『リィンカーネーションの花弁』のナポレオン=ボナパルトは、組織に属さない野良の廻り者として登場し、エトワール凱旋門一帯の墓地から膨大な亡霊兵を呼び出す才能「大帝の礎」でパリを一時的に恐怖に陥れた男です。
最終的にはフランスの特殊部隊に討伐されて退場するものの、「名もなき兵士たちの軍勢を率いる大帝」というコンセプトや、英雄でありながら名もなき兵しか操れないという皮肉の効いた設定が、短い出番の割に強く印象に残るキャラクターでもあります。
この記事では、ナポレオンの基本プロフィールから、才能「大帝の礎」の具体的な能力と制約、パリでの暴走と最期、そして強さ評価やキャラとしての魅力までを、原作・公式設定を踏まえて整理して解説していきます。
- リィンカーネーションの花弁のナポレオンのプロフィール
- リィンカーネーションの花弁のナポレオンの能力や才能、強さ
※この記事はリィンカーネーションの花弁のネタバレを含みます
下記の関連記事及び目次の後から記事の本文が始まります。
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ナポレオン=ボナパルトとは?基本プロフィール
エトワール凱旋門に現れた「野良の廻り者」
ナポレオン=ボナパルトは、ノイマンによる「偉人VS人類」の宣戦布告以後に登場した野良の廻り者の一人です。
フランス・パリのエトワール凱旋門周辺の墓地・慰霊地に突如現れ、そこで眠る戦死者たちの亡霊を呼び出して軍勢を形成。才能「大帝の礎」によって、パリ市民とフランス軍を恐怖に陥れる事件を起こします。
前世はもちろんナポレオン・ボナパルト
前世は、言うまでもなくフランス史上屈指の英雄にして皇帝、ナポレオン・ボナパルト。
愛馬の名も史実通り「マレンゴ」とされており、凱旋門の下に現れる構図も含めて、「英雄ナポレオンが、死者の軍勢を率いて現代パリに再臨したら?」という、非常に分かりやすいビジュアルイメージでまとめられています。
組織に属さず、世界情勢をさらに混沌とさせる存在
ナポレオンは偉人の杜や項羽軍といった勢力には属しておらず、完全な単独行動(野良)です。
そのため、ノイマンが世界に廻り者の存在を晒したことで、「名のある偉人格が勝手に現代国家を襲い始める」という、混沌とした状況を象徴するキャラの一人になっています。
才能「大帝の礎(たいていのいしずえ)」とは?
墓地・慰霊地に眠る戦死者を兵として使役する才能
ナポレオンの才能は、名称通り「大帝の礎」。
その効果は、ざっくり言うと、
- 墓地や慰霊地に眠る戦死者の亡霊を呼び出し、兵士として使役できる
というものです。
使役できるのは、
- 無名の兵士たち
- 戦死した一般の軍人
といった、いわば「名もなき兵」であり、彼らは自我を持たないゾンビ兵のように、ナポレオンの命令で戦場に送り出されます。
優秀な将軍・英雄クラスは使役できないという皮肉な制約
一見すると非常に危険な才能ですが、「大帝の礎」には決定的な制約があります。
- 優秀な戦士や歴史的に名高い将軍など、“偉人クラス”の死者は使役できない
という点です。
そのため、ナポレオンの軍勢は、
- あくまで無名の兵士たちの集団
- 一人一人は弱く、銃火器の扱いもお粗末
という、「質より量」で押すタイプの物量軍となります。
倒しても何度でも蘇る、真の恐怖は「再生回数」にある
弱いとはいえ、この軍勢は、
- ナポレオンが墓地にいる限り、倒されても何度でも蘇る
という厄介な仕様を持っています。
つまり「大帝の礎」は、
- 個々の戦闘力は低い
- しかし消耗戦になればなるほど、相手側の士気と戦力を削る
という、現代軍にとって極めて嫌なタイプの才能です。
実際、パリではこの亡霊兵たちが市民を襲撃し、「いくら撃ってもキリがない」という絶望感を与える存在になっていました。
戦場が「墓地・慰霊地」に限定されるのが最大の弱点
一方で、「大帝の礎」にははっきりした弱点もあります。
- 使役できるのは墓地や慰霊地に眠る“死者”だけ
- よって戦場は必然的に墓地・戦没者慰霊施設周辺に限定される
という点です。
戦略レベルで見れば、
