『リィンカーネーションの花弁』で石川五右衛門と言えば、扇寺東耶の代名詞になっている才能「盗人の右腕・左腕」の本来の持ち主です。
東耶が輪廻返りで最初に手に入れた、才能泥棒の才能のオリジナルがこの男です。
ここでは「リィンカーネーションの花弁 石川五右衛門」というキーワードに合わせて、五右衛門の立ち位置と才能、東耶との関わりを整理します。
- リィンカーネーションの花弁の石川五右衛門について
- リィンカーネーションの花弁の石川五右衛門を冠する東耶の能力や才能
※この記事はリィンカーネーションの花弁のネタバレを含みます
下記の関連記事及び目次の後から記事の本文が始まります。
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石川五右衛門という廻り者
まずは石川五右衛門というキャラそのものを押さえます。
前世は当然「大泥棒」石川五右衛門
前世は史実の大盗賊として名を残した石川五右衛門です。
金持ちや権力者から盗みを働き、釜茹でで処刑されたとされるあの盗賊がベースになっています。
花弁世界では、その「盗賊」としての才覚がそのまま才能に変換された廻り者として登場します。
東耶が最初に出会う「才能の持ち主」
扇寺東耶が輪廻の枝で喉を裂き、「自分にも一つくらい才能があるはずだ」と足掻いた先で出会うのが石川五右衛門です。
東耶にとって五右衛門は、
- 廻り者の現実を最初に見せてきた先輩であり
- 自分の人生を激変させる才能の提供者であり
- のちに「盗人」としての価値観を決定づける元凶でもある
才能「盗人の右腕・左腕」
石川五右衛門の才能が、東耶の代名詞にもなる「盗人の右腕・左腕」です。
これが花弁世界のバトル構造そのものをひっくり返すインチキ才能になっています。
右腕で盗み、左腕で再現する
盗人の右腕・左腕の基本はシンプルです。
- 右腕 ……他人の才能を「盗む」腕です
- 左腕 ……盗んだ才能を
普通の廻り者は前世ひとり分の才能しか持てません。
しかし五右衛門の才能は、その前提そのものを壊します。
気に入った才能を右腕で盗み取り、必要なときに左腕で使い回すことができます。
才能を「所有物」に変える異常な力
盗人の右腕・左腕がやっていることを一言で言えば、
「前世の才能を、他人から自分の所有物に書き換える」
という暴挙です。
ニュートンだろうがナイチンゲールだろうが、罪人格のバケモノだろうが、腕一本伸ばせる距離にいれば「盗れる対象」に変わります。
花弁世界のルールを理解している勢力から見れば、最も危険視されるタイプの才能です。
石川五右衛門と扇寺東耶
この才能が東耶に渡ることで、主人公の立ち位置も一気に変わります。
才能ゼロの東耶が「盗人」になるまで
東耶は、生まれつき突出した才能がない凡人です。
兄の扇寺西耶は万能器を持つ天才で、自分はどれだけ努力しても勝てない側でした。
そこで東耶は輪廻返りの儀式に手を出し、五右衛門と出会います。
五右衛門の才能を受け継いだ東耶は、「自分の才能ではなく他人の才能を盗む」という道を進み始めます。
「才能は奪うものだ」という価値観の起点
石川五右衛門という前例があるからこそ、東耶は
「才能は与えられるものではなく奪うものだ」
という価値観をあっさり受け入れていきます。
もともとコンプレックスと飢えを抱えていた東耶にとって、五右衛門の生き方は「こうなっていいんだ」という免罪符でもありました。
その結果として、東耶は不死の兵や串刺し公など、偉人格も罪人格も関係なく才能を盗って回る「才能泥棒の主人公」に育っていきます。
石川五右衛門というキャラを見るときのポイント
最後に、「リィンカーネーションの花弁 石川五右衛門」で読み返すときに意識しておくと楽しいポイントをまとめます。
東耶の「原点」であり、作品構造を壊す鍵
五右衛門は、出番そのものは多くありません。
それでも、
- 主人公に才能の使い方を教えた原点であり
- 才能システムそのものを破壊する鍵であり
- 偉人格と罪人格の線引きを無意味にするトリガーでもある
という意味で、作品全体の根っこに近いキャラです。
「盗人の右腕・左腕」の持ち主が最初から東耶じゃないという事実
盗人の右腕・左腕は、読者からすると東耶のイメージが強い才能です。
けれど本来は石川五右衛門のものです。
主人公の看板スキルすら「盗んできたもの」に過ぎないという事実が、花弁世界の歪みをよく表しています。
この前提を頭に入れておくと、単行本を読み返したときに、石川五右衛門の短い登場シーンがだいぶ重く見えてくるはずです。
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