ここではギルティサークルのネタバレ一覧やキャラクター(登場人物)の一覧、関連記事をご紹介しています。
後半ではストーリーのあらすじも解説します。
ギルティサークルのネタバレ解説&考察
9巻 |
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172話 |
ギルティサークルの登場キャラ一覧
ユーフォリア関連
沢屋童二 | 星見楓 | 秦美和子 | 牧村里香 |
川谷雄二郎 | 武田剛 | 白石亮太 | 林大希 |
伊吹翔二郎 | 赤沢舞 (マイ) |
柿沼教授 |
第2部からの登場キャラ
十文字文香 | 大石達郎 | 増山樹里 | 湊可奈子 |
八王子慎也 |
泉ヤコ | 夏目洋子 |
野原大輝 |
その他
楓の姉 田中千鶴 |
漫画研究部 早川沙織 |
ユーフォリアOB 梶原 |
ぼっち 秋月保奈美 |
ギルティサークルの関連記事まとめ
→ギルティサークルのキャラ一覧を見る | →ギルティサークルの完結はいつ? |
→ギルティサークルの無加工・無修正版を見る方法は? |
『ギルティサークル』のあらすじ
『ギルティサークル』は、大学生活を舞台にした青春サスペンス漫画であり、田舎から都会に飛び込んだ主人公・沢屋童二がさまざまな出会いや事件に巻き込まれていく物語です。
童二は新しい環境での挑戦に胸を膨らませますが、次第に事件やトラブルの渦に巻き込まれていきます。特に失踪した姉を追うヒロイン・星見楓との出会いが、彼の運命を大きく変えるきっかけとなります。
最終的には、人間関係のもつれやサークル内の闇が描かれ、登場人物たちが直面する葛藤と成長が物語を彩ります。
以下では、物語の重要なポイントを詳しく掘り下げていきます。
田舎から東京へ:童二の新たな挑戦
主人公の沢屋童二は、地方の片田舎で孤独な生活を送っていました。
趣味は理想の女性像を描いてSNSに投稿することだけで、友達もおらず、自分の将来に希望を持てない日々を過ごしていました。
ある日、東京の大学に通う従兄弟が訪れたことで、都会の大学生活に憧れを抱くようになります。「都会でなら自分も変われる」という思いから、猛勉強を重ね、ついに東京の大学に合格します。
地味だった外見を一新し、新しい環境に胸を膨らませる童二ですが、都会の大学生活は彼の予想とは大きく異なり、さまざまな葛藤を抱える日々が始まります。
運命を変えた出会い:楓とのサークル生活
童二が大学で出会った星見楓は、明るく社交的でありながら、どこか影を感じさせる女性でした。
楓は失踪した姉・千鶴を探すため、悪評高いイベントサークル「ユーフォリア」に参加していました。
童二は楓に誘われる形でサークルに入り、彼女の目的を知ると協力を申し出ます。楓とともに過ごすうちに、童二は彼女に惹かれていきますが、サークルの活動には次第に危険な側面が明らかになっていきます。
飲み会や合宿など、サークル内での出来事を通じて、楓と童二はさまざまな試練に直面します。その中で、楓の姉・千鶴にまつわる謎が徐々に明らかになり、物語は緊迫感を増していきます。
サークル内の闇と千鶴の行方
「ユーフォリア」は表向きには楽しいイベントサークルとして知られていますが、その実態は全く異なります。
女の子へのわいせつな行為、さらには動画や写真の流出など、犯罪ともいえる数々の問題が隠されていました。
楓の姉・千鶴は、過去にこのサークルに所属していながら失踪しており、その痕跡は謎に包まれています。
楓と童二はサークル内で情報を集める中で、サークルOBや現メンバーの裏の顔に直面します。
そして夏合宿ではさらなる悲劇が起き、楓は深い傷を負い、童二もまた自分の未熟さと向き合うことになります。
第一部の結末:残された伏線と考察
第一部の最終回では、楓が梶原に犯され、その裏で童二が美和子を抱くシーンが描かれます。
また千鶴の過去やサークル内での事件が明らかになり、明らかなバッドエンドとなりました。
ただ後述するとおり、実は千鶴が生きていた事実も描かれ、第二部に向けたさらなる伏線も残されています。
第2部開始:1年後の新たな展開
物語の第2部は、夏合宿から1年後の大学生活から始まります。
童二は髪が伸び、どこか疲れた表情を見せるようになります。
サークル「ユーフォリア」にも引き続き参加していますが、新たに登場するキャラクターとの出会いが物語に新たな波紋を広げるのです。
一方で楓は大学を去り、童二との連絡も途絶えてしまいます。彼女の行方を追う童二は、新しい環境で成長しながらも、過去の選択が自分に与えた影響を痛感します。
さらに第二部からは新ヒロインである十文字文香が登場し、童二との関係が気になるところです。
ギルティサークルの第一部の最終回の結末はどうなったのか?