- 「墓地から引き剥がしてしまえば、ただの一兵士」
とも言えるため、テロとしては脅威でも、継続的な戦争の主力にはなりにくい才能だと分かります。
パリでの暴走とフランス特殊部隊との戦闘
エトワール凱旋門の「戦死者の軍勢」事件
ナポレオンは、エトワール凱旋門周辺に現れると、
- 周囲の墓地・慰霊地に眠る戦死者の亡霊を大量に召喚
- 黒いシルエットのような兵たちを従え、パリに進軍
という形で、現代フランスにおける“亡霊戦争”のような状況を作り出します。
凱旋門という「戦争と勝利の象徴の下で、戦死者の軍勢が蘇る」という構図は、リィン花の中でも特に象徴性の高いシーンの一つです。
フランスの特殊部隊との交戦と敗北
しかしナポレオンの暴走は、
- フランスの特殊部隊(対廻り者用の精鋭部隊)
との交戦によって食い止められます。
亡霊兵たちは数こそ多いものの、
- 自我がなく動きが単調
- 銃火器の扱いが未熟
- 装備も旧世代の兵士レベル
といった欠点を抱えており、現代火力と作戦行動の前には次第に押されていきます。
最終的にナポレオン本人も特務部隊の攻撃を受けて敗北し、フランスの地で死亡するという結末を迎えます。
「野良の廻り者」の脅威と人類側の抵抗力を示すエピソード
このエピソードは、
- 名のある偉人格が野良として現代世界を襲うという脅威
- 一方で、各国がすでに“対廻り者戦力”を整えつつある現状
の両方を描いています。
ナポレオンは強力な偉人格でありながら、国家レベルの組織的抵抗の前には敗れるという描写は、
- 「廻り者だけが世界の主役ではない」
という、リィン花世界のバランス感覚を示すものでもあります。
ナポレオンの強さ評価
強さランキングでは中堅下位〜60位前後
強さランキング系のまとめでは、ナポレオン=ボナパルトはおおむね第60位前後に位置付けられています。
これは、
- 「大帝の礎」が持つ物量・再生力の脅威
- しかし戦場制約や兵士一人一人の弱さ
- 本人自身の描写が少なく、白兵戦能力などが未知数
といった要素を総合した評価と言えます。
「戦場が噛み合えば厄介、噛み合わなければそこまでではない」タイプ
総じてナポレオンは、
- 墓地・慰霊地がある場所では非常に厄介
- 逆に言えば、それ以外の場所では強みを発揮しづらい
という、戦場依存度の高い才能持ちです。
項羽やニュートンのようにどこでも戦えるトップ層と比べると、
- 「条件さえ整えば強力なテロリスト」「だが万能型ではない」
というポジションだと考えられます。
ナポレオンというキャラの魅力・テーマ
「大帝なのに、名もなき兵士しか操れない」という皮肉
ナポレオンの一番おいしいポイントはやはり、
- 前世は歴史に名を残した大帝
- しかし才能「大帝の礎」で使役できるのは、名もなき兵士たちだけ
という、設定そのものに込められた皮肉です。
彼の軍勢は、
- 英雄ではなく、無数の無名の戦死者によって形作られている
という点で、「栄光の裏側に積み重なった名もなき死」を具現化した存在だとも言えます。
「野良の廻り者」編の象徴的キャラクター
ナポレオンは登場話数こそ多くありませんが、
- エトワール凱旋門という舞台
- 亡霊の軍勢というビジュアル
- 国家対野良廻り者という構図
によって、「野良の廻り者」編の象徴的な一人として強く印象に残ります。
世界中で同様の事件が起きていることを示すうえでも、「パリのナポレオン事件」は非常に分かりやすい事例になっていると言えるでしょう。
歴史ネタ好き・軍事ネタ好きには刺さる脇役
ナポレオンは、
- エルバ島脱出の日に合わせたPRなど、現実の歴史ネタと絡めた扱われ方
- 凱旋門・戦死者慰霊・無名兵士の軍勢といったモチーフ
のおかげで、歴史や軍事ネタが好きな読者には特に刺さるキャラクターです。
派手なバトルで殴り合うタイプではないものの、「大帝が率いるのは、結局いつの時代も名もなき兵士たちだ」というテーマを一コマで見せてくる、通好みの野良廻り者だと言えるでしょう。
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