「黄泉のツガイ ガブちゃん エド」と検索しているあなたは、黄泉のツガイに登場するガブちゃんが『鋼の錬金術師』のエド(エドワード・エルリック)そっくりに見える理由を知りたいのではないでしょうか。
ネット上でも黄泉のツガイのガブちゃんについては、「見た目も性格もエドっぽい」「黄泉のツガイ版エドでは?」といった声が多く、ガブちゃんとエドの共通点・違い・作者の意図がたびたび話題になっています。
この記事では、黄泉のツガイのガブちゃんとエドの似ているポイント・異なるポイント・カラー設定の裏話・「パクリ」ではなくオマージュ/作風の連続としてどう捉えるかを整理し、「ガブちゃん=エド問題」に自分なりの答えを出せるように解説していきます。
- 黄泉のツガイのガブちゃんとエドの関係
- 黄泉のツガイとハガレンの関係
※この記事は黄泉のツガイのネタバレを含みます
下記の関連記事及び目次の後から記事の本文が始まります。
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黄泉のツガイのガブちゃんがエドに見える理由を結論から整理
まず、「ガブちゃん=エドっぽい」と言われる理由を、最初にまとめておきます。
黄泉のツガイでガブちゃんとエドが重なって見える読者の第一印象
多くの読者が最初に感じるのは、次のような視覚的なインパクトです。
- 金髪で三つ編み(またはそれに近いまとめ髪)。
- 赤系の上着やフードを着ている。
- 体格は小柄寄りで、少年っぽいシルエット。
この組み合わせだけで、「金髪三つ編み+赤い服の小柄キャラ=エド」のイメージを強く持っている読者には、ガブちゃんがどうしてもエドと重なって見えます。
さらに、
- 短気で喧嘩っぱやく、口も悪いが根は面倒見がいい。
といった性格も、エドと似たベクトルを持っているため、「見た目+性格の第一印象」がかなりエド寄りに感じられるのが実情です。
「エドそっくり」と言われる決定的な要素は何なのか
「エドそっくり」と言われる決定打になっているのは、主に次の2点です。
- カラーリングの一致 ─ 金〜金寄りの明るい髪色に、赤系の上着という組み合わせ。
- 小柄さ+キレやすさ+戦闘力の高さ ─ 「見た目の子どもっぽさ」と「中身の実力」のギャップがどちらも大きい。
モノクロ原稿だけを追っているとき以上に、カラーイラストやアニメ版などで色がついたときにエドとの近さが強く感じられ、「ガブちゃん=エド問題」が一気に表面化したと言えます。
黄泉のツガイのガブちゃんとエドの共通点
次に、見た目・性格の両面から、ガブちゃんとエドの共通点を整理します。
金髪・赤いフード・三つ編みなどビジュアル面での共通点
ビジュアルの共通点は、かなり分かりやすく列挙できます。
- 金髪〜明るい髪色 ─ どちらもぱっと見で「金髪キャラ」と認識される色合い。
- 長めの髪を後ろでまとめている ─ エドは三つ編み、ガブちゃんも後ろに流れる束感のあるスタイルで、後ろ姿の印象が近い。
- 赤系のアウター・フード ─ エドは赤いロングコート、ガブちゃんも赤〜ワインレッド寄りのフードや上着を着ている。
- シルエットとしては小柄〜中背で、線が細め。
このあたりをまとめると、
「金髪+赤い上着+小柄+後ろでまとめた髪」という、エドの強烈な記号をそのまま連想させるセット
になっており、視覚的な既視感が強いのは否定しにくい部分です。
小柄で短気・喧嘩っぱやい性格などキャラ性の共通点
性格面でも、ガブちゃんとエドの間には共通項があります。
- 感情表現が直情的でキレやすい ─ 気に入らない相手には遠慮なく噛みつくタイプ。
- 口が悪く、乱暴な物言いをする ─ 砕けた言葉遣いと挑発的なツッコミが多い。
- しかし根本には弱い立場の人を放っておけない優しさがある。
- 自分の過去や弱さをあまり語りたがらず、軽口や仕事ぶりでごまかす。
見た目とのギャップという意味では、
