この記事では鬼滅の刃の映画「無限列車編」の魘夢戦で、なぜ煉獄杏寿郎だけが幸せな夢ではなく悪い夢を見ていたのか、どこからが夢だったのかなどについて解説します。
鬼滅の刃の映画は歴代日本映画の興行収入新記録を打ち立てるなど、社会現象となりました。
そんな映画・鬼滅の刃の中で、下弦の壱・魘夢(えんむ)との戦闘の中で、炭治郎や杏寿郎たちが眠らされてしまうシーンがあります。
今回はそのシーンに焦点を当てて、なぜ杏寿郎が見せられた夢が幸せな内容ではなかった理由や、どこからが夢なのか等について考察していきます。
映画・鬼滅の刃「無限列車編」はこちらの記事で解説しています。
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鬼滅の刃の映画「無限列車編」の煉獄杏寿郎の夢は幸せな内容?
下弦の壱・魘夢は鬼滅の刃に登場する鬼の中でも特に強力な12体である十二鬼月の一人です。
映画・鬼滅の刃では無限列車という電車の中でこの魘夢と戦闘しました。
魘夢の異能である血鬼術にかかった人間は強制的に眠らされます。
さらにこの血鬼術は、かかった人間にとって幸せな夢、都合の良い夢を見せます。
炭治郎たちの夢を例にあげると以下のとおりです。
炭治郎: 亡くなった自分の母親、妹、弟と再会する夢
善逸 : 禰豆子に白詰草の花冠を作ったり、おんぶして川を渡る夢
伊之助: 子分(炭治郎たち)を連れて洞窟を探検する夢
このように魘夢が見せる夢はかかった人間が見たい「幸せな夢」でした。
ちなみに魘夢が幸せな夢を見せる理由は「夢の世界に閉じこもらせるため」です。逆に悪い夢を見せたら「夢の世界から出たい」と思わせてしまうので都合が悪いわけです。
良い夢に浸らせ、眠っている相手の「精神の核」を破壊し、廃人になったところを食う、という用意周到な戦法で、ハマれば柱であっても危険な戦法となります。
では炎柱・煉獄杏寿郎はどんな夢を見ていたのでしょうか。
煉獄杏寿郎だけが幸せな夢ではなかったのはなぜ?
杏寿郎が見ていた夢は、過去に杏寿郎が経験したことでした。
◯炎柱になったことを父・煉獄槇寿郎に報告
◯槇寿郎は酒を飲むばかりで聞き入れず、喜んでもいない
◯杏寿郎が弟・千寿郎を元気づける
特に杏寿郎が父・槇寿郎に炎柱になったことを報告するシーンは映画「無限列車編」では音声なしで描かれ、逆に父親に響かないことを強烈に表現していました。
ちなみに原作の漫画では、槇寿郎が杏寿郎に次のように返していました。
「柱になったから何だ」
「くだらん」
「どうでもいい」
「どうせ大したものになれないんだ。お前も俺も」
これだけ見ると杏寿郎だけが「幸せな夢」ではない、「悪い夢」を見ているように見えます。
しかしそうなると魘夢の戦法の理屈と全く合いません。魘夢にとっては夢の中に浸らせて、ゆっくり精神の核を破壊したいはずです。
実は悪い夢にしか見えないこの夢、個人的には杏寿郎にとっては幸せな夢だったのではないかと考えています。
映画の特典の零巻で描かれる煉獄杏寿郎と父親の関係
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鬼滅の刃の映画の入場者特典「煉獄零巻」には、煉獄杏寿郎の過去についてのストーリーが1話分掲載されています。
この1話の中に先ほどの杏寿郎の夢についてのヒントがあります。
槇寿郎は妻・瑠火を亡くしてからというもの、剣の修業に励む杏寿郎や千寿郎に冷たい言葉をかけるようになります。
原作を読んでいただけでは「やさぐれて自暴自棄になった父親」にしか見えませんでしたが、「煉獄零巻」では杏寿郎の視点から槇寿郎の思いが見れました。
杏寿郎は零巻の中で弟・千寿郎に「兄上みたいになりたい」と言われますが、杏寿郎はその言葉から最終選別の時を思い出します。
最終選別では杏寿郎が2人の隊士候補を鬼から助け、千寿郎と同様に「貴方みたいになりたい」と言われました。
その時、杏寿郎は「一緒に頑、、」と言葉に詰まります。いつもなら「一緒に頑張ろう」と快活に言うところです。
このときの杏寿郎の胸の内は下記のとおりでした。
いつもなら言える筈の「頑張ろう」が一瞬詰まってするりと出てこなかったのは、
彼がどうしてか死んでしまいそうだったからだ。
その時ふと、父が俺たちに冷たくなった理由を考え、
「死なせたくないから」というのが頭に浮かんだ。
父の気持ちは父にしか解らないけれど
つまり父・槇寿郎は、勿論日の呼吸への嫉妬や自分への無力感、妻・瑠火の死などで自棄になっていた側面はあるものの、
杏寿郎や千寿郎に冷たくしていたのは「死んでほしくなかったから」です。
そんな思いがあったからこそ、杏寿郎や千寿郎に「大した才能がない」などの言葉を投げかけて「鬼殺の剣士になるのを諦めさせようとしていた」と思われます。
煉獄杏寿郎が見たのは実は幸せな夢だった?
槇寿郎が冷たい態度をとっていたのは、実は杏寿郎に死んでほしくないという父親としての思いからくるものでした。
魘夢の血鬼術で杏寿郎があの夢を見たのは、杏寿郎にとっては息子思いの優しい父と言葉を交わし、大事な弟・千寿郎に決意を語る、他人からみると悪い夢でも、杏寿郎にとっては幸せな夢だったと考えられます。
ちなみに10月12日の週刊少年ジャンプに掲載された鬼滅の刃杏寿郎は
「俺も炎柱になれば父上もきっとやる気を取り戻してくれる」
といった発言をしています。
あの夢を「幸せな夢」ととる杏寿郎は、「自分が頑張れば以前の父に戻ってくれる」という思いもあったのかもしれませんね。
煉獄杏寿郎の「幸せな夢」はどこからどこまでが夢?
魘夢によって煉獄杏寿郎が見せられていた「幸せな夢」については、序盤の父・槇寿郎への報告や千寿郎との会話は過去に実際に起きたことでした。
その後、魘夢の刺客として送り込まれた女性が杏寿郎の「心の核」を狙って奔走するシーンがあり、ここでは杏寿郎が千寿郎に剣の手ほどきをしています。
ここのシーンはもしかしたら魘夢が見せているオリジナルの「幸せな夢」かもしれませんね。
しかしかつて杏寿郎は千寿郎に対して毎日のように剣の稽古をつけていたはずなので、杏寿郎が無限列車で見ていた夢は全てにおいて過去の記憶である可能性もあります。
「煉獄杏寿郎の夢!なぜ幸せな夢じゃなかった?どこからが夢?」まとめ
今回は鬼滅の刃の映画「無限列車編」の魘夢戦で、煉獄杏寿郎がなぜ幸せな夢ではなく悪い夢を見ていたかを解説しました。
原作では柱の中でも最も早期に殉職してしまう煉獄杏寿郎ですが、映画や外伝でその過去が描かれるたびに、快活に見える杏寿郎の懊悩や苦悩、強さの源泉などが見えてきますね。
「鬼滅の刃の漫画やアニメを無料で見る方法」、「鬼滅の刃の映画のネタバレ考察」や「アニメ第2期の内容や時期」、「煉獄外伝の解説や考察」、「杏寿郎の死亡シーン解説」についてはこちらの記事をどうぞ
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