この記事では【推しの子】のアクアの父親の正体についてネタバレ考察していきます。
いまだ正体不明な、アクアのお父さん。
ですがあかねが作中で、アクアが見落としていた抜け穴の存在に気づきます。
早速抜け穴の正体や、父親について詳しくみていきましょう☆
- あかねが気づいた「抜け穴」の内容
- アクアの父親の正体についての考察
※この記事は【推しの子】のネタバレを含みます
下記の関連記事及び目次の後から記事の本文が始まります。
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推しの子の父親の正体が判明?ネタバレ&考察!
アクアの父親の正体とは、一体誰なのでしょうか。
推しの子の作中において大きな謎の一つですよね。
ここでは、アクアの父親のヒントになるシーンを抜粋してご紹介していきます。
アイがアクアの父親に電話していた(漫画1巻の第8話)
アクアの父親について初めて存在が描かれたのが、漫画1巻の第8話です。
顔こそ描かれていないものの、この時は星野アイが公衆電話からアクアの父親に電話していました。
この時点で星野アイは20歳の誕生日を控えており、アクア達の出産から約4年が経っています。
後ほど解説しますが、この時のアイの電話が、アクア達の父親の正体に迫る手がかりの一つとなるのです。
アクア&ルビーの真の父親がアイの墓参りに来ていた(漫画8巻の第72話)
アクア&ルビーの父親は、当初は上原清十郎だと思われていました。
それはアクアと姫川大輝が同じ父親を持つというDNA鑑定結果からの思い込みだったのです。
しかし上原清十郎は姫川大輝の戸籍上の父親というだけで、血の繋がりはありません。
第72話では、アイの墓参りに訪れルビーに「自身の子どもだ」と発言した人物が描かれていました。
詳しくは描かれていませんが、アクアやルビーにそっくりな外見を持つ人物だったのです。
今後の父親説で、現在1番可能性の高い人物だと言えます。
謎の少女が「中学生」について明かす(漫画8巻の第79話)
第79話の最後では、謎の少女がカラスと共に登場しており、次のように発言していました。
「病院の周りにずっと怪しい男がいたらしい」「大学生くらいの男と中学生くらいの男」
この大学生くらいの男とは恐らくリョースケのことなのですが、中学生くらいの男についてはまだ謎が多く残っています。
おそらく中学生くらいの男こそが、アクアやルビーの父親なのではないでしょうか。
アイが妊娠していたのが16歳当時で、そのアイを妊娠させたのがこの時の中学生ということになりますね。
推しの子の父親の描写について紹介&考察!姫川のお父さんの正体は?
物語の序盤で父親候補とされていた、姫川の父親。
しかし物語が進むにつれて、姫川の父親はアクアの父親ではないことがわかります。
ここからは、姫川の父親の正体について詳しくご紹介していきます。
姫川大輝から父親の死が明かされる(漫画7巻の第68話)
「芸能界」に入り真犯人を探していたアクアは、アクアやルビー達の実の父親が犯人ではないかという事に気がつきます。
これはリョースケが知り得ない情報を知っていたのも、アイが父親に話していたからではと思ったからです。
こうしてアクアは秘密裏に共演者や関係者のDNA鑑定を行なっていく事になります。
そしてたどり着いたのが、姫川の父親・上原清十郎でした。
しかし姫川の父親は、妻である姫川愛梨と無理心中をして亡くなっていたのです。
この時点で、アクアは「復讐が終わった」と考えることになります。
アクアの思い込み
72話ではアクアがあかねに別れ話をしています。
その流れであかねが「アクア君の力になりたい」と口にし、そこからアクアが
- DNA鑑定で異母兄弟が見つかった
- 父親は母親と不倫していた
- その父親は既に死亡している
- やっと解放された
と語るのです。
しかしアクアは「解放された」と思い込んでいただけで、あかねはアクアの話をパッと聞いただけで別の可能性に瞬時に気づいていました。
本当にあかねは頭脳明晰ですね・・
アクアと姫川大輝の本当の父親は生きている?あかねが気づいた「抜け穴」とは何?
