この記事では東京リベンジャーズのもう一人のタイムリーパー&黒幕について、作中の描写からの候補者、その他の伏線について解説します。
東京リベンジャーズの物語において鍵のなるのがタケミチが行う「タイムリープ」で、この能力により12年前の日付に飛ぶことができます。
タケミチはこの能力を使って幾度となく過去を改変してきましたが、作中ではタケミチの他に「もう一人のタイムリーパーの存在」が仄めかされており、今回はこの謎について迫ります。
- 稀咲鉄太のタイムリーパー説の真相
- もう一人のタイムリーパーの候補
- タケミチのタイムリープの謎について
※この記事は東京リベンジャーズのネタバレを含みます
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東京リベンジャーズのタイムリーパーは誰?ヒナを殺す奴がもう一人いる?
東京リベンジャーズの物語においては「タイムリープ」という能力が肝となっています。
作中ではタケミチがタイムリーパーであり、ナオトをトリガーとして12年間の時間を行き来して過去を改変しては未来(現在)の世界を変えてきました。
タケミチがタイムリープする目的は「ヒナや東京卍會メンバーが死なない世界」を実現するためでしたが、タケミチが何度タイムリープしてもことごとくヒナが死に、東京卍會メンバーも死に、マイキーは闇堕ちしてきました。
何度過去を変えてもあまりにも失敗ものだから、途中からタケミチは「自分以外にもタイムリーパーがいるのでは」と思うようになります。
東京リベンジャーズの稀咲鉄太(きさきてった)はヒナを殺すも、タイムリーパーじゃなかった!
タケミチ以外にタイムリーパーがいたとすると、その人物はタケミチが未来(現在)の世界を変えることをことごとく邪魔していたことになります。
普通に考えてそんなことを企てる奴がいるとしたら、タケミチの宿敵である稀咲鉄太(きさきてった)しかいません。
実際、未来では稀咲鉄太がヒナに振られた腹いせに毎回殺していたのです。
しかし漫画21巻の第184話で稀咲鉄太はタイムリーパーであることを明確に否定していました。この場面、稀咲鉄太はもう一人のタイムリーパー&黒幕を知っているかのような口ぶりだったのが印象的です。
しかしこの直後に稀咲鉄太はトラックにはねられて死亡しており、結局もう一人のタイムリーパーが誰なのかが明らかにはなりませんでした。
稀咲鉄太の正体についてはこちらの記事で解説しています。
東京リベンジャーズのもう一人タイムリーパー&黒幕の候補!まさかのヒナも候補!?
ここまで東京リベンジャーズの物語においてタイムリーパーがもう一人いる件や、稀咲鉄太がタイムリーパーではなかったことをお話してきました。
ではもう一人のタイムリーパーとは一体誰なのか、ここでは候補となる人物について順番に詳しく見ていきましょう。
「橘直人(たちばななおと)」説
東京リベンジャーズにおいてもう一人の黒幕&タイムリーパーの話題でまず最初に候補に挙がるのが橘直人(ナオト)です。
ナオトはタケミチのタイムリープにおけるトリガーであるため一見タイムリーパーの候補からは外れそうですが、トリガーであると同時にタイムリーパーでもある可能性はゼロではありません。
何よりナオトはタイムリープについての知識も深く、作中ではタケミチと並んでタイムリープに深く関わっている人物なので、タイムリーパーであっても不思議ではありません。
しかし一方で、ナオトをタイムリーパー&黒幕とする際に問題になるのが動機です。
ナオトがもう一人のタイムリーパーだとしたらタケミチをことごとく邪魔してきた訳で、つまり「ヒナを殺す理由や動機」がある筈です。
ただナオトにはヒナを殺す動機が無く、もし何か裏事情があったとしても、そもそもタケミチをタイムリープなんかさせずに放っておけば良いのです。
極めつけは元々ナオトは死亡する筈だったことで、黒幕どころかむしろタケミチのタイムリープによって命を助けられています。
よってナオトがもう一人のタイムリーパー&黒幕の可能性は薄そうです。
ナオトの黒幕説の詳細はこちらの記事で解説しています。
「佐野万次郎(さのまんじろう)」説
東京リベンジャーズにおいてもう一人の黒幕&タイムリーパーの候補となるのがマイキーこと佐野万次郎(さのまんじろう)です。
マイキーは漫画4巻の第29話でタケミチに対して「オマエは一体何者だ?」と尋ねるシーンもあり、作中でもタケミチの正体について何か疑念を持っていた様子でした。
ただ先ほどのナオトの例と同じく、やはりマイキーにも「ヒナを殺す理由や動機」がありません。
更には作中でエマが稀咲鉄太に殺されるシーンがあり、もし仮にマイキーがタイムリーパーならあんな惨劇は未然に防いでいたと思われます。
よってマイキーがもう一人のタイムリーパー説も否定となりますが、これがもし「未来の闇堕ちしたマイキーが黒幕」だった場合は話が別です。
闇堕ちしたマイキーは「黒い衝動」により、人を殺すのに理由も動機も必要ありません。よって、
- 未来(現在)の闇堕ちしたマイキーが12年前にタイムリープ
- タケミチが過去を改変するたびにマイキーも過去を改変
という可能性もあります。
→マイキーの「黒い衝動」の正体とは?
