この記事ではシャドーハウスの「一体化」の詳細や秘密、失敗した人物について解説します。
「一体化」はシャドーハウスにおける重要な過程で、作中では忌まわしい儀式となっています。
まずは「一体化」とは何なのか、内容について詳しく見ていきましょう。
- 「一体化」とは
- 「一体化」に失敗したキャラについて
※この記事はシャドーハウスのネタバレを含みます
下記の関連記事及び目次の後から記事の本文が始まります。
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シャドーハウスの「一体化」とは?生き人形とシャドーの秘密を解説!
まずは「一体化」について詳しく見ていきましょう。
シャドーハウスでは「生き人形」と「シャドー」が登場しますが、「一体化」はこの両者の究極形とも言えるものです。
生き人形の正体は人間
まずシャドーハウスに登場する「生き人形」については、人形ではなくごく普通の人間です。
作中では「極めて精巧な人形」と語られていますが、これは「特別な珈琲」によって洗脳されてそう思い込まされているだけで、実際にはシャドーハウス外から連れてこられた人間の子供たちなのです。
そして後述する通り、「生き人形」は最終的に「一体化」の器にされる運命にあります。
シャドーの正体は人間を模倣した「モーフ」
シャドーハウスにはケイトをはじめとする「シャドー」が登場しますが、彼らは元々は「モーフ」という妖精でした。
この「モーフ」には生物を模倣するという性質があり、モーフに「生き人形」を模倣させたのが「シャドー」です。
そして先程お話したとおり、シャドーハウスにおいては最終的にシャドーに生き人形を乗っ取らせることで「一体化」させ、完全体を作っているのです。
ただし唯一の例外として、ケイトだけはモーフがルーツではなく、元々人間として生まれながらも成長する過程でシャドーになりました。
「特別な珈琲」で生き人形を洗脳&シャドーも手駒に
先ほどお話したとおりシャドーは生き人形を模倣した存在であるため、生き人形に大きく影響を受けます。
また生き人形は「特別な珈琲」によって洗脳されており、「シャドーハウスが絶対」と刷り込まれています。
これによりシャドーも生き人形の影響を受け、結果的に生き人形もシャドーも「シャドーハウスは素晴らしい」という価値観が植え付けられているのです。
実はシャドーには「特別な珈琲」の洗脳効果は全く効かないのですが、シャドーも生き人形を通して洗脳されていると言って良いでしょう。
「一体化」によりシャドーが生き人形の体を乗っ取る
先程お話したとおり、シャドーハウスにおいては最終的に生き人形とシャドーを「一体化」させます。
「一体化」とは生き人形とシャドーが「お呼ばれ」し、「大人」になるための通過儀礼のようなもので、「一体化」に成功したら「大人」として認められます。
ただし「一体化」とはシャドーが生き人形の体を乗っ取ることを意味しており、生き人形の意識は消滅してしまうため、実質的には生き人形を殺すことになるのです。
また後ほどお話する通り「一体化」は失敗例も多いようで、「一体化」に失敗した生き人形は基本的に死亡、シャドーもエネルギー源として処分されます。
なのでシャドーハウスにとっては生き人形もシャドーも使い捨て同然の存在ということですね。
「大人」はみんな「一体化」を済ませたシャドー
シャドーハウスには「こどもたちの棟」と「おじい様と共にある棟」があり、先程お話した「一体化」を済ませたシャドーは「大人」として「おじい様と共にある棟」に入ります。
「大人」になるとシャドーハウスにおける地位や様々な特権、また「すす能力」も格段に強くなります。
作中ではエドワードの「すすを振動させる能力」や、トマスの「すすで物を穿つ能力」などが描かれており、どれも子供たちのすす能力とは段違いの性能でした。
それだけにケイト達にとっては「大人」の存在が極めて高い壁で、最も大きな障害となっています。
ちなみにシャドーハウスにおいては「偉大なるおじい様」が神のような存在なため、「おじい様と共にある棟」に足を踏み入れるだけでも極めて名誉なこと(と刷り込まれている)であり、子供たちは「大人」になるべく励んでいるのです。
ただし子供たちは「一体化」については何も知らされておらず、ましてや後述する失敗の末路などは知る由もありません。
シャドーハウスの「一体化」には失敗もある!作中で失敗したのは誰?
先程お話した「一体化」は「大人」になるための通過儀礼ですが、「一体化」には失敗もありえます。
ここでは「一体化」に失敗した場合の末路や作中での失敗例について詳しく見ていきましょう。
「一体化」には失敗もあり得る
先程お話したとおり「一体化」には失敗することがあります。
エドワードやトマスの口ぶりだと「一体化の失敗」は珍しいことではないようで、作中では「お呼ばれ」した2対のうち1対は失敗していました。
「一体化」に失敗した場合は死を意味しており、当然ながら生き人形とシャドーはこのことを何も知らされていません。
また「一体化」に失敗しなくても「お披露目」に落ちたり重大な粗相があれば「処分」されます。
そしてシャドーハウスには外から次々に子供たちが補充されるため、彼らはシャドーハウスの餌のような扱いをされていることになりますね。
「一体化」に失敗していたのは誰?
作中では「一体化」に失敗した子供が描かれています。
彼女は恐らくルイスと同じ時期に「お呼ばれ」した子供で、名前や素性は明かされていません。
ちなみに「一体化」の際は棺のような入れ物に生き人形が入れられ、シャドーが作る黒い繭のようなもので覆われます。
そして「一体化」に失敗した場合は生き人形は死亡してしまうのです。
上記の失敗例ではかなり時間が経っていたため、腐食が進んで酷い異臭がしており、エドワードやアイリーン達が顔をしかめながら口と鼻を押さえていました。
「シャドーハウスの「一体化」とは?失敗したのは誰?」まとめ
今回はシャドーハウスの「一体化」の詳細や秘密、失敗した人物について解説しました。
シャドーの作中において「一体化」が一際恐ろしい儀式となっており、失敗の末路もエゲツないものになっています。
エミリコやケイト達は無事にシャドーハウスを脱出できるといいですね。
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