復讐相手が亡くなっていたことを知ったアクアは、普通の道を歩んでいきます。
しかしアクアの話をきいたあかねは、アクアが見落としていた「抜け穴」に気づくのです。
その内容とは托卵の可能性があるということでした。
ちなみに托卵とは、実の親ではない者に「自分の実子であると信じ込ませて、子育てを行わせる」行為のこと。
これは、動物の中でも鳥類がよく行う方法ですね!
つまり、あかねは姫川の母親である姫川愛莉が浮気していた可能性があることに気付いたのでした。
姫川愛莉がアクアたちの本当の父親と不倫関係にあり、産まれた子どもが姫川大輝。
上原清十郎は、姫川の遺伝子上の父親ではなかったということですね。
あかねが「抜け穴」に気づく!(漫画8巻の第72話)
ここからはあかねが抜け穴に気づくまでの過程や、姫川の父親について深堀していきます。
そして最終的には、アクア自身も抜け穴に気づいてしまうのです。
上原清十郎はクズ男だったのがヒント?
上原清十郎は、アクアの母親と不倫しており(とアクアは思っていた)、姫川の母親と婚姻関係にあったクズ男でした。
何しろ上原清十郎は色んな女優をとっかえひっかえしていたようなので笑
こんなクズ男がアクアの父親なわけない!
と、あかねは思ったのでしょうか…。笑
実は姫川愛梨も浮気していた?
実は姫川愛莉が浮気していました。
姫川愛莉がアクアたちの本当の父親と不倫関係にあり、産まれた子どもが姫川大輝であるとしましょう。
その場合、姫川大輝とアクアが異母兄弟という関係でありながら、実父はまだ生きている状態が成立します!
アクアが取得したDNA鑑定書とも矛盾しないことから、托卵説が濃厚なのです。
アクアは姫川愛梨の浮気相手とアイの子供?
先述の通り、姫川愛梨の托卵説が成立する場合、アクアは上原清十郎とは血縁が無いことになりますね。
よって整理すると、
- 姫川愛梨と、浮気相手の子供が姫川大輝
- 姫川大輝の浮気相手と、星野アイの子供がアクア
となるのです。
なんだかとてもややこしいですね…。
つまりは上原清十郎は全くの他人、姫川愛梨の浮気相手こそがアクアやルビー、姫川大輝の本当の父親なのです。
時系列的に上原清十郎は父親ではない(漫画10巻の第95話)
まずそもそも、物事の現象を時系列に並べてみると、上原清十郎がアクアの父親であることがあり得ないことが分かります。
下記の一覧表で見ていきましょう。
時系列 | イベント |
20年前 | アクアの父親:11歳 姫川大輝が誕生 |
16年前 | アクアの父親:15歳 ・アイ(16歳)が妊娠 ・アクアとルビーが誕生 ・ゴローが死亡 |
15年前 |
アクアの父親:16歳 上原清十郎が死亡 |
12年前 | アクアの父親:19歳 ・アイがアクアの父親に電話 ・アイ(20歳)が死亡 |
6年前 | アクアの父親:25歳 ・カミキヒカルが「神木プロダクション」設立 |
特に注目なのが、「上原清十郎の死亡」と「アイがアクアの父親に電話」のタイミングです。
上原清十郎の方が先に死亡しているため、アイは上原清十郎に電話をかけようが無かったのです。
つまり、上原清十郎がアクアの父親である説はここで否定されます。
壱護が「抜け穴」を指摘(漫画10巻の第95話)
第95話では、壱護が抜け穴の存在をアクアに指摘します。
先程解説したとおり、真相は下記の通りでした。
- 姫川愛梨と、浮気相手の子供が姫川大輝
- 姫川大輝の浮気相手と、星野アイの子供がアクア
しかも、上原清十郎が死亡したのはアイが新居に引っ越す1年前であり、死んだ人間がリョースケに情報を教えることなどできないのです。
アクアの頭脳ならとっくに気づいていたはずの事実でしたが、アクアは「復讐を終わらせたい」と無意識に思っていたため、この可能性に蓋をしていたのでしょう。
そして、それを聞いたアクアは再び復讐の道に戻るのです…。
しかも以前にも増して、自身の命すらも顧みない復讐へと進んでいきます。
アクアは真の父親にたどり着けるのでしょうか。楽しみですね。
推しの子のアイ殺害の黒幕は夫(=アクアの父親)?
