この記事では転スラの星王竜ヴェルダナーヴァの正体や能力、スキル、リムルとの関係について解説します。
ヴェルダナーヴァは転スラの世界において全ての始まりの創造主です。
基本的に伝説でしか存在しないですが、ヴェルダナーヴァに関わる設定や背景は転スラにおいて外せないポイントです。
まずはヴェルダナーヴァが世界を創造した当時について見ていきましょう。
- ヴェルダナーヴァが創造した世界について
- ヴェルダナーヴァの究極能力
- リムルとヴェルダナーヴァの関係
※この記事は転スラのネタバレを含みます
下記の関連記事及び目次の後から記事の本文が始まります。
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転スラのヴェルダナーヴァの正体とは?
まずはヴェルダナーヴァの正体について詳しく見ていきましょう。
ヴェルダナーヴァは転スラの物語においては伝説上の存在であり、それこそお伽噺にしか登場しないくらい太古の昔に存在していました。
星王竜ヴェルダナーヴァは世界の創造主
ヴェルダナーヴァは転スラの世界を創造した存在で、数億年かけてあの世界に生命体を創り出しました。
その正体は4体の竜種のうちの1体であり、下記のとおりヴェルダナーヴァが一番上の兄です。
- 長男:ヴェルダナーヴァ
- 長女:ヴェルザード
- 次女:ヴェルグリンド
- 次男:ヴェルドラ
ヴェルダナーヴァは創造主なだけに最強の存在であり、この世界で最も神に近い存在だったと言えるでしょう。
ヴェルダナーヴァはギィ・クリムゾンに「調停者」を任せる
「原初の赤」ギィはかつて「自分が最強」と思っており、ヴェルダナーヴァにも挑んでいます。
当然ながらギィが完敗しましたが、この出会いをきっかけにヴェルダナーヴァとギィは友人となりました。
そしてヴェルダナーヴァはギィに「調停者」になるように協力を仰ぎます。
調停者とは、ギィが魔王として君臨することで「世界の脅威」となり、人間が傲慢にならないようにするのが役割です。
こうしてギィは調停者としてこの世界を見守りつつ、適度に手を下していました。
→転スラのギィ・クリムゾンの強さやスキルについて見る
ヴェルダナーヴァはルドラとギィを引き会わせる
ルドラは転スラの世界における「始まりの勇者」です。ヴェルダナーヴァはルドラと出会い、友人になると同時に師匠となりました。
ヴェルダナーヴァはルドラに「勇者」として、調停者であるギィが暴走しないための抑止力となる役割を任せています。
またルドラには「世界を統一して恒久平和を実現する」という目標があり、ヴェルダナーヴァはその難しさと可能性の極小さをしますが、ルドラが全く退かなかったので応援することにします。
そしてヴェルダナーヴァはルドラに対して「まずは調停者・ギィに認めてもらうこと」と諭し、ルドラをギィの元に行かせています。これがルドラとギィの2000年に渡るゲームのきっかけとなるのです。
ちなみにヴェルダナーヴァは究極能力「正義之王(ミカエル)」をルドラに譲渡し、代わりにルドラの究極能力「誓約之王(ウリエル)」を貰い受けました。
→転スラのルドラの強さやスキルの詳細を見る
ヴェルダナーヴァはディーノに「監視者」を任せる
ヴェルダナーヴァはディーノに「監視者」としての役割を任せました。
調停者であるギィの役割は「人類が傲慢にならないように抑えること」、勇者であるルドラの役割は「調停者が暴走しないように抑止力となること」です。
そして監視者としてのディーノの役割は「調停者と勇者の因果が回っているかを確認すること」でした。
→転スラのディーノの強さや正体について見る
ヴェルダナーヴァはルシアと恋に落ちてミリム・ナーヴァが誕生
ヴェルダナーヴァはルドラの妹・ルシアと結ばれており、竜種の身でありながら人間の女性と子を成しています。ちなみにその際、「ヴェルダ・ナーヴァ」に改名します。
→転スラのルシアの正体や生まれ変わり説について見る
そして生まれた竜皇女ミリム・ナーヴァにヴェルダナーヴァの力の大半を明け渡し、ミリムは世界で唯一の種族「竜魔人(ドラゴノイド)」となります。
→転スラのミリムの強さやスキルについて見る
さらにヴェルダナーヴァ自身の転生体である子竜(=ガイア)を与えました。
ミリムの誕生に伴い、ヴェルダナーヴァは竜種としての力を失ったことで、普通の人間と等しい存在となります。
これによりヴェルダナーヴァには寿命の縛りが生じており、悠久の時を生きる存在ではなくなったのです。
人間となったヴェルダナーヴァはテロにより死亡
ミリムはガイアとすぐに仲良くなって四六時中同じ時間を過ごしますが、その後に超魔導大国ソーマのジャヒルがミリムを傀儡とするため、ガイアを手にかけます。
さらにはヴェルダナーヴァとルシアも戦乱に巻き込まれて死亡しました。
本来竜種はその体を滅されたとしても、輪廻転生により時間が経てば復活します。
しかし先程お話したとおり、ヴェルダナーヴァはミリムに力を譲渡したために竜種としての力は残っておらず、復活することなく時間が過ぎていきました。
転スラのヴェルダナーヴァの究極能力(アルティメットスキル)!