「千堂敦(せんどうあつし)」説
東京リベンジャーズにおいてもう一人の黒幕&タイムリーパーの候補はアッくんこと千堂敦(せんどうあつし)です。
アッくんはタケミチの中学時代からの仲間で、タクヤ、マコト、山岸らの5人で「溝中五人衆」と呼ばれています。

漫画2巻の第8話で未来(現在)のアッくんが東京卍會の幹部となっており、実は駅のホームからタケミチを突き落としたのはアッくんでした。
そしてタケミチがナオトに救出されたのを見ていたアッくんは
- タケミチが過去に戻れる
- 過去のナオトに助けを求めた
と口にしていました。
稀咲鉄太でさえタケミチがタイムリーパーである確証は得ていなかった一方、アッくんに関してはエスパーかと思うぐらいピッタリ言い当てています。
このことからアッくんが黒幕でタイムリーパー、という説が持ち上がっていましたが、一方でアッくんの黒幕説に関してもやはり動機が薄いです。
更にはアッくんはこの後の世界で毎回のように死んでいます。黒幕であれば自身がいつも死亡するような世界にはしないでしょう。
- ヒナを殺す理由がない
- アッくんは未来(現在)で死亡し続けている
よってアッくんのタイムリーパー説は可能性が低いと思われます。
「山本タクヤ(やまもとたくや)」説
東京リベンジャーズにおいてもう一人の黒幕&タイムリーパーの候補は山本タクヤ(やまもとたくや)です。
山本タクヤはアッくんと同じく「溝中五人衆」の一人で、更にタケミチの幼馴染でもあります。
タクヤに関しては黒幕やタイムリーパーを思わせるような怪しい描写は特に無く、どちらかというと意外性を重視した候補です笑
ちなみに稀咲鉄太が小学生の時に「ヒナが好きになったタケミチの生態」を知るためにストーキングしていた際、タケミチが「日本一の不良になる」という夢をタクヤに語っていました。
考えようによっては「稀咲鉄太が不良の道に進むきっかけとなったシーンにタクヤがいた」とも取れ、黒幕説のダークホース的な位置付けで挙げています。
ただ繰り返しになりますが怪しい描写や根拠に乏しく、黒幕やタイムリーパーの可能性は限りなく低いと思われます。
タクヤの黒幕説の詳細はこちらの記事で解説しています。
「半間修二(はんましゅうじ)」説
東京リベンジャーズのもう一人の黒幕&タイムリーパー説でよく候補に挙がるうちの一人が半間修二(はんましゅうじ)です。
いつも飄々として本心が見えず、作中でもその真意が読めないキャラの一人ですね。
半間修二は「83抗争」から登場したキャラで、東京リベンジャーズにおいては稀咲鉄太の相棒として暗躍しています。
「ヒナを殺す理由や動機」という意味では半間修二説は弱いですが、「単なる愉快犯」「稀咲鉄太が殺したがってるから」という可能性もゼロではありません。
ただ漫画23巻の第205話で、稀咲鉄太が半間修二に対して「オマエはなんでオレについてくる?」と質問していたことから、少なくとも稀咲鉄太は「半間修二が黒幕」とは認識していませんでした。
また稀咲鉄太の死を確認した半間修二は作中で初めて号泣しており、稀咲鉄太について行ったのは単なる酔狂だけでなく、稀咲鉄太のことを本気で気に入っていたからであることが分かります。
この描写だけで半間修二の黒幕&タイムリーパー説が完全に否定されたわけではありませんが、漫画23巻の第205話の最後に稀咲鉄太の墓前で語り合っているシーンで半間修二の物語は一旦閉じたと思われます。
半間修二の黒幕説の詳細はこちらの記事で解説しています。
「三途春千夜(さんずはるちよ)」説
東京リベンジャーズのもう一人の黒幕&タイムリーパー説が囁かれるうちの一人が三途春千夜(さんずはるちよ)です。
三途春千夜は東京卍會の伍番隊副隊長を務めており、物語途中までは目立った登場はありませんでしたが、漫画22巻の第196話で梵天(ぼんてん)のナンバー2になっていたシーンから主要キャラの一人として登場します。
三途春千夜も「ヒナを殺す理由や動機」という意味では黒幕とするには根拠が薄いキャラながら、そのクレイジーっぷりは作中でもトップクラスなので黒幕でもおかしくはありません。
なので今後三途春千夜にとって明確に「ヒナを殺す理由や動機」が明らかになるなら黒幕&タイムリーパー説は濃厚になりそうです。
三途春千夜の正体などについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【新説】橘日向(たちばなひなた)がタイムリーパー説