ではアイ殺害の黒幕は、アクアの父親で間違いないのでしょうか。
ここからはなぜ黒幕=アクアの父親だといわれているのかについて、解説していきます。
ゴローがストーカー(リョースケ)に刺殺される(漫画1巻の第1話)
推しの子の物語が始まって早々に、ゴローが殺害されました。
その実行犯はリョースケであり、星野アイを殺した実行犯と同一人物です。
ただリョースケはただの大学生であり、アイが入院している病院の情報などを知っているはずが無い人物でした。
よってこの時点で、裏に黒幕がいたのです。
アイがストーカー(リョースケ)に刺殺される(漫画1巻の第9話)
アクアの母親であるアイは、9話でストーカーだったリョースケに殺されています。
しかしアイは芸能人という立場上、新居の場所は関係者以外に言っていないはず…。
知っていたとすれば、壱護やミヤコの他だと、アイが直前に電話していた男(=アクアの父親)くらいです。
なぜリョースケは、アイの新居の場所を知っていたのでしょうか。
→【推しの子】ストーカー・リョースケの正体を見る
アイの殺害犯に情報提供した者がいる(漫画1巻の第10話)
リョースケは何のスキルもない学生でした。
なので星野アイの新居を探し当てるような探偵スキルも無く、ましてや本物の探偵に依頼する資金も無かったでしょう。
なのでアクアは「リョースケに情報提供した黒幕がいる」と考察します。
つまりリョースケへの情報提供者=黒幕というわけですね。
ただ当時のアイは交友関係が極めて狭く、アイの新居の情報を知る者はごくごく限られていたのです。
これがアクアにとっては逆に幸いして、最初からかなり的を絞りやすくなっていました。
アイはアクア達の父親に住所を教えてしまっていた(漫画1巻の第8話)
リョースケにアイの居場所の情報を提供できた者はごく限られている上に、実はアイが殺される直前にアイはアクア達の父親に新居の住所を教えてしまっていました。
何よりアイは壱護やミヤコにこのことを内緒にしていたこともあり、結果的にアイを守る者がおらず、自宅で殺されてしまったのです。
状況証拠的にもタイミング的にも、リョースケに情報提供したのはアクア達の父親で間違いないでしょう。
また少なくとも、アイはこの時点でアクア達の父親に対して警戒心を持っていなかったことが分かります。
あんな快楽殺人者みたいな奴だと分かっていたら住所なんて教えなかったでしょうね・・
「中学生」が黒幕&父親?(漫画8巻の第79話)
第79話で、謎の少女により、ゴロー殺害事件の当日リョースケと中学生くらいの男が病院周りにいたことが明かされます。
ゴローを殺害した犯人=アイを殺害した犯人=リョースケであることは判明しているので、つまりはリョースケと行動していた中学生くらいの男こそが黒幕の正体ではないでしょうか。
この時中学生だったということは、現在の時系列では30歳前後くらいの年齢ということですね。
それにしても16歳のアイドルを妊娠させる中学生、という時点で、現代日本においては常軌は逸しています・・
アイ殺害の黒幕は「カミキヒカル」?(漫画10巻の第96話)
第96話では、あかねがカミキヒカルという男にたどり着きます。
カミキヒカルはアイが妊娠した当時は15歳の中学生であり、謎の少女が語っていた「当時現場にいた中学生」という発言とも合致していました。
何よりカミキヒカルの顔はアクアとそっくりなんです!