- 子どもっぽい/若い見た目に反して、戦闘能力や現場の経験値が非常に高い。
という点も共通しており、「小さいのにめちゃくちゃ強い」「小さいからこそキレ散らかす」というタイプのキャラ性は確実に重なっています。
黄泉のツガイのガブちゃんとエドの違い
一方で、似ている部分だけを見ると「ほぼエド」と言いたくなりますが、役割やテーマまで含めると違いもはっきりしています。
黄泉のツガイにおけるガブちゃんの立ち位置と役割
黄泉のツガイのガブちゃんは、
- 影森家側と関わる「掃除屋」的な立場のツガイ使い
- 仕事として死体処理・後始末・危険な現場の片付けを請け負うプロフェッショナル
という立ち位置にいます。
- 物語の中心軸そのものではなく、主人公サイドと敵サイドの間を動く“現場のプロ”に近いポジション。
- ツガイのガブリエルI・II世とともに、実働部隊としてストーリーをかき回す役割を持つ。
- 影森家・田寺家・東村などの勢力図の中で、「自分の仕事」を優先する現実主義者として描かれる。
つまりガブちゃんは、
「物語の大きな理想」を背負う主人公ではなく、「この世界の汚れ仕事を黙々とこなす現場人間」
として機能しているキャラクターです。
エドとの決定的な違い:能力・バックボーン・物語でのテーマ性
エドとの違いを、いくつかの軸で整理します。
- 能力・戦い方
- エド:錬金術という「世界の理」に直結する力を持つ。自分自身がシステムにアクセスし、地形・物質を変えるタイプ。
- ガブちゃん:ツガイ(ガブリエルI・II世)+本人の身体能力で戦う。「この世界のルールの中で、与えられた道具と体を最大限に使う」タイプ。
- 物語上のテーマとの結びつき
- エド:人の生死、国家、錬金術の根幹など、物語の根本テーマそのものを背負う主人公。
- ガブちゃん:ツガイ社会や「後始末」の現場を象徴するキャラクターであり、テーマの中心にいるわけではない。
- バックボーン
- エド:弟のアルを取り戻すために旅をする「兄」であり、「家族を取り戻す物語」の主軸。
- ガブちゃん:家庭的な背景よりも、「仕事」「現場」「自分の流儀」に重心が置かれている。家族ドラマの中心ではなく、ツガイ世界のプロフェッショナルとして描かれる。
こうして見ると、ビジュアルと表面的なキャラ性は似ていても、
「物語の核を担う存在か」「世界の理そのものにアクセスする存在か」という点で、エドとガブちゃんはかなり役割が違う
ことが分かります。
黄泉のツガイのガブちゃんのカラー設定とエドっぽさの裏話
次に、「なぜここまでエドっぽく見えるのか」を、カラーリングやデザインの観点から整理します。
ガブちゃんのカラーリングが「結果的にエド風」になった経緯
ガブちゃんのデザイン自体は、
- モノクロ原稿では「小柄な女性の掃除屋」「フード付きの上着」などの要素が先に立つ。
- そこに色がついたとき、金髪+赤いアウターという非常にエドを想起させる組み合わせが出来上がる。
という流れで読者の目に入ってきます。
読者側から見ると、
- 「金髪キャラに赤い服を着せた時点で、エドを連想しない方が難しい」
というほど、エドのビジュアルが強固な記号になっているため、
- ガブちゃんのカラーリングが決まった段階で「似ている」と感じるのは自然な反応
といえます。
つまり、
「小柄で金髪のキャラに赤いアウターを着せる」というだけで、荒川作品内ではどうしてもエドの影がちらついてしまう
という事情がある、と受け取るのが妥当でしょう。
荒川弘作品に共通するデザインパターンとしてのガブちゃん
荒川弘の作品全体を見ていくと、
- 小柄で元気・キレやすいキャラ
- 戦闘能力が高く、現場でガンガン動き回るタイプ
といったキャラは、複数作品にまたがって登場します。
- 鋼の錬金術師:エド。
- 黄泉のツガイ:ガブちゃん。
- その他の作品でも、「小さいのに強い」「口が悪いが面倒見が良い」キャラが繰り返し登場。
