『リィンカーネーションの花弁』の船坂弘は、作中でもっとも分かりやすく「不死身」を体現している廻り者です。
才能名は「不死の兵」。
あらゆる外傷を自己再生・自己復元する能力を持ち、首を撃ち抜かれても爆撃を食らっても、何度でも前線に戻ってきます。
前世モデルは、現実に「不死身の分隊長」「生きている英霊」と呼ばれた舩坂弘。
その戦争エピソードを、ほぼそのまま異能バトルにぶち込んだのがリィンカネ版の船坂です。
この記事では「リィンカーネーションの花弁 船坂弘 不死の兵 不死身」というキーワードから、
- 現実の舩坂弘とのつながり
- 才能「不死の兵」の中身
- 不死身をどう戦いに使っていたのか
- 東耶との関係と才能継承
このあたりを一気に整理していきます。
- リィンカーネーションの花弁の船坂弘のプロフィール
- リィンカーネーションの花弁の船坂弘の不死性、能力、才能
- リィンカーネーションの花弁の船坂弘の最期
※この記事はリィンカーネーションの花弁のネタバレを含みます
下記の関連記事及び目次の後から記事の本文が始まります。
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船坂弘とは?現実の「不死身の分隊長」とリィンカネ版
まずは、現実の舩坂弘と、リィンカネ世界の船坂弘がどう繋がっているのかから押さえておきます。
前世モデルは本物の「不死身の舩坂」
船坂弘の前世は、実在の陸軍歩兵舩坂弘です。
太平洋戦争で何度も重傷を負い、首を撃ち抜かれたうえ、爆撃で全身ズタボロになりながらも生還した人物として知られています。
米軍捕虜収容所では「もう助からない」と医者に見放されたあと、三日後に蘇生し、その後も驚異的な回復力で歩けるまでに復活したというエピソードが残っています。
その結果、
- 「不死身の舩坂」
- 「鬼の分隊長」
- 「生きている英霊」
などの異名で呼ばれることになりました。
作者がこの実話から才能「不死の兵」を思いついた、とインタビューや紹介記事で語られています。
リィンカネ世界での船坂弘の立ち位置
作中の船坂弘は、「旧・偉人の杜」に所属する廻り者の一人です。
登場は第4輪「扇寺東耶の決断」。
東耶・灰都・ニュートン・アインシュタインらと同じ陣営に立ち、前線で戦う歩兵ポジションを担当します。
才能は「不死の兵」ひとつですが、その中身が盛られすぎているため、実質それだけで一軍戦力です。
さらに、
- 東耶の左腕の正体(盗品行使)を知る二人目の人物である。
- 才能の一部を東耶に託し、物語の方向を変える役割を持つ。
という意味でも、短い出番にかなり大事な要素を詰め込まれたキャラになっています。
才能「不死の兵」の基本性能
ここからは、船坂弘の才能「不死の兵」の中身を分解していきます。
どんな外傷も自己再生・自己復元する不死身能力
不死の兵の一番分かりやすい説明は、
「どんな傷も再生する能力」
という一文に集約されます。
解説を細かく見ていくと、
- 顔の皮を剥がされようが。
- 至近距離で爆撃を受けようが。
- 四肢を吹き飛ばされようが。
死ぬことなく、身体が自己再生して元に戻るとされています。
公式サイドのキャラ紹介でも、
「あらゆる外傷を自己再生・自己復元する才能」
と説明されており、肉体面に関してはほぼチート級の回復力を持っています。
「不滅の不死」と呼ばれるレベルの再生力
才能まとめブログでは、船坂の不死の兵は「不滅の不死」とまで評されています。
それくらい、戦場での死亡フラグを片っ端から踏み抜いても生き残る能力です。
同じ不死系の才能として、ルーデルの才能「不死鳥」が比較対象に挙げられていますが、
- ルーデル……外傷そのものを負わないタイプ(そもそも傷が通らない)。
- 船坂……どんな傷を負っても再生するタイプ(傷は通るが全部治す)。
という違いがあります。
殴られても撃たれても爆発しても、
「はい、じゃあもう一回」
と立ち上がってくるのが船坂の怖さです。
副次効果:歩兵武器の顕現と戦闘意欲の高まり
不死の兵は、純粋な再生能力だけの才能ではありません。
才能解説では、
- 歩兵系の武器を顕現(具現化)できる。
- 小銃や手榴弾など、前世の兵科に応じた武器に限られる。
- 戦闘意欲が沸き上がり、互いの身をすり減らすような戦いを求める欲望が芽生える。
といった効果もセットで説明されています。
つまり船坂は、
・自分の身体がどれだけ壊れても再生する。
・しかも銃や手榴弾を自前で出せる。
・そのうえ戦いそのものを楽しむ方向に精神が傾いていく。
という、戦場においてはほぼ暴力の塊のような存在です。
体力・精神力の限界と「勘違いしていたリスク」
花弁系の才能には共通して、行使するほど体力と精神力を消耗するという特徴があります。
不死の兵も例外ではなく、
- 乱発すれば、再生能力そのものが落ちていく。
- 限界が近づくと、完全な再生ができなくなる。
という性質があるとされています。
そのため船坂本人は、
「体力の限界がくれば、いずれ再生ができなくなり死ぬ」
と考えていました。
しかし、設定解説ではそこに一つオチが付けられています。
体力の限界を迎えても死ぬことはなく、
限界に達する前の状態の身体に戻るらしい
と書かれているのです。
つまり、仮に戦場で行動不能レベルまでボロボロになっても、その状態で「死ぬ」ことはできない可能性が高いということになります。