またアイの性格分析をしたあかねが「殺人に他人を利用した理由もわかる」と何かに感づいていたことからも、アイ殺害の真犯人はカミキヒカルでしょう。
ちなみにあかねがカミキヒカルにたどりつくまでがアクアの狙い通りで、アクアはあかねの常識外れの頭脳や捜査能力を利用していたのです。
この時、アクアは正式にあかねに別れを告げ、恋人同士の関係は終わりました。
カミキヒカルは女優殺害の常習犯!?(漫画11巻の第109話)
109話では片寄ゆらという人気女優が登場しており、そのゆらがとある「映画のスケジュールだけ押さえられて役とかの情報が下りてこない」と愚痴りながら酒を飲みまくっていました。
その時、「ミキ」というあだ名のイケメンがゆらと一緒に飲んでおり、ゆらとミキは二人で飲むくらいには仲が良かったようです。
そしてゆらはオフの日に最近ハマっているという山登りに出かけるのですが・・
その山登り中、ゆらはミキの手によって殺されます。
実はこのミキは「カミキヒカル」であり、芝居がかった言い方で
重みを感じる
とか言いながら心底生きがいを感じていました。
要するにカミキヒカルは才能のある女優を殺すことで自身の存在感を確かめている、女優殺害の常習犯だったんですね。
推しの子のアクアの父親はどんな人物?詳細をネタバレ解説!
推しの子におけるアクアの父親は一体どんな人物なのでしょう。
下記にそのプロフィールをまとめました。
名前 | カミキヒカル |
ポジション | 神木プロダクション 代表取締役社長 |
誕生日 | 7月27日 |
出身 | 神奈川 |
身長 | 178cm |
体重 | 不明 |
見た目 | 中肉中背 顔はアクアと瓜二つ |
経歴 | 劇団ララライに6年ほど所属 |
殺した人物 |
星野アイ 片寄ゆら 姫川愛梨? |
なんと25歳の若さで神木プロダクションという会社を立ち上げて大成功しています。
演技力だけではなく、頭脳もビジネスセンスも持ち合わせているんですね。
その一方で、先述のとおり異常殺人者な一面もあるのです。
推しの子のアクアの父親は何が目的なのか!?作中のシーンをネタバレ解説!
推しの子の黒幕であるアクアの父親は一体何が目的なのでしょうか?
ここでは作中のシーンを解説します。
カミキヒカルはただの異常殺人者!?
カミキヒカルには何か目的があるように思えますが、一方で単なる異常殺人者なだけの可能性もあります。
何しろ片寄ゆらを殺した時には
重みを感じる
とか言っており、言い方を変えると
となります。
つまりは、カミキヒカルは才能のあるアイドルや女優を殺すことで、自分自身の存在価値を確かめているだけなのかもしれません。
だとしたら鬼滅の刃の無惨並みに大迷惑な存在ですね・・
カミキヒカルが「15年の嘘」のスポンサーになる!?
推しの子の138話では、なんと鏑木がカミキヒカルと二人で密会していました。
→推しの子の138話のネタバレ解説を見る
この二人が繋がっていることはそこまで不自然ではなく、過去には鏑木が星野アイに劇団ララライのワークショップを紹介していましたね。
ただこの二人の密会の内容が・・
カミキヒカルはが「15年の嘘」のスポンサーになっていました。
カミキヒカルは自身で立ち上げた「神木プロダクション」の取締役社長であり、財力もあるのです。
果たして鏑木はカミキヒカルの異常性に気づいているのか・・
またカミキヒカルの目的としては、やはりルビーやあかね、かななどの才能あるアイドルや女優を殺すことなのでしょうか。
「推しの子の父親をネタバレ解説!あかねが気づいた正体や「抜け穴」が判明!」まとめ
この記事では【推しの子】のアクアの父親の正体についてネタバレ考察しました。
果たしてカミキヒカルは本当に黒幕なのでしょうか…。
とりあえず全然「お父さん」感は出ていません笑
話の結末がとても気になりますね。
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