『リィンカーネーションの花弁』退場部屋とは?死んだキャラが集まる「もう一つの物語」

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『リィンカーネーションの花弁』の「退場部屋」は、単行本の巻末にあるおまけコーナーです。

ただのギャグページではなく、本編で死んだキャラが集まる場所として扱われています。

ここに描かれるかどうかで、「ああ、このキャラは本当に退場したんだな」と読者側も覚悟を決めさせられる仕掛けになっています。

この記事で分かること
  • リィンカーネーションの花弁の退場部屋とは
  • リィンカーネーションの花弁の退場部屋と本編の関係

※この記事はリィンカーネーションの花弁のネタバレを含みます
下記の関連記事及び目次の後から記事の本文が始まります。

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退場部屋の基本設定

まずは、退場部屋がどういう場所として扱われているかから整理します。

本編で死んだキャラがやって来る部屋

作者のツイートや考察勢のまとめでは、退場部屋は

「本編で死んだ登場キャラたちが訪れる部屋」

と説明されています。

実際、巻を追うごとに、戦いの中で散っていった廻り者たちが、ひょっこりこの部屋に顔を出します。

本編では悲惨な最期を迎えたキャラが、ここではちょっと肩の力を抜いた顔で座っていたりします。

単行本巻末のおまけコーナー

退場部屋は、単行本の巻末おまけに収録される形式です。

公式の紹介文にも「巻末キャラクター解説と『退場部屋』を大量描き下ろし」としっかり書かれています。

特に11巻以降は、「退場部屋大量描き下ろし」とわざわざ推されているので、完全に定番コンテンツ扱いです。

退場部屋で分かること

退場部屋は、ただの後日談イラストではなく、読者にとってはけっこう重要な情報源になっています。

「生死の最終確認」になる

一番分かりやすいのは、キャラの生死の扱いです。

本編がえげつない展開だらけなので、「これ本当に死んだのか、ギリギリで生きてるのか」が分かりにくい場面が多めです。

そこで単行本を閉じる前に、巻末の退場部屋を開くと、

  • ちゃんと部屋に座っている → 退場確定
  • 来そうで来ない・扉で止まっている → まだギリギリ保留

みたいな線引きが見えてきます。

読書メーターなどでも「退場部屋には行って欲しくない」「巻末で退場部屋に来ようとするニュートンがつらい」といった感想が出ていて、ファン側もここを“死亡判定の最終ライン”として見ています。

本編では描ききれない「その後」が出てくる

退場部屋では、死んだキャラ同士が本編では絶対にあり得ない組み合わせで並んでいることがあります。

同じ陣営の仲間同士はもちろん、敵同士が隣に座って雑談していたり。

本編では殺し合っていた相手と、退場部屋では妙に穏やかに会話していたり。

そういうカットがぽん、と置かれているだけで、「ああ、この二人はこういう距離感なんだな」と読者側が勝手に補完してしまう、いやらしい作りになっています。

代表例:ナイチンゲールと子どもたちの退場部屋

退場部屋の中でも、いちばん印象に残っている人が多いのがナイチンゲールの回です。

サナトリウムの子どもたちと一緒のカット

ナイチンゲールは本編中で死亡扱いになり、そのことを確定させる場面のひとつが退場部屋です。

そこでは、サナトリウムにいた子どもたちと、彼女が同じ空間にいます。

生前は、彼女の支配の中で生かされていた子どもたちです。

その子たちが、死後の空間でどう彼女と向き合っているのか。

短いカットなのに、妙な静けさと後味を残すシーンになっています。

支配と「救い」がセットで描かれる場所

ナイチンゲールは、癒しと支配を同時に振り回していた人物です。

退場部屋で子どもたちと並ぶことで、

  • 彼女の罪。
  • それでも消えない母性的な面。

この両方が、セリフ少なめの絵だけでぶん殴ってきます。

本編ではどうしても「敵サイドのボス」として見てしまうナイチンゲールが、退場部屋ではもう少し違う顔で立っているのが分かる場面です。

退場部屋の「ルール」っぽいもの

作中で明文化されているわけではありませんが、巻を通して読むと、退場部屋にはそれらしい“ルール”が見えてきます。

基本は「死んだら来る」

これはほぼ確定です。

公式紹介でも「本編で死んだ登場キャラが訪れる部屋」とされていて、巻末でここにいるかどうかが死亡の目安になります。

死亡キャラまとめ記事などでも、「○巻の退場部屋に登場するので、死亡確定」といった説明がされているくらいです。

本編の時間軸とはズレた「待合室」っぽい空間

退場部屋は、本編のどの時点にあるのかがはっきり決まっていません。

そのせいで、

  • 時期の違うキャラが同じソファに座っている。
  • 別々の戦場で散ったメンバーが、同じ机を囲んでいる。

といったカットが普通に成立します。

ざっくり言えば、「輪廻の花弁に回収されたあと、どこかにある待合室」くらいの感覚で見るとしっくりきます。

たまに「扉のところで踏みとどまる」やつがいる

おまけながら、一番読者をヒヤッとさせるのがここです。

退場部屋の扉の前まで来ておいて、ギリギリで中に入らないカットが描かれることがあります。

「もうちょっとでここに来てたんだぞ」という作者からのニヤニヤが透けて見える演出です。

それが主要キャラだったりすると、「やめろマジで入るな」と読者側の寿命が縮みます。

退場部屋をどう読むと楽しいか

最後に、「退場部屋」を単なるおまけで終わらせないための見方をいくつか。

誰がどの順番で座っているかを見る

退場部屋のカットは、ただキャラをランダムに置いているわけではありません。

よく見ると、

  • 生前で絡みが深かったキャラ同士が近くにいる。
  • 本編ではほぼ絡まなかったキャラが、退場後に初めて隣に座っている。

など、さりげない配置が多いです。

会話の中身だけでなく、「誰の隣にいるか」も一緒に見るとニヤニヤできます。

本編の重さをちょっとだけ中和する休憩ポイントとして使う

花弁本編は、重要キャラが普通に死にます。

しかも死に方がだいたい容赦ないです。

そのあとで退場部屋をめくると、さっきまで血まみれだったキャラが普通のテンションで座っているので、読者のメンタルがギリギリ保ちます。

「ああ、こいつはこいつでちゃんと“退場側”に行ったんだな」と、自分の中で一度区切りを付ける場所として読むのもアリです。

巻をまたいで「この部屋の住人が増えていく感覚」を追う

巻を重ねるごとに、退場部屋の顔ぶれは確実に増えていきます。

1冊ずつ読むと見逃しがちですが、まとめて読み返すと、「このへんから一気に人が増えるな」とか「この巻で罪人格側がだいぶ持っていかれたな」とかが、部屋の人口で分かります。

本編が戦争なら、退場部屋はそのまま戦死者リストです。

誰がどのタイミングで、この部屋の住人になったのか。

それを追っていくだけでも、花弁を二周目三周目で読むときのいい指標になります。

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