東京リベンジャーズにおいてタケミチがタイムリープをして世界を変えてきた目的は「ヒナを助けるため」でしたが、ここにきて衝撃の仮説も飛び出しています。
それは「ヒナもタイムリーパー説」で、この説が急浮上した理由は東京リベンジャーズの単行本22巻の裏表紙にヒナが描かれていたことです。
裏表紙というのは単行本のカバーを取った状態での表紙のことで、実はKindleなどの電子書籍ではこの裏表紙を見ることはできません。なので紙の単行本限定の情報となります。
その裏表紙がこちらの画像です。
またこの裏表紙については東京リベンジャーズ公式Twitterで下記のように述べられています。
- 毎巻和久井先生描き下ろしの仕掛けがある
- 表紙のキャラクターの過去のワンシーンを切り取ったもの
このことから、「22巻表紙でタイムリープしながら手を伸ばすタケミチ」と「22巻裏表紙でタイムリープしながら手を伸ばすヒナ」は「過去のワンシーン」ということになり、現実に起こることです。
よってヒナは今後タイムリープすることはほぼ確定となり、同時にタイムリーパーであることになります。
一方で「ヒナが黒幕か」というとそれは恐らく違うと思われます。何故ならそもそも物語の中でヒナ自身が幾度となく死亡しており、黒幕ならあんな結末にはしない筈だからです。
よってヒナは「タケミチの味方となるタイムリーパー」として今後活躍するかもしれません。
ちなみにこの「ヒナがもう一人のタイムリーパー説」はこちらの動画を参考にさせていただきました。
このチャンネルでは東京リベンジャーズなどの考察をメインに配信していますが、とにかく考察がエグい(褒め言葉)ので、東京リベンジャーズファンの方は是非チャンネル登録しておくことをオススメします☆
東京リベンジャーズの中で「タケミチがタイムリーパー」だと知ってるのは誰?
ここまでタケミチ以外のタイムリーパーの候補についてお話してきましたが、そもそも「タケミチがタイムリーパーである」と知っているキャラについて見ていきましょう。
作中で「タケミチがタイムリーパー」と認識しているのは下記のキャラです。
- 橘直人
- 松野千冬
- 橘日向
- 佐野万次郎
- 龍宮寺堅
この中で先ほど挙げた候補者とかぶるのはマイキーこと佐野万次郎ですね。
稀咲鉄太が死に際に「オレは」に続いて何かを言いかけており、話の流れから黒幕&もう一人のタイムリーパーの話を思わせるシーンでした。
またこのシーンの前には稀咲鉄太はタケミチに対して「オマエが本当にタイムリーパーだったとは!」と口にしており、まるでタケミチがタイムリーパーだと以前から疑っていたような口ぶりでした。
必ずしも「タケミチがタイムリーパーだと知っている者が黒幕」とは限りませんが、一つの指標にはなりそうです。
→稀咲鉄太の正体について見る
東京リベンジャーズのタケミチは元々タイムリーパーだった?最初のタイムリープの謎
実は東京リベンジャーズの漫画1巻の第1話の最初のタイムリープについて不思議な点があります。
それは「何故タケミチはトリガーも無しにタイムリープしたのか?」ということです。
作中でタケミチはナオトをトリガーにしてタイムリープしており、過去でも未来(現在)でもナオトと握手しなければタイムリープすることはできません。
しかし最初のタイムリープに限ってはトリガー無しで発動していることから、色々な可能性が考えられます。
- 実はタケミチはトリガーなしでタイムリープできる?
- 死ぬ間際だけは緊急避難的にトリガー無しでタイムリープできる?
- 12年前にナオトと関わったことでタケミチの力が一部譲渡されてトリガーになった?
現時点では詳細は不明ながら、もしかしたら物語の一番最初のこの伏線が、東京リベンジャーズにおいて鍵となるのかもしれません。
「東京リベンジャーズのタイムリーパーは誰?黒幕はヒナ?」まとめ
今回は東京リベンジャーズのもう一人のタイムリーパー&黒幕について、作中の描写からの候補者、その他の伏線について解説しました。
東京リベンジャーズにおいてもう一人のタイムリーパーの存在は大きな謎の一つです。
「そもそももう一人のタイムリーパーなんていない」という説もありますが、いずれの場合でも東京リベンジャーズの展開には要注目ですね。
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