【呪術廻戦】宿儺の契約とは?虎杖悠仁との契闊の内容や目的、理由を考察!

【呪術廻戦】宿儺の契約とは?虎杖悠仁との契闊の内容や目的、理由を考察!

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この記事では呪術廻戦の両面宿儺と虎杖悠仁が交わした契約について、その内容や宿儺の目的などを考察します。


呪術廻戦において「約束」「縛り」「契約」といった言葉や行為は非常に重要な意味を持ちます(破ったらえらいことになるため)。

そして宿儺と虎杖悠仁は作中、契約という形でいくつか約束事を交わしており、これが後々までの伏線の一つになっています。


まずは宿儺と虎杖悠仁が契約を交わすことになるまでの経緯から解説していきます。

<この記事で分かること>
◯宿儺と虎杖悠仁の契約(契闊)までの経緯
◯宿儺と虎杖悠仁が契約(契闊)を交わした目的
◯宿儺が虎杖悠仁に忘れさせた理由


※この記事は呪術廻戦のネタバレを含みます


呪術廻戦の全キャラクターの一覧、階級別のキャラ一覧についてはこちらの記事にまとめています。

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【呪術廻戦】宿儺が虎杖悠仁と契約(契闊)を交わすまでの経緯

宿儺と虎杖悠仁が例の契約を結んだのは宿儺の生得領域の中での出来事で、虎杖悠仁が死んだと思われた後のことです。

まずはその契約のシーンに至るまでの物語の流れを順番に解説します。

少年院の特級呪霊を宿儺が祓う

少年院に出現した特級呪霊を祓う任務を受けた虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇でしたが、特級呪霊があまりに強すぎて退却戦を余儀なくされます。