ガブちゃんは、その荒川作品に共通する「小柄・元気・戦闘派」キャラ類型の一つとして位置づけることもできます。
つまり、
- エドとそっくりな別人というより、
- 荒川弘が好んで繰り返し描いている「自分の得意なキャラパターン」の一つが、ハガレンではエド、黄泉のツガイではガブちゃんとして表れている。
と捉えると、ガブちゃんの存在が作品全体の中でどういう役割を担っているかも理解しやすくなります。
黄泉のツガイはエドのパクリ?ガブちゃんとエド問題をどう捉えるか
ここまでの共通点・相違点を踏まえつつ、「パクリなのか?」という話の整理をしておきます。
読者の「パクリでは?」という声と実際の評価
「ガブちゃん エド」で検索すると、
- 「見た目が完全にエドで笑った」
- 「エドの再利用では?」
といった半分ネタ・半分本気の感想が多く見つかります。
一方で、
- 「デザインは似ているけど、キャラとしては別物」
- 「荒川作品っぽさとしてむしろ安心する」
といった肯定的な受け止め方も多く、全体としては、
- 「ネタにされるレベルでは似ているが、作品体験を壊すような“雑な焼き直し”ではない」
という評価に落ち着いている印象です。
セルフオマージュ・作家性として見るかどうかのポイント
同じ作者が、別作品で似たタイプのキャラを描くこと自体は、漫画・小説問わずよくある現象です。
- 作家自身の「好きなキャラ像」「描きやすい造形」がどうしても滲み出る。
- 過去作への小さなオマージュとして、意図的に「匂わせ」る場合もある。
ガブちゃんの場合も、
- 完全新規のデザインを目指すというより、
- エドを含む荒川作品の系譜の中に位置付けられた「自分の得意キャラの最新バージョン」
として読む方が、作品全体の流れにはフィットします。
そのうえで、
- エドは「世界の理と直接対峙する主人公」、
- ガブちゃんは「汚れ仕事と日常の延長線上で生きる現場人間」
という違いがしっかりあるため、キャラクターとしての役割までコピーされた「パクリ」とは言い難い、という結論になります。
黄泉のツガイのガブちゃんとエドの関係まとめ
最後に、「ガブちゃん×エド問題」を踏まえて、どう楽しむのが良いかをまとめます。
黄泉のツガイのガブちゃんとエドを比較して見えてくる魅力
ここまでを整理すると、
- ガブちゃんとエドは、ビジュアルと第一印象レベルではかなり近い。
- しかし、物語上の役割・テーマとの結びつき・背景は大きく異なり、キャラクターとしては別方向に掘り下げられている。
- 「小柄・金髪・赤い服・キレやすい」という荒川弘の得意パターンが、ハガレンではエド、黄泉のツガイではガブちゃんという形で現れている。
この視点で両方の作品を読むと、
- 同じ作者が、似た素材を使いながら、作品ごとにどう味付けを変えているか。
- ハガレンでは描けなかった要素を、黄泉のツガイ側に移している部分はどこか。
といった点も見えてきて、読み方の幅が広がります。
ガブちゃんを起点に黄泉のツガイとハガレン両方を楽しむコツ
「ガブちゃんがエドにしか見えない」と感じてモヤモヤしている場合は、次のような読み方を試してみるのも一つの方法です。
- 最初は「エドっぽい外見の新キャラ」として受け止めつつ、黄泉のツガイ世界での役割・仕事ぶり・立場に注目して読む。
- エドと比較するのではなく、「エドが国家錬金術師なら、ガブちゃんはツガイ社会の掃除屋」というように、世界観に応じた職能の違いを見る。
- 荒川弘の「小柄・金髪・赤い服キャラ」の系譜として、共通点を楽しみつつ、差分を探すというスタンスで読む。
そうすることで、
「エドのコピー」ではなく「エドを知っている読者だからこそ気付ける楽しみ方を持ったガブちゃん」
として位置づけられ、黄泉のツガイとハガレンの両方を、少し違った角度から味わうことができるはずです。
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