この記事では呪術廻戦の九十九由基(つくもゆき)の星漿体(せいしょうたい)説や九十九由基の目的、黒幕説の真相などについて解説します。
九十九由基は呪術廻戦において特級術師の一人という猛者であると同時に、呪術高専とは違ったアプローチで呪霊と向き合っているキャラクターです。
そんな九十九由基が作中において天元と面識がある描写があり、このことから「九十九由基は元は星漿体(せいしょうたい)だった」という仮説の元、その背景や目的などを解説します。
- 九十九由基(つくもゆき)の星漿体(せいしょうたい)説
- 九十九由基(つくもゆき)の目的
- 九十九由基(つくもゆき)の黒幕説の真相
※この記事は呪術廻戦のネタバレを含みます
呪術廻戦の全キャラクターの一覧はこちらの記事にまとめています。
呪術廻戦の九十九由基は星漿体(せいしょうたい)だった?天元と面識あり
九十九由基は作中で天元の事情にやたらと詳しかったり、天元と面識があるような言動が見られます。
漫画7巻の第53話で偽夏油が語っているように天元は本来現(うつつ)に干渉しないため、普通はこちらから会うことすらできないはずです。
しかし九十九由基は何らかの理由で天元のことに詳しくて面識があることから、天元と関わりを持てる存在として一つの可能性が考えられ、それは「九十九由基が元々星漿体(せいしょうたい)だった」という仮説です。
まずは九十九由基が生前の夏油傑と話していたシーンから振り返っていきます。
九十九由基は星漿体(せいしょうたい)の出現や天元の安定を知っていた(9巻の第77話)
漫画9巻の第77話で九十九由基と夏油傑が「呪霊のいない世界を作る方法」や「天元の現在の状況」などについて話していました。
特に天元の状況について、九十九由基は
星漿体(せいしょうたい)のことは気にしなくていい
あの時もう1人の星漿体(せいしょうたい)がいたか
既に新しい星漿体(せいしょうたい)が産まれたのか
どちらにせよ天元は安定しているよ
と語っています。
普段は任務も受けずに海外をブラブラしている九十九由基は呪術高専とも関わりが無いはずなのに、天元の状況に妙に詳しいようです。
何か独自の情報源があるのか、あるいは仮に星漿体(せいしょうたい)だとしたら天元の状態すらも感じ取れるのか、気になるところですね。
九十九由基が天元と面識があることを示唆(17巻の第144話~145話)
呪術廻戦の第144話で、天元に会うために虎杖悠仁たちと一緒に九十九由基は呪術高専の薨星宮(こうせいぐう)に向かいました。
そして薨星宮を進んでいくと突然真っ白な部屋が現れ、そこで九十九由基は「天元が九十九由基を拒絶している」といったことを考えています。
更に第145話では天元が「君とは初対面ではないだろう。九十九由基」と発言していることからも、九十九由基と天元は過去に面識があるようです。
呪術廻戦の第144話のネタバレはこちらの記事をどうぞ
九十九由基が天元と面識があったのは元々星漿体(せいしょうたい)だったから?
第144話で九十九由基が天元に拒否された理由は不明ですが、「九十九由基が元々星漿体(せいしょうたい)だった」という仮説を前提に考えると、過去に九十九由基が同化を拒否したからかもしれません。
九十九由基が仮に星漿体(せいしょうたい)だったとすると、今現在この世界にいる時点で天元と同化はしていないことになるため、必然的に拒否したことになります。
天元としては同化を拒否してきた星漿体(せいしょうたい)ということで九十九由基と会わないことにしているのかもしれません。
天内理子の代わりに天元と同化した者についてこちらの記事にまとめています。
九十九由基は元・星漿体(せいしょうたい)だった!!
呪術廻戦の第202話では九十九由基自身の口から元・星漿体(せいしょうたい)であることが明かされました。
→呪術廻戦の第202話のネタバレ解説を見る
やはり天元と面識があったのも、妙に天内理子の事情などに詳しかったのも、九十九由基が星漿体だったからなんですね。
呪術廻戦の九十九由基は目的のために星漿体(せいしょうたい)としての同化を拒否?