ここではヴェルダナーヴァが持っていた究極能力(アルティメットスキル)について見ていきましょう。
ちなみに前述のとおりヴェルダナーヴァはルドラと究極能力の交換をしています。
究極能力(アルティメットスキル):正義之王(ミカエル)
ヴェルダナーヴァが当初持っていた究極能力は「正義之王(ミカエル)」です。
ミカエルは転スラに登場するスキルの中でも最強クラスの権能を持っており、下記がその権能の一覧です。
- 天使長の支配(アルティメットドミニオン)
- 王宮城塞(キャッスルガード)
- 代行権利(オルタナティブ)
- 天使之軍勢(ハルマゲドン)
どれも恐るべき権能ですが、特に「天使之軍勢(ハルマゲドン)」を発動すると100万体以上の天使を召喚して使役するという、世界を崩壊させかねない脅威の権能です。
ちなみに前述のとおり、ヴェルダナーヴァはこのミカエルを、ルドラが持っていた究極能力「誓約之王(ウリエル)」と交換しています。
それ以降はルドラがミカエルの保有者となりました。
究極能力(アルティメットスキル):誓約之王(ウリエル)
ヴェルダナーヴァはミカエルをルドラに譲渡し、ルドラが持っていた究極能力「誓約之王(ウリエル)」を受け取っています。
ウリエルは空間管理に特化したスキルで、下記の権能があります。
- 無限牢獄:絶対封印空間に閉じ込める
- 法則操作:慣性制御と熱量操作
- 万能結界:多重複合結界と空間断絶による絶対防御
- 空間支配:空間を自在に入れ替えて転移
ちなみにヴェルダナーヴァが死亡した際にウリエルは世界に霧散します。
その後、長い時を経てリムルがウリエルを獲得することになるのです。
転スラのリムル=テンペストはヴェルダナーヴァの生まれ変わり?
ここまでヴェルダナーヴァの正体や究極能力(アルティメットスキル)について解説してきました。
ヴェルダナーヴァは前述のとおり死亡していますが、一部では「リムルがヴェルダナーヴァの生まれ変わり」という説が囁かれています。
ここではその根拠となりそうな事象について見ていきましょう。
ヴェルドラが即決で友達認定
転スラの物語はリムルがスライムに転生し、ヴェルドラと出会うところから始まります。
世界最弱の魔物であるスライムと、世界最強の種族である竜種の出会いという奇妙なシーンでしたが、ここで注目なのがリムルとヴェルドラがほぼ即決で友達になっていたことです。
もちろんヴェルドラが300年も無限牢獄に捕らえられてド暇だったことも関係しているでしょうが、竜種がスライムを友達認定するというのはあまりに不自然です。
もしかしたらヴェルドラは無意識レベルでリムルにヴェルダナーヴァの気配か何かを感じ、親密に思ったのかもしれません。
→転スラのヴェルドラの強さやスキルの詳細を見る
ミリムがマブダチ認定
リムルの人たらし(竜たらし?)はヴェルドラに留まらず、作中ではミリムに会ってすぐに「親友(マブダチ)」に認定されています。
ミリムはリムルに対して最初から人懐っこいですが、実は作中ではミリムが「友達」と接している相手はそんなに多くありません。リムル以外だとフレイやラミリスくらいでしょう。
そんなミリムが会ってすぐにリムルを「マブダチ」とまで認めたのはよほど波長が合ったのか、あるいは先程のヴェルドラのお話と同様に、リムルの中に父・ヴェルダナーヴァを感じさせる何かを感じたのかもしれません。
→転スラのミリムのかわいいシーン一覧を見る
ヴェルグリンドの意味深な一言
作中でリムルはヴェルグリンドを「捕食」した後、シエル先生の能力改変により究極能力を作り出す、というトンデモ能力を見せています。
そもそも究極能力を改変したり作り出すなんて所業は世界の根源に干渉しているとも言え、ヴェルグリンドは「ヴェルダナーヴァ以外にできる者はいない」と口にしていました。
これは逆に「リムル=ヴェルダナーヴァだからこそできる」とも言え、リムルがヴェルダナーヴァの生まれ変わりである説を連想させるシーンですね。
「ヴェルダナーヴァとルシア」の生まれ変わりが「リムルと大賢者」?
リムルが転スラの世界においてチートキャラになっている最大の原因は大賢者(後のシエル)です。
→リムルの強さやスキル一覧を見る
大賢者はリムルが転生する際に「40歳目前で童貞の俺は大賢者になれたかも」とか思い浮かべていたら獲得できたユニークスキルでした。
そこから大賢者は究極能力「智慧之王(ラファエル)」へと進化し、更にはリムルが「シエル」と名付けをしたことで「神智核(マナス)」という独立した意識体になっています。
更にシエルは作中で「我が主の正妻は私ですから」という発言をしており、「リムルの正妻説」も囁かれているのです。
→転スラのシエルが「リムルの正妻」説について見る
仮にシエルがリムルの正妻ポジションとすると、「リムルと大賢者」は「ヴェルダナーヴァとルシア」の関係に投影することができるため、
- リムル:ヴェルダナーヴァの生まれ変わり?
- シエル:ルシアの生まれ変わり?
ということなのかもしれません。
リムルはヴェルダナーヴァの理想の世界を実現
リムルは転スラの物語が始まって以降、怒涛の勢いで仲間や配下を増やし、テンペストを開国しました。
そしてリムルの言う「暮らしやすい世界を創りたい」という目標はまさにヴェルダナーヴァが目指していたものです。
そのためにヴェルダナーヴァはギィを「調停者」とし、ルドラを「勇者」とし、ディーノに因果の「監視者」として任せていました。
仮説通りであれば、ヴェルダナーヴァはリムルに生まれ変わってついに理想を実現した、と言えるのかもしれませんね。
「転スラのヴェルダナーヴァの正体!能力やリムルとの関係とは?」まとめ
今回は転スラの星王竜ヴェルダナーヴァの正体や能力、スキル、リムルとの関係について解説しました。
ヴェルダナーヴァは転スラの物語では伝説や神話上の存在ですが、仮にリムルが生まれ変わりと考えるとあのチートさも納得ですね笑
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