコされた際、「澱月」の毒により左腕がまともに動かなくなります。
菅原 道真(すがわら みちざね)
菅原道真(すがわらみちざね)は日本三大怨霊の一人で、呪術師なら知らない者はいない超大物呪術師です。
乙骨憂太は菅原道真の子孫であることが呪術廻戦0巻で明かされており、これにより五条悟と乙骨憂太は遠縁の親戚であることが判明しました。
加茂 憲倫(かも のりとし)
加茂憲倫(かものりとし)は「史上最悪の術師」として名を残す術師です。
御三家最大の汚点と言われる加茂憲倫は明治時代初期、呪霊の子を孕む特異体質の娘を知的好奇心のままに弄び、九度の懐妊と九度の堕胎を通して特級呪物「呪胎九相図」を生み出しています。
呪胎九相図の1番である脹相(ちょうそう)は加茂家相伝の術式「赤血操術」を扱いますが、それは加茂憲倫の血によるものです。
コークン
コークンは五条悟の過去エピソードの中で登場した「呪詛師集団「Q」」の一員です。星漿体である天内理子を抹殺しに来ましたが、夏油傑の呪霊操術の前に惨敗しています。
ちなみに夏油傑に命乞いをする際に「呪詛師を辞めて農家になる」などと口走っており、呪詛師集団「Q」が瓦解して以降の消息は不明です。
バイエル
バイエルはコークンと同様、五条悟の過去エピソードの中で登場した「呪詛師集団「Q」」の一員です。ちなみに呪詛師集団「Q」の最高戦力と言われるほどの実力を持っています。
しかし当時の五条悟にボコされ、呪詛師集団「Q」は瓦解しました。
式神使いのバンダナ爺さん
式神使いのバンダナ爺さんは五条悟の過去エピソードに登場した呪詛師の一人です。天内理子が闇サイトで懸賞金3000万円がかけられたことで、天内理子の学校を襲撃しました。
呪符を媒体とした式神使いで、この時は夏油傑と交戦しています。
夏油傑の呪霊操術で呼び出した巨大な呪霊で喰われたかと思いきや、廊下の窓ガラスから外を伝って夏油傑に肉薄するという高い身体能力を見せました。
しかし夏油傑の近接戦闘力が圧倒的に勝り、その場でボコされました。
紙袋をかぶった男
紙袋をかぶった男は五条悟の過去エピソードに登場した呪詛師の一人です。天内理子にかけられた懸賞金3000万円目当てで天内理子の学校を襲撃しました。
扱う術式は分身術式で、最大5体まで自身の身体の分身体を作り出すことができます。しかも分身と本体の実体を自由に変えることが可能で、本体がピンチになったら分身と入れ替わることもできます。
初見殺しに近い強力な術式ですが、相手が五条悟だったために余裕で撃破されました。
園田 茂(そのだ しげる)
園田茂(そのだしげる)は五条悟の過去エピソードに登場した人物で、盤星教の代表役員を務めていました。
盤星教は天元を崇拝している宗教団体で、星漿体が同化することを「不純物が混じる」と解釈しています。そのため孔時雨(こんしう)を仲介して、伏黒甚爾に天内理子の暗殺を依頼していました。
そして盤星教が解体された後は後釜の組織の上層部の一員となりますが、夏油傑に見せしめのために惨殺されます。
高田ちゃん
高田ちゃんは呪術廻戦の世界における長身アイドル(身長180cm)で、東堂葵が大ファンです(後に禪院真依もハマり気味)。
アニメ第14話の「じゅじゅさんぽ」ではセーラー服姿で散歩番組に出演し、寿司店で食レポをしています。しかしその際に初っ端から日本酒を注文したことで、実は成人していたということが判明しました。
東堂葵の脳内には頻繁に高田ちゃんが出現しており、時には戦いの最中にヒントや気付きをくれる存在です。
高田ちゃんの詳細や、高田ちゃんの本当の身長などについてはこちらの記事で解説しています。
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