先程の九十九由基の星漿体(せいしょうたい)説が仮に本当だった場合、九十九由基が現世に存在している時点で天元との同化を拒否したことになります。
何故星漿体(せいしょうたい)としての同化を拒否したのかは予測になりますが、恐らく九十九由基には達成しなければならない目的があったからだと思われます。
漫画9巻の第77話で九十九由基と夏油傑が初めて会うシーンがあり、九十九由基は高専の方針である「呪霊を狩る」ではなく、「呪霊が生まれない世界を作る」方法について夏油に話しました。
これこそが九十九由基の目的であり、本編に登場してからもこの目的はブレていません。
「呪霊が生まれない世界を作る」方法は二つあり、第77話では①②のプランについて解説しています。
- ①全人類から呪力をなくす=呪力からの脱却
- ②全人類が呪力制御を可能にする=呪力の最適化
実は第77話の時点で由基の本命は②でした。しかし第136話で再びこの話をする時は本命が①に切り替わっています。
ではこれらのプランについて詳しく見ていきましょう。
九十九由基の目的「呪霊が生まれない世界」プラン:呪力の最適化
先ほどと順番が前後しますが、②の「全人類が呪力制御を可能にする=呪力の最適化」から解説します。
「呪霊」とはそもそも人から漏出した呪力が積み重なって形を成したモノです。ただし術師の場合は呪力の漏出が非術師より極めて少ないため、基本的に術師から呪霊が生まれることはありません。
(死後、呪いに転ずるケースを除く)
つまり全人類が術師になれば「呪霊が生まれない世界」を作ることができることになります。
第77話時点で、九十九由基はこのプランが本命と考えており、さらにこの後夏油傑が闇堕ちして呪詛師となったのも、このプランを実現するのが目的でした。
夏油は「全ての非術師を殺すことで全人類を術師にする」という極端ながら合理的な方法をとります。
夏油傑は死にしますが、その体を乗っ取った偽夏油も第136話で引き続き「呪力の最適化」を目指していることを明言しています。
ただし偽夏油が目指す世界像は夏油傑のものとは違い、「呪霊のいない世界」や「平和な世界」は目指していません。よって「呪力の最適化」により起こる弊害や争いも知ったこっちゃないという姿勢です。
九十九由基の目的「呪霊が生まれない世界」プラン:呪力からの脱却
漫画9巻の第77話で九十九由基が最初に提唱したプランが「全人類から呪力をなくす=呪力からの脱却」です。
非術師であっても呪霊が見える程度に呪力がある者や、全く呪いの類は見えないし感じない者まで様々です。しかし「呪力が完全に0」というケースは世界中探しても禪院甚爾(伏黒甚爾)ただ一人でした。
故に九十九由基は甚爾のことを研究しようとしていましたが本人に断られ、更には五条悟との戦いで甚爾は死亡しています。
結局「呪力が完全に0」というケースは他に例がなく、九十九由基の中でこのプランは頓挫していました。
しかし第136話で再び九十九由基がこの話をした時は「呪力からの脱却」プランが本命となっています。
九十九由基が「呪力の最適化」ではなく「呪力からの脱却」に立ち返った理由として、下記を挙げています。
- 呪力の最適化のためには天元の結界が必要不可欠
- 天元の術式範囲は日本のみ
- つまり「全人類を術師化」は日本だけが実現可能
- 米国や中東がエネルギー(呪力)の独占を許さない
- 呪力を巡って戦争が勃発
世界中をブラブラしていた九十九由基いわく、そもそも日本と比較して海外では呪術師も呪霊の発生も極端に少ないようです。
あまり詳しく語られていませんが、これは天元の結界(「術師の呪力の底上げ効果」あり)が原因だと考えられます。
そして非術師も含めた人類を術師にするには、天元の結界の「呪力の底上げ効果」を応用し、一括で行うのが合理的です。
故に九十九由基は「呪力の最適化のためには天元の結界が必要不可欠」と述べていると考えられます。
→九十九由基と天元の関係を見る
九十九由基の目的「呪力からの脱却」のプランはどうやって実現する?
九十九由基の「呪力からの脱却」のプランは具体的にどうやって実現するのか、方法などについては明示されていません。
かつては禪院甚爾というモデルケースがいたため、九十九由基は彼に研究の協力をお願いしていましたが、その甚爾も死亡しているためにモデルケースすらいません。
術師を含めた人類から呪力を無くすために考えられることとしては、
- 「無為転変」により全人類を非術師化する
- 「天与呪縛」の原理を突き止め、今後呪力を持たない人間しか生まれてこないようにする
といったところでしょうか。
九十九由基がかつて禪院甚爾を研究しようとしていたのは、恐らく2つ目のような方法を考えていたからだと思われます。
ちなみに「無為転変」は偽夏油が保有している術式なので1つ目の方法は現実的ではなく、やるとしたら2つ目の方法となります。ただしとても時間がかかりますね・・
五条悟の海外出張は九十九由基に会うためだった可能性について、こちらの記事にまとめています。
呪術廻戦の九十九由基は星漿体(せいしょうたい)?あるいは黒幕?
