この記事では鬼滅の刃の伊黒小芭内(いぐろおばない)と甘露寺蜜璃(かんろじみつり)のカップルについて、時を越えて結婚、夫婦になったことについてお話します。
伊黒小芭内と甘露寺蜜璃は、恋愛沙汰やラブコメが描かれることがほぼ皆無の鬼滅の刃において、作中でも明確に想いを伝えあった数少ないカップルです。
2人の恋の行方、最終的に時を越えて夫婦になるまでにどんなエピソードがあったかなどについて解説します。
※この記事は鬼滅の刃のネタバレを含みます
鬼滅の刃の全てのカップルのランキングについてはこちらの記事にまとめています。
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伊黒小芭内と甘露寺蜜璃が時を越えて結婚(最終回:23巻の第205話)

鬼滅の刃の原作の最終巻23巻の第205話(最終回)で、伊黒小芭内と甘露寺蜜璃が現代に転生し、2人は結婚していました。
後ほどお話しますが、本編の中では2人はあまりに悲しい結末を迎えることになったものの、時を越えてめでたく夫婦になっています。
そもそもこの2人はどんなきっかけで知り合い、恋仲になったのでしょう。
小芭内と蜜璃が結ばれるまで、2人の出会いや馴れ初めについて解説します。
伊黒小芭内と甘露寺蜜璃「おばみつ」の出会いと馴れ初め
蛇柱・伊黒小芭内と恋柱・甘露寺蜜璃は共に柱として鬼殺隊の中枢を担う戦力です。
ただ小芭内と蜜璃に関しては普通の柱同士よりも仲が良く、ただの同僚、戦友という関係ではありませんでした。
まずは2人の出会いからの馴れ初めを時系列で追っていきましょう。
初対面の伊黒小芭内にもグイグイくる甘露寺蜜璃
原作の漫画22巻の188話のフリースペースで、伊黒小芭内と甘露寺蜜璃が初めて出会った時のエピソードが語られています。
小芭内はとてもハードな過去があり、その生い立ちが理由でそもそも女性が苦手です。
女性に対しては無意識に恐怖や嫌悪感すら覚えてしまう小芭内でしたが、そんな負のオーラを放っていたであろう小芭内に全くお構いなしに話しかけてきたのが蜜璃でした。
上の画像のように、初対面で自身の猫(4匹)の可愛さについて底抜けに明るく喋り倒し、小芭内はこの裏表がない素直さや可愛さに惹かれたようです。
ちなみに初対面のこの雑談により、小芭内は蜜璃の家族構成から猫4匹の名前、特徴、好物、力関係まで把握したそうです笑
伊黒小芭内が甘露寺蜜璃に一目惚れ?
ちなみに小芭内が蜜璃を好きになったのは「一目惚れ」だったことが、鬼滅の刃の公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」(p.86)で語られています。
その時の小芭内の心境としては「可愛すぎて度肝を抜かれた」そうです。
普段の小芭内の様子からは考えられない言葉ですが、このことを下手に小芭内にインタビューでもしようものなら瞬殺されそうですね笑
ちなみにこのときの小芭内の心の乱れを感じ取ったのか、小芭内に懐いている蛇「鏑丸」までパニックになって小芭内に噛み付いたようです。
伊黒小芭内が甘露寺蜜璃に靴下(ハイソックス)をプレゼント
原作の漫画14巻第124話で、甘露寺蜜璃が鬼殺隊に入る前後のことを回想しているシーンの中で、伊黒小芭内が靴下をプレゼントしている描写があります。
小芭内が蜜璃に靴下をあげた理由についても、鬼滅の刃の公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」(p.86)で解説されていました。その理由は
蜜璃が隊服を恥ずかしがってもじもじしていたから
でした。
鬼殺隊の隊服は鬼と戦うために非常に強靭な素材が使われており、通気性が良くて濡れにくく、燃えにくい性質があります。
そのデザインは男女で違いますが、蜜璃の隊服だけは女性隊士の中でも特殊(=セクシー)なため、恥ずかしがっていた蜜璃を見かねた小芭内が靴下をプレゼントしたそうです。
ちなみに蜜璃の胸元が開いた隊服は縫製係の前田まさお(通称:ゲスメガネ)が作り、蜜璃も最初はさすがに隊服のおかしさに疑問を持ったものの、ゲスメガネに丸め込まれてむりやり納得しました。
この隊服は胡蝶しのぶにも支給されており、しのぶはその場で油をかけて燃やしています笑
余談ですが、カナヲのキュロットパンツが段々短くなっていることもこのゲスメガネが犯人です。