その中で虎杖悠仁が殿(しんがり)となって特級呪霊を足止めし、途中で宿儺と体を入れ替わりました(漫画1巻の第7話、アニメ第4話)。


宿儺は特級呪霊相手でも余裕綽々で、ボコボコの滅多打ちにしていきます。

そして最後は、出す必要もない領域展開「伏魔御厨子(ふくまみずし)」でなます斬りにするというイジメ同然のボコしっぷりで快勝します。

戦いが終わったので、ここで虎杖悠仁が宿儺と体を入れ替わる、かと思いきや暫く待っても虎杖悠仁が出てきません。

宿儺と利害の一致もなしに無理矢理交代したツケで、虎杖悠仁が表に出てくるのに手間取っていました。


体を自由に使えることになった宿儺は、凶悪な笑顔を浮かべながら少年院の外に出ます。

宿儺は虎杖悠仁の命を人質に

漫画2巻の第9話(アニメ第5話)で、虎杖悠仁の体をしばらく自由に使える状態になった宿儺は、少年院の外にいた伏黒恵と接触します。

宿儺は虎杖悠仁がおいそれと表に出てこられないようにするため、自らの心臓を取り出して草むらにポイします。


宿儺は心臓なしでも生きていけますが、虎杖悠仁がこの状態で宿儺と交代したら当然死ぬため、自分自身を人質に取られた状態です。

そして伏黒恵と宿儺の戦闘が始まりました。

虎杖悠仁が宿儺と交代し、死亡

漫画2巻の第9話(アニメ第5話)で、宿儺(指3本分)にこの時点での伏黒恵が敵うはずもなく、終始劣勢に追い込まれます。

そして恵が命と引換えにする捨て身の呪術の詠唱を始めると、ただならぬ恵の呪術を感じ取った宿儺が心底楽しそうに「魅せてみろ!伏黒恵!」と言っていました。


結局恵の捨て身の呪術は放たれることはなく、詠唱の途中で虎杖悠仁が宿儺と交代します。

しかしそれは心臓を取っ払われた状態での交代だったため、当然ながら程なくして虎杖悠仁は死亡しました。


虎杖悠仁の死亡に関してはこちらの記事で裏事情などを解説しています。

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【呪術廻戦】宿儺と虎杖悠仁の契約(契闊)の内容

物語の主人公がごく序盤で死亡するというとんでもない展開となりましたが、虎杖悠仁の中には宿儺が巣食っていたこともあり、完全には死んでいませんでした。

虎杖悠仁が死んだと思われた後、宿儺の生得領域で2人のやり取り(&喧嘩)のシーンがあり、ここで冒頭でお話した契約の話が出てきます。


ではこの契約のシーンを詳しく見ていきます。

宿儺の生得領域で生き返る条件と契約を提案

漫画2巻の第11話(アニメ第5話)で、辺り一面は生き物の骨だらけ、天井は巨大な背骨と肋骨という眺めの悪い生得領域のシーンがあります。

虎杖悠仁はとりあえず宿儺の顔を見るなり、その辺に落ちていた動物の頭蓋骨をぶん投げつつ殴りかかりますが、結局宿儺にねじ伏せられます。


ここで宿儺から「まだ完全に死んでいないこと」が明かされ、さらに「条件を呑めば生き返らせてやる」という提案がされます。これが契約を持ちかけたシーンですね。

その契約の条件を一つ一つ見ていきましょう。

宿儺の契約(契闊(けいかつ))①:「契闊」と唱えたら1分間体を明け渡す

契約の一つ目が宿儺が「契闊」と唱えたら1分間、虎杖悠仁の体を明け渡す、という条件です。

ちなみに宿儺はここで「今回限り」などの言葉はつけていないため、この条件を呑んだ場合、今後も宿儺が「契闊」と唱えたら1分間体を明け渡さければならないと思われます。

宿儺の契約(契闊(けいかつ))②:この約束を忘れる

今回の契約でミソとなりそうなのがこの条件で、「この約束を忘れること」が2つ目の条件です。

後述しますが、実際この契約を結んで虎杖悠仁が生き返った後、ここでの会話の内容は忘れていました。

宿儺の契約(契闊(けいかつ))③:誰も殺さず傷つけない

契約条件の①と②を聞いた虎杖悠仁でしたが、少年院での宿儺の言動から全く信用しておらず、この契約に乗りませんでした。

それを見た宿儺が「はーうざ」と呟きながら「じゃあその1分間誰も殺さんし傷つけんと約束しよう」と言い、これが①に追加の契約条件となりました。


これにより、今後も宿儺が「契闊」と唱えたら体を明け渡さなければならないとしても、少なくとも1分間は暴れまわったりはしないことが保証されました。

宿儺の契約(契闊)をほぼ強制に結ばされる

虎杖悠仁は全ての条件を聞いた後も、宿儺をぶん殴って「無条件で生き返らせろ」と要求します。

それを見た宿儺は、「契約を結ぶための契約」を持ちかけます。

今から殺し合って
小僧が勝ったら無条件で
俺が勝ったら俺の縛りで生き返る

この提案に虎杖悠仁は「いいぜ。ボコボコに・・・」と言おうとした瞬間に顔をぶった斬られて負け、先ほどの3つの条件で生き返ることになりました。


ここは宿儺の思慮に負けたというか、虎杖悠仁が宿儺をナメすぎていましたね笑

呪霊との契約事などの際に安易に頷いてはいけない、ということが分かるシーンでした。

【呪術廻戦】宿儺が契約(契闊)で虎杖悠仁に約束を忘れさせた理由や目的

虎杖悠仁が生き返った後は、宿儺が提示した②の条件のとおりきれいさっぱり忘れていました。

漫画2巻の第13話で五条悟が「心臓を治すにあたって条件とか契約を持ちかけられなかった?」とドンピシャな質問をしますが、虎杖悠仁は「思い出せねぇんだよな」と答えています。

五条悟がこんな質問をするということは、やはり呪霊が人間と何か行動を絡める際には条件や契約を結ぶのが通例のようですね。

何よりこの時の五条悟の「・・・」の間がちょっと怖いですw


というのも、普通に考えれば宿儺が無条件で生き返らせるなんてお優しいことをするはずがないため、「絶対に何かしらの縛りなり契約なりを結んでいるはず」と考えるのが自然です。

五条悟もそう考えていたからこそ、虎杖悠仁に「条件とか契約」について尋ねたのでしょう。


ここで、宿儺は何故「この約束を忘れること」という契約の条件をつけたのか、理由や目的を考察してみました。

宿儺が契約で虎杖悠仁に約束を忘れさせた目的①:五条悟を警戒した?