ここまで九十九由基の星漿体(せいしょうたい)説やその目的などについて解説してきました。本当に星漿体(せいしょうたい)だったのかについては今後の本編の追加情報待ちです。
また九十九由基については夏油傑が闇堕ちするきっかけとなった人物でもあり、その頃から「九十九由基が黒幕」する説も流れていました。
しかし九十九由基についてはその後の言動からも「世界から呪霊をなくしたい」という考えに一切ブレがなく、黒幕説は薄れています。
呪術廻戦の九十九由基の関係者一覧!星漿体(せいしょうたい)説のヒント似?
九十九由基は作中で登場機会が少ないながら、彼女に関係しているキャラが存在しているのでこちらでご紹介します。
九十九由基の正体などについてはこれらの関係者を通じて真相に迫る展開になるかもしれません。
主な関係者としては由基の弟子・東堂葵(とうどうあおい)と、闇堕ちするきっかけを得た夏油傑(げとうすぐる)、元々は夏油傑の一派だったラルゥです。
東堂葵は九十九由基の弟子
漫画6巻の第50話で、当時小学三年生だった東堂葵が九十九由基と出会うシーンが描かれています。
恐らくこれが東堂葵にとって呪術師となるきっかけであり、九十九由基に弟子入りすることになります。
ちなみに九十九由基があまりに謎の人物で、黒幕説も流れていたために東堂葵も黒幕側の人間だという噂まで流れていました。
しかし真人との身を削っての激戦などを見ている限り、東堂葵が黒幕側の人間とは考えにくいです。
また第130話で真人との戦闘時、東堂葵は相手の領域対策として「九十九由基直伝の簡易領域」を使っています。
簡易領域と言えばシン・陰流のものが有名ですが、あれは一門相伝で他に漏らすことは禁じられているため、東堂葵が使っているのは九十九由基が編み出したものと思われます。
それにしても東堂葵は学生でありながら本当に万能の術師ですね・・
東堂葵の術式についてはこちらの記事で解説しています。
夏油傑は九十九由基がきっかけで闇堕ち
先ほどご紹介したとおり、漫画9巻の第77話で九十九由基が夏油傑と接触しました。
この時に九十九由基が目指していた「呪霊が生まれない世界」を作る方法の一つ、「全人類が術師になる」というプランについて、夏油は「じゃあ非術師を皆殺しにすればいい」と無意識に呟いています。
この時はまだ迷いがあったものの、こんなセリフが出る時点で相当鬱屈したものが溜まっていたようです。
そしてタイミング悪く、夏油がその精神状態のまま次の任務地の村で「術師の少女2人が非術師に迫害されている」という胸糞な状況を見てしまい、ここでプッツンしてしまいました。
(ちなみにこの時の少女2人は「菜々子」と「美々子」です)
キレた夏油は村人112名を殺害し、呪術界から「呪詛師」として処刑対象となっています。
もちろん九十九由基に全く悪気は無く、この時の会話はあくまで闇堕ちのきっかけの一つに過ぎませんが、夏油にとっては闇堕ちへの決定打に近い出来事でした。
この描写もあって、九十九由基は一部ファンの間で「黒幕説」「夏油傑を闇堕ちさせた」と噂され始めています。
夏油傑の過去や正体などについてはこちらの記事で解説しています。
ラルゥは九十九由基の仲間
第136話では九十九由基がラルゥについて頭の中で言及しており、またこのシーンの後には「葵と銃の子、あとスーツの子は私の仲間が保護しているよ」と発言していることからも、九十九由基とラルゥは仲間です。
元々は夏油傑の一派だったラルゥですが、いつの間に九十九由基との接点を作ったのかは不明です。もしかしたら九十九由基とラルゥは元から繋がっていたのかも知れません。
九十九由基は一人で海外をぶらぶらしているかと思いきや、ちゃんと味方や同志は作っていたんですね笑
→ラルゥと九十九由基の関係について見る
「九十九由基は星漿体(せいしょうたい)?目的や呪術廻戦の黒幕説の真相!」まとめ
今回は呪術廻戦の九十九由基(つくもゆき)の星漿体(せいしょうたい)説や九十九由基の目的、黒幕説の真相などについて解説しました。
九十九由基はいまだに謎が多く、その正体が星漿体(せいしょうたい)なのか、今後の物語の展開に注目ですね。
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