(原作の漫画21巻の第182話のフリースペースにて)
伊黒小芭内と甘露寺蜜璃は文通していた
原作の漫画15巻の第132話で、伊黒小芭内の柱訓練に参加した炭治郎は、会うなりいきなりブチギレられます。
理由は、蜜璃との柱訓練で炭治郎が仲良く話していたことを小芭内が知ったため、嫉妬心を隠しもせずに「ゴゴゴゴ」という背景と共に怒りまくっていました。
ちなみに蜜璃の柱訓練の様子を小芭内が知っている理由は、2人が文通していたからです。
イメージ的に蜜璃は文通とか好きそうですが、小芭内がそのような手紙を書くというのは、このシーンが描かれた当時は意外に感じました笑
伊黒小芭内と甘露寺蜜璃の2ショット
原作の漫画14巻の第124話の扉絵で、伊黒小芭内と甘露寺蜜璃が一緒に食事をしているシーンが描かれています。
蜜璃は17歳の時にお見合いが破談になった経験があり、その理由は常人離れしたパワー、超絶な大食い、ピンクの髪色でした。
そのため、その次のお見合いの時は髪を黒く染め、食べるのを我慢して気絶しそうになり(空腹で)、力も弱いフリをしていました。
しかし蜜璃は結局自分を偽る生き方に耐えられず、「添い遂げる殿方を見つけるため」に鬼殺隊に入りました。
そのため、鬼殺隊に入ってからは超絶大食いを隠すこともせずにバリバリ食べますが、後に蜜璃は小芭内のことをこう語っています。
「伊黒さんと食べるご飯が一番美味しい」
「伊黒さんすごく優しい目で私のこと見ててくれる」
「優しい目」とはまさに上の画像の小芭内の表情を指しており、小芭内はありのままの蜜璃が好きだったことが分かる描写でした。
甘露寺蜜璃が伊黒小芭内にキュンとしていた瞬間
物語の中で伊黒小芭内と甘露寺蜜璃が初登場したのは、原作の漫画6巻の第45話(アニメ第23話)の柱合会議のときです。
この時も蜜璃は小芭内にキュンとしていましたが、蜜璃は義勇にも実弥にも(しのぶにすら)キュンとしていたため、この時は2人の関係は想像できるものではありませんでした。
それから2人が文通していることが明らかになり、さらに16巻第140話からの無限城編では蜜璃が露骨にキュンとしているシーンが描かれます。
ちなみに本編において、ここが小芭内の初めての戦闘シーンでした。
無限城に湧いている雑魚鬼(と言っても下弦の鬼レベル)を一掃した小芭内、蜜璃に怪我がないか気遣います。
蜜璃なら下弦の鬼程度は何体でも殺しそうなのはさておき、小芭内の優しさに歓声をあげながらMAXレベルにキュンとしていました。
伊黒小芭内が甘露寺蜜璃に告白できない理由
小芭内が蜜璃のことを好きであることは明らかでしたが、小芭内は蜜璃に告白せず、さらには「自分にはその資格がない」とすら思っていました。
その理由が原作の漫画22巻の第188話で語られています。
小芭内が産まれた一族は蛇鬼が殺した人間の金品を奪い、一財を築きました。
そのため、この一族は蛇鬼を祀り、へつらい、自分たちが生んだ赤ん坊を生贄に捧げることでwin-winの関係を持つという、何ともビジネスライクな一族です。
この一族は長年女しか生まれない家系で、370年ぶりに生まれた男が小芭内でした。
そのため、小芭内は蛇鬼に(悪い意味で)気に入られ、「もっと成長してから食おう」ということで長く生かされました。
結局小芭内は当時の炎柱(煉獄槙寿郎)に助けられました。
しかし小芭内はこの一族に生まれた自分のことを生涯にわたって自虐し、自身に流れる血を「汚い血」とまで表現しています。
そのため、小芭内は下記のように語っています。
鬼がいない平和な世界で
もう一度人間に生まれ変われたら
今度は必ず君に好きだと伝える
小芭内と蜜璃が幸せになってほしい、と誰もが願うシーンでしたね。
ちなみに小芭内の過去についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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伊黒小芭内と甘露寺蜜璃、無惨戦

漫画22巻の第188話
無惨戦では、柱の中でも戦闘経験が浅い蜜璃が最初に深手を負って脱落します。
小芭内は蜜璃を安全な場所に連れて撤退させるなど、最終決戦でも蜜璃の身を案じていました。