『ギルティサークル』の最終回では、物語全体の伏線が次々と回収される一方、完全には解決されない謎やテーマも残され、読者に深い余韻を与える展開となっています。
楓と千鶴、そして童二を取り巻く複雑な関係性が明らかになり、それぞれが新たな選択をすることで物語は幕を閉じます。以下では、最終回における重要なポイントを掘り下げていきます。
千鶴の行方
第一部の最終回では、楓が梶原から姉・千鶴の最後についての動画を見せられます。
その結末とは、梶原たちから逃げた末に千鶴が崖から落ちていったというものでした。
これにより楓は「千鶴が死んだ」と思い、ショックで泣き崩れています。
千鶴の運命を巡る物語は、彼女が抱える痛みと楓の葛藤を通じて、読者に深い印象を与えます。
童二の選択と真相
最終回の童二はかつての純粋で夢見がちな姿から大きく変わっています。
楓一筋だった童二でしたが、美和子のハニートラップ的な誘惑に負けてしまうのです。
彼が下した選択は、結果的に楓が離れていく結果となります。
特に最終的に楓との関係が修復されないまま物語が終わることで、童二は孤立した存在として描かれます。
『ギルティサークル』が伝えたテーマとは?
『ギルティサークル』は、表面的な大学生活の楽しさだけでなく、若者たちが抱える葛藤や失敗、そして成長をリアルに描いた作品です。
以下では、本作が伝えた主なテーマについて掘り下げます。
モラトリアムとしての大学生活
本作の舞台である大学生活は、人生のモラトリアム期間として描かれています。
主人公・童二をはじめとする登場人物たちは、将来への明確なビジョンを持たないまま、目の前の自由と誘惑に流されがちな日々を送っています。
「ユーフォリア」のようなサークル活動は、そんな若者たちの放蕩生活の象徴です。
一方で、失踪した姉を探し続ける楓の姿は、何かに向かって必死に努力する姿勢の対比として描かれています。
大学生活が持つ自由さと危うさの両面を浮き彫りにしつつ、モラトリアム期間での選択の重要性を強調しています。
人間関係と若さ故の過ち
『ギルティサークル』では、登場人物同士の複雑な人間関係が物語の中心となっています。
特に童二がサークル活動の中で経験する友情や恋愛、裏切りの連続は、多くの若者が抱える葛藤をリアルに描写しています。
若さ故に取り返しのつかない過ちを犯してしまうキャラクターも多く、それが物語全体の緊張感を高めています。
一方で、彼らが直面する結果は、甘い大学生活への幻想を壊し、現実の厳しさを読者に教える役割を果たしています。
本作は若さがもたらすエネルギーとその裏側に潜む危険性の両方を描き出し、裏社会の危険さも含め、登場人物たちの成長を通したメッセージを読者に届けています。
最終回で解決された伏線と未解決の謎
『ギルティサークル』の最終回では、多くの伏線が解決される一方、一部の謎が未解決のまま残され、読者に想像の余地を与えています。
特に千鶴が生存している事実が明らかになったことで、物語に新たな視点が加わりました。
ヤリサー『ユーフォリア』の影響
物語の中核を成すイベントサークル『ユーフォリア』は、登場人物たちに多大な影響を与える存在でした。
サークルが行っていた犯罪的行為やその実態は、最終回で明確になります。特に、サークルのリーダー格であり黒幕である梶原の闇が暴かれ、千鶴が囚われていた期間中に受けた数々の被害が描かれます。
しかしサークル解体などの処罰や影響については具体的には描かれず、完全なカタルシスを得られる展開には至りません。
この曖昧さが『ギルティサークル』らしい余韻を生み出しています。
千鶴が生きていた!
失踪したとされていた千鶴が生きていた事実は、最終回で最大の衝撃をもたらしました。彼女は何者かに囚われの身となり、自由を奪われた状態で監禁されています。
楓が捜索する様子が描かれる一方、千鶴が心身ともにどれほどの影響を受けたかも注目です。
また千鶴が現在どこで監禁されているのか、その先に何が待っているのかについては明かされないままです。この未解決の部分が、物語の奥行きをさらに深めています。