作中では別の理由で死を迎えましたが、もしそれが無ければ「寿命を迎えるまでは絶対に死なない」タイプの不死身だったと考えられます。
戦い方:防御を捨てた特攻型の不死身兵士
次に、不死の兵を実際の戦闘でどう使っていたのかを見ていきます。
不死身だからこそできる立ち回りが、船坂にははっきりあります。
防御を捨てて攻撃に全振りできる前線アタッカー
強さランキング系の記事では、船坂弘は上位寄りのポジションに置かれることが多いです。
理由は単純で、
- 不死身ゆえに防御をほぼ捨てていい。
- 前世仕込みの射撃・武道スキルが高い。
- 銃火器を顕現できるため、装備に困らない。
という、攻撃に全振りできる条件が揃っているからです。
実際、爆撃を正面から受け止めて投げ返すような芸当もやってのけると解説されています。
普通なら「避けろ」と言われるような攻撃を、
「どうせ死なないから受けてから返すか」
と選べる時点で、戦闘設計の次元が違います。
囮・盾・肉壁としての運用
船坂は単独でも強いですが、チーム戦になるとさらに真価を発揮します。
- 敵の注意を引きつける囮。
- 味方を守る盾。
- 最前線でひたすら弾を浴び続ける肉壁。
こういった役割を、本人の安全をあまり気にせず任せられるからです。
撃たれても刺されても爆発しても、数コマ後には立ち上がってくるので、敵から見れば「絶対に前線からどいてくれない障害物」になります。
東耶たちの部隊にとっても、船坂が前に立っているかどうかで戦術の幅が大きく変わります。
戦いが退屈になっていく“不死身の副作用”
ただし、不死の兵にはメンタル面の副作用もあります。
解説によると、
- どんな大怪我を負っても死なない。
- その経験を繰り返すうちに恐怖や生の実感が薄れていく。
- しまいには戦争すら退屈に感じるようになる。
とされています。
つまり船坂は、「どうせ死なない」ことを知りすぎたせいで、
・恐怖が麻痺する。
・命の価値が分からなくなる。
・戦場を娯楽に近い感覚で見始める。
という危険なラインに片足を突っ込んだ人物でもあります。
その危うさがあるからこそ、東耶とのやり取りが妙な説得力を持つキャラになっています。
東耶との関係と「不死の兵」の継承
船坂弘は、戦闘要員であると同時に、東耶の才能を確かめ、最終的に才能を託す役目も持っています。
東耶の左腕の正体を知る二人目の人物
東耶の左腕の才能「盗品行使」は、相手の才能そのものを盗んで自分のものにする能力です。
このヤバさを初めて理解したのは灰都ですが、
二人目にそれを知ったのが船坂弘
とされています。
船坂は、自分の不死の兵が東耶の左腕で奪われれば、東耶が「不死の兵+盗人セット」というさらにヤバい存在になることを理解していました。
それでもなお、彼は最終的に不死の兵を東耶に託す選択をします。
才能を託し、船坂弘は死亡する
強さランキング記事などでも触れられている通り、
船坂弘は才能「不死の兵」を東耶に託し、作中で死亡しています。
才能解説ブログでも、
「作中ではある理由により死を迎えたが、これが無かった場合、寿命を迎えるまでは絶対に死なないと思われる」
と書かれており、
「不死身のはずの男が、自分の意思でその不死を手放した」
という構図になっています。
不死身ゆえに戦争すら退屈になりかけていた男が、
最後の最後で「自分以外の誰かの未来」に賭けて才能を明け渡す。
この流れのおかげで、船坂弘はただの戦闘狂ではなく、ちゃんと物語の線を一本通したキャラとして印象に残ります。
まとめ|船坂弘を見るときのチェックポイント
最後に、「リィンカーネーションの花弁 船坂弘 不死の兵 不死身」でこの記事に来た人向けに、ポイントをざっと整理しておきます。
船坂弘というキャラのおさらい
- 前世モデルは本物の「不死身の分隊長」舩坂弘。
- 旧・偉人の杜に所属する廻り者で、登場は第4輪「扇寺東耶の決断」。
- 才能は「不死の兵」ひとつだが、その中身が盛られすぎていて実質チート。
- 東耶の左腕の正体を知る数少ない人物で、最終的に才能を託して死亡する。
才能「不死の兵」の要点
- あらゆる外傷を自己再生・自己復元する不死身能力。
- 歩兵系の武器(小銃・手榴弾など)を顕現できる。
- 戦闘意欲が高まり、互いの身をすり減らすような戦いを好むようになる副作用。
- 使いすぎると再生能力が落ちていくが、限界を迎えても本当は死なず、「限界前の状態」に巻き戻ると解説されている。
戦闘描写を読むときに注目したいところ
- 船坂がどのタイミングで「避ける」のではなく「受ける」選択をしているか。
- 不死身ゆえの無茶な前進が、東耶たちの戦術をどう支えているか。
- 才能を託す前後で、船坂のセリフや態度にどんな変化があるか。
船坂弘は、「不死身だから強い」という一言で片づけるにはもったいないキャラです。
不死ゆえに戦いが退屈になっていく感覚。
それでもなお、自分の不死を誰かのために明け渡す決断。
この二つをセットで見ると、「不死の兵」という才能がただのご都合主義ではなく、ちゃんと重さを持って作品に刺さっているのが分かってきます。
第4輪周辺を読み返すときは、
「この男が本気で死ねないまま戦い続けていたら、世界はどうなっていたか」
というifも頭の片隅に置いてみてください。
船坂弘というキャラクターの輪郭が、もう一段はっきり見えてくるはずです。
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