無惨を倒すのが最終目標なのはもちろんですが、小芭内は「自分が死んでも蜜璃は生き延びてほしい」と思っていたのでしょうね・・
伊黒小芭内と甘露寺蜜璃の最期、両想いのまま死亡
原作の漫画最終巻(23巻)の第200話で、ついに無惨を太陽の光で滅し、鬼殺隊の勝利に終わります。
しかし無惨戦では鬼殺隊のほとんどが戦死し、柱も実弥と義勇だけが生き残りました。
小芭内と蜜璃も無惨戦で致命傷を負っており、もう手の施しようがない状態でした。
最期の今際の際で、小芭内と蜜璃はお互いの想いを打ち明け合いました。
「伊黒さん伊黒さんお願い
生まれ変われたら
また人間に生まれ変われたら
私のことお嫁さんにしてくれる?」
「勿論だ
君が俺でいいと言ってくれるなら
絶対に君を幸せにする
今度こそ死なせない
必ず守る」
生まれ変わってからではなく、この時代の小芭内と蜜璃に幸せになってほしかったですね・・
ちなみに無惨戦後、重症を負った者に隠の人達が大勢集まって治療を施していましたが、小芭内と蜜璃の周りには隠の姿が一人も見えず、2人きりでした。
もう助からないことが分かっていたために、小芭内が隠に「2人にしてほしい」と伝えたのか、言われずとも隠が察したのか・・
いずれにしても小芭内と蜜璃の最期のシーンはあまりに悲しい光景でした。
伊黒小芭内と甘露寺蜜璃の転生後(最終回)の様子
ここまで小芭内と蜜璃の出会いから馴れ初め、その関係性や、最期の想いを打ち明けるシーンまで見てきました。
冒頭でお話したとおり、小芭内と蜜璃は最終回で現世に転生し、結婚して定食屋を営んでいます。
上の画像のとおり、メガ盛りなのは蜜璃の遺伝子、蛇の置物があるのは鏑丸が現代でも見守ってくれていることを表していますね。
ちなみに小芭内(転生後)の蜜璃(転生後)への強烈な愛も相変わらずで、善逸の子孫である善照(よしてる)が蜜璃の胸を凝視していたときには包丁をぶん投げたそうです笑
伊黒小芭内と甘露寺蜜璃「おばみつ」のイラスト
鬼滅の刃のカップルの中でも、伊黒小芭内と甘露寺蜜璃のカップリングは大人気の組み合わせです。
先述の第200話の悲痛な最期を迎えたこともあり、ネット上やSNSの上では2人のイラストや画像が数多く投稿されています。
ここではその中の一部をご紹介します。
中には漫画家やプロクリエイターが描いたみたいなものもあるのでビックリしますね(^_^;)
おばみつー pic.twitter.com/aS6cwqHJn6
— 倉ぜろ (@kura013_zat) November 23, 2020
おばみつちゃん🐍🍡 pic.twitter.com/EU9gPkJmfq
— 篠宮 (@pigmeat014) November 23, 2020
おばみつ🌷 pic.twitter.com/fl8s787QHx
— ぽんぽこ左衛門 (@pnpkzemn) November 23, 2020
色塗りが終わったおばみつ絵。
— ピコ柱⛄{ピコの呼吸! (@picoyukina) November 23, 2020
いつもと違う塗り方とは逆に何なのか。パステル度合いの匙加減が難しいな~と思った次第でした……多分スキャナー通したら色飛びますねコレ。 pic.twitter.com/nA5syakAdy
いい夫婦間に合わなかったけど投下します。
— R1e (@R1eShima) November 22, 2020
諸々反省点だらけですがひとまず
蜜璃ちゃんカラフルで色塗り楽しかったー❗️#伊黒小芭内 #甘露寺蜜璃 #おばみつ #初描き#小2の色鉛筆総動員+おえかきちょう pic.twitter.com/HEJ6PXmn6D
「伊黒小芭内と甘露寺蜜璃が結婚?おばみつカップルが遂に夫婦へ!」まとめ
今回は鬼滅の刃の伊黒小芭内と甘露寺蜜璃のカップルが時を越えて結婚したことについてお話しました。
伊黒小芭内といえば初登場の柱合会議で第一印象が悪く、ネチネチキャラみたいなイメージのまま物語終盤まできました。
それが、最終決戦の無惨戦や第200話の蜜璃との最期の会話などにより好感度が大逆転し、一気に人気キャラとなりました。
今後は小芭内と蜜璃の、物語中でのエピソードなどが外伝で描かれることもあるかもしれませんね☆
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