宿儺は初めて虎杖悠仁に受肉した際、五条悟と10秒間だけ手合わせしており、その強さは理解しています。

また先ほどお話したとおり、五条悟は虎杖悠仁に「心臓を治すにあたって条件とか契約を持ちかけられなかった?」というドンピシャな質問をしています。


これらのことから、「虎杖悠仁が契約のことを覚えていると五条悟が対処してしまうかもしれない」と宿儺が警戒したのかもしれません。

しかし結果的に、虎杖悠仁が何も覚えていなかったことで五条悟は全てを察し、何らかの契約や縛りを結んだことを確信しています。

宿儺が契約で虎杖悠仁に約束を忘れさせた目的②:主従関係から脱する策がある?

宿儺にとっての最終目標としては、虎杖悠仁の体を完全に掌握して蘇りたいと思っているはずです。

さらに先ほどの条件①から「「契闊」と唱えたら1分間体を明け渡す」というものがあります。


宿儺は今後、この1分間の間に虎杖悠仁の体を掌握する何かしらの算段や勝算があるのかもしれません。

もしそうだとすれば、条件②で契約内容を忘れさせ、五条悟に対処されるのを防いだ理由にも繋がりますね。


というのも呪術廻戦において、この契約以降は宿儺が異様におとなしく、基本的に虎杖悠仁の内側からずっと傍観しています。

これは虎杖悠仁の体を掌握する準備なりタイミングを見計らっているのかもしれません。

宿儺が契約で虎杖悠仁に約束を忘れさせた目的③:真人が言う「保険」

第130話で、真人が宿儺に気になる一言を発していました。

アンタのことだ
虎杖との間に保険は作ってあるんだろ?

させねぇよ

代わる間もなく虎杖は殺す
黙ってここで見ててくれ


恐らく真人の言う「保険」とは、条件①の「「契闊」と唱えたら1分間体を明け渡す」のことを指していると思われます。


このシーンから察するに、宿儺の条件①の目的は「虎杖悠仁が死にそうになったら交代し、虎杖悠仁の体を守る」ことになります。


ただこのシーン、あのお喋りな宿儺が真人の問いかけに対して一言も返しておらず、どことなく余裕の笑みを浮かべています。

もしかしたらこの目的はあくまで副次的なもので、宿儺の本当の目的が他にもあるのかもしれません。

宿儺が契約で虎杖悠仁に約束を忘れさせた目的④:伏黒恵の能力に関係あり?

宿儺はとにかく伏黒恵の術式に並々ならぬ興味を持っています。作中でも「唯一の好奇」と語っているほどです。

今回の虎杖悠仁との条件は伏黒恵との関係は特に見えませんが、もしかしたら伏黒恵の術式と間接的に関わるように先読みした条件だったのかもしれません。

もし仮にそうだとしたら、宿儺は頭良すぎですね笑


宿儺と伏黒恵の関係についてはこちらの記事で解説しています。

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「【呪術廻戦】宿儺の契約とは?虎杖悠仁との契闊の内容や目的、理由を考察!」まとめ

今回は呪術廻戦の両面宿儺と虎杖悠仁が交わした契約について、その内容や宿儺の目的などを考察しました。


物語を読み進めていく限りは、ただ単に宿儺も生き返りたかっただけ、とも読めますが、五条悟の反応や真人の発言などから、何か深い意味のある契約だと思われます。

呪術廻戦はこういった伏線が数多くあるので、どんな意味を持っているのかを予想しながら読んでいくと面白いですね☆


呪術廻戦関連の情報や考察はこちらの記事もどうぞ

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