この記事では転スラのルシアの正体やヴェルダナーヴァ、ミリム、リムル、大賢者との関係などについて解説します。
ルシアは作中の時代からはるか昔に存在していた人物で、魔導王朝サリオンに伝わるおとぎ話に登場するキャラです。
しかし転スラの物語における重要人物の一人なので、まずはその正体から見ていきましょう☆
- ルシアの正体や関係者の解説
- ルシアとリムル&大賢者の関係
- ルシアとミカエルの関係
※この記事は転スラのネタバレを含みます
下記の関連記事及び目次の後から記事の本文が始まります。
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転スラのルシアとは?正体や関係者を解説!
まずは転スラのルシアの正体や関係するキャラについて見ていきましょう。
ルシアは作中において伝説やおとぎ話上での人間として登場しています。
ルシアは勇者ルドラの妹!
ルシアは「始まりの勇者」であるルドラの妹です。
ルドラはかつて星王竜ヴェルダナーヴァとも友人で、「世界の恒久平和」というほぼ無理難題な目標を掲げていました。
ヴェルダナーヴァはルドラの夢の実現を応援することにし、まずは「調停者」であるギィに認めてもらうように言います。
→転スラのヴェルダナーヴァの正体について見る
そしてルドラはギィの元を訪れますが、その際にルドラと共にいたのが妹のルシアと、側近のヴェルグリンドでした。
→転スラのルドラの強さやスキルについて見る
ルシアは猪突猛進気味なルドラを優しく見守る立場で、ルドラがギィに何度も挑みに行く際も心配半分、呆れ半分で見守っています笑
ちなみにルドラが「世界の恒久平和」を目指していたのは、実は妹のルシアのためでもありました。
ルシアは星王竜ヴェルダナーヴァと結ばれてミリムを出産!
実はルシアは人の身でありながら星王竜ヴェルダナーヴァと結ばれ、後に「ミリム」と名付けられる子供を身籠っていました。
→転スラのミリムの強さやスキルについて見る
ただこれによってヴェルダナーヴァは竜種としての力を失い、ミリムにその力のほとんどを譲渡したのです。
これによりヴェルダナーヴァに「寿命」という概念が生まれ、竜種のように悠久の時を生きる存在ではなくなってしまいました。
ヴェルダナーヴァは「ルシアと一緒に逝ける」ことを喜ぶ一方で、自らが作ったこの世界の行く末と、娘・ミリムの行く末を心配していたのです。
ルドラが「世界の恒久平和」という非現実的な夢を掲げていたのも、「ヴェルダナーヴァが安心できるように」と願ってのことでした。
そしてルドラとギィはとあるゲームを始めます。
- ルドラとギィがお互いの手駒のみを使う
- ギィの手駒(=魔王)が世界を統治したらギィの勝ち
- 人が一つにまとまって魔王を倒したらルドラの勝ち
このゲームは実に2000年にも渡って続くことになります。
ルシアはヴェルダナーヴァと共に死亡!
そしてミリムが生まれた直後、ルシアとヴェルダナーヴァがいた国を狙っていた他国からの魔法攻撃により死亡します。これによりミリムは自分の両親の顔を知らないまま育ちました。
さらにはその後、ヴェルダナーヴァがミリムに与えたペットの子竜も、当時の超魔導大国ソーマのジャヒルの手によって殺され、これに大激怒したミリムがソーマを滅亡させます。
こんな調子で、ルドラの夢とは裏腹に人の世の醜さが露呈するような結果となってしまったのです。
ルドラは何度も転生してギィとのゲームを続けるも、次第に魂も勇者の力もすり減らしていき、終いには本来のルドラの性格とは程遠い、冷酷な皇帝として東の帝国に君臨します。
そこに妹・ルシアのことを思うかつてのルドラの姿はなく、ルドラ自身ももうルシアのことを覚えてはいませんでした。
転スラのルシアの生まれ変わりが大賢者?ヴェルダナーヴァやリムルとの関係は?
ここまでルシアが存在していた時代の背景や出来事についてお話してきました。
作中の時代においてはルシアは故人であり、魔導王朝サリオンの中のごく少数の間に伝わるおとぎ話でのみ、その存在が語られています。
一方で転スラの物語の中には「ルシアの生まれ変わり」と噂される存在がいます。
リムルはヴェルダナーヴァの魂の生まれ変わり?
まず主人公のリムルについてですが、リムルは日本社会で通り魔から後輩を守った際に致命傷を受け、死亡する際に転スラの世界に転生しました。
実はリムルについても「ヴェルダナーヴァの生まれ変わりでは?」という説があります。
その根拠としては、リムルが作中で関わったキャラとの関係が挙げられます。
- スライムであるリムルがヴェルドラに一発で友達認定される
- ミリムから「マブダチ」認定される
- ヴェルグリンドがリムルの所業を見て「ヴェルダナーヴァ以外にできる者はいない」と発言
大賢者はルシアの魂の生まれ変わり?「正妻」発言が意味深!
そしてルシアに関してですが、「大賢者がルシアの生まれ変わり」という説があります。
大賢者はリムルが転生する際に獲得したユニークスキルであり、当然ながらただのスキルに意思など存在しません。
しかし大賢者は作中で幾度となく「意思」と思われるような言動を見せており、さらには「智慧之王(ラファエル)」、最終的にはシエルに進化し、益々自分の意思を持つ存在となっていきます。
またシエルは、リムルがヒナタのドレス姿を記録に残そうとしたら嫉妬して拒否するなど、まるでリムルの恋人か妻のような言動まで見せていました笑
極めつけが、転スラの原作でシエルが口にした「ふふふ。我が主の正妻は私ですから」という言葉です。
つまり先程お話したとおりリムルがヴェルダナーヴァの生まれ変わりだとすると、リムルの正妻であるシエルがルシアの生まれ変わり、ということになります。
もしかすると転スラの物語は、ヴェルダナーヴァとルシアが時代を越えて、ルドラが目指した平和な世界を生きるまでのお話なのかもしれませんね。
→転スラのシエルの正妻説について見る
転スラのルシアは「正義之王(ミカエル)」の神智核?
冒頭でお話したとおりルシアは既に死亡していますが、実はルシアの肉体は保管されていました。
そして作中ではそのルシアの肉体に熾天使を宿すことで「終末の天使長」として復活しています。
その存在は究極能力(アルティメットスキル)「正義之王(ミカエル)」の神智核(マナス)であり、ミカエルの権能を行使することができます。
この「ルシア」は厳密にはルシアではなく、ルシアの肉体に天使が受肉した別の存在です。
ただ作中では便宜上「ルシア」という名で呼ばれているために紛らわしいですね。
「転スラのルシアとは?大賢者の正体&生まれ変わり?」まとめ
今回は転スラのルシアの正体やヴェルダナーヴァ、ミリム、リムル、大賢者との関係などについて解説しました。
ルシアは作中においては故人ですが、転スラの物語においては極めて重要な人物です。
ヴェルダナーヴァの願い通り、死後も静かに過ごさせてあげたいですね。
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