「黄泉のツガイ ヤマハ」と検索しているあなたは、『黄泉のツガイ』に登場する東村の長老・ヤマハおばぁが何者で、どんな能力と過去を持ったキャラクターなのかを整理して知りたいと感じているはずです。
ヤマハおばぁは、黄泉のツガイの世界で重要な舞台となる東村を下界から「封」じた張本人であり、ユルやアサを含めた村の人間の運命を左右してきたキーパーソンです。一方で、妹ミナセや夜太郎との因縁を抱えた過去の持ち主でもあり、「ただの悪役」では片付かない複雑な人物像が描かれています。
この記事では、黄泉のツガイのヤマハおばぁ(ヤマハ)の基本プロフィール、「封」の力と東村封印の仕組み、ミナセや夜太郎と関わる400年前の過去、現在のユル・アサとの関係、そして敵か味方か判断しづらい価値観と葛藤までを、ネタバレ込みで整理して解説していきます。
- 黄泉のツガイのヤマハの正体
- 黄泉のツガイのヤマハの今後
※この記事は黄泉のツガイのネタバレを含みます
下記の関連記事及び目次の後から記事の本文が始まります。
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黄泉のツガイのヤマハおばぁとは?正体と基本プロフィール
まずは、黄泉のツガイのヤマハおばぁが物語の中でどんな立ち位置にいる人物なのか、全体像から整理します。
黄泉のツガイのヤマハおばぁは東村をまとめる長老
黄泉のツガイのヤマハおばぁは、ユルやアサが暮らしていた東村の長老的存在です。
- 村人からは「ヤマハおばぁ」「ヤマハばっちゃ」などと呼ばれる。
- 村の掟・儀式・ツガイに関する知識を一手に握るまとめ役。
- 「夜と昼を別つ双子」の伝承や、双子の扱いを決めてきた中心人物でもある。
作中冒頭では、ユルにとって「怖いけど逆らえないおばぁ」として登場し、東村の異様な空気を象徴するキャラクターになっています。
ヤマハおばぁの見た目とキャラクター性
黄泉のツガイのヤマハおばぁは、いかにも「山奥のばあさま」といった風貌で描かれています。
- 小柄で腰が曲がり、杖をついて歩く老女。
- しかし目つきは鋭く、若者もツガイ使いも一喝で黙らせる迫力がある。
- 普段はぶっきらぼうで口も悪いが、村や子どもたちへの情が一切ないわけではない。
そのため読者からは、「クソババア」「有能だけど怖い」「でも完全に嫌いになりきれない」といった、複雑な感情を抱かれがちなキャラになっています。
黄泉のツガイのヤマハおばぁの「封」の力と東村封印
次に、ヤマハおばぁといえば外せない「封」の力と、東村を下界から切り離した封印について見ていきます。
東村を下界から隠したヤマハおばぁの封印
黄泉のツガイの世界では、東村は下界からほぼ認識されない「異界のような村」になっています。この状態を作り出したのが、他ならぬヤマハおばぁです。
- ヤマハおばぁは「封」の力を使い、東村一帯を外の世界から隔離する結界を張った。
- その結果、東村は地図にもまともに載らず、偶然迷い込む以外では辿り着けない土地になっている。
- ユルの母・ナギサのように、遭難などのイレギュラーな形で迷い込んだ者だけが村にやってくる。
この封印のおかげで、東村は長年外部からの干渉を受けずに済んだ一方、村そのものが「巨大な箱庭実験場」のような閉鎖空間にもなっています。
ヤマハおばぁが扱う「封」の力の性質
ヤマハおばぁの「封」は、ユルが継ごうとしている「封」の力と同系統でありながら、使い方と対象が異なります。
- ミナセの「封」:寿命を封じて不老状態を作るなど、「人の時間」に作用。
- ヤマハの「封」:村一帯を封じ、外界から切り離すなど、「土地・空間」に作用。
ヤマハおばぁは、
- 自分の寿命を延ばす方向ではなく、
- 東村とそこに暮らす人々を守るために「封」を使うことを選んだ
という点で、同じ封の一族でもミナセとは真逆の方向性を取っている人物だといえます。
黄泉のツガイのヤマハおばぁとミナセ・夜太郎の400年前の過去
ヤマハおばぁを理解するには、ミナセや夜太郎と関わる「400年前の物語」が欠かせません。
西ノ村に生まれた双子:姉ミナセと妹ヤマハ
かつてヤマハおばぁは、西ノ村に生まれた双子の妹でした。
- 姉:ミナセ(封の一端を与えられた巫女)
- 妹:ヤマハ(当初は力を持たないと見なされた)
- 時代背景:戦国末〜江戸初期、いわゆる「北の関ヶ原」と呼ばれる戦乱期。
封の力を得た姉ミナセとは対照的に、ヤマハは価値のない存在のように扱われ、最終的に東村側へ「押し付けられる」形で連れてこられたという過去を持ちます。
ヤマハおばぁと夜太郎・あさひ、そして東村との関わり
東村に来たヤマハは、当時の東村の双子夜太郎とあさひに関わることになります。
- 夜太郎とあさひは、ユルとアサの「先代」にあたるような存在。
- 彼らの悲劇と失敗が、「夜と昼を別つ双子」の伝承を今の形にした。
- ヤマハは、その一部始終を見届けた「当事者」であり、生き残りでもある。
この400年前の出来事が、
- 東村が下界から封じられることになった理由
- ヤマハおばぁが双子に対して複雑な感情を抱くようになった背景
と深く結びついています。
現代の物語での黄泉のツガイのヤマハおばぁの役割
続いて、現在の時間軸でヤマハおばぁがどのような役割を果たしているのかを見ていきます。
ユルとアサにとってのヤマハおばぁ
ユルとアサにとって、ヤマハおばぁは「育った村のルールを決めてきた本人」です。
- ユルにとって:村の理不尽を象徴する相手でありつつ、完全に憎み切れない存在。
- アサにとって:自分が「昼」を背負わされる過程に関わった人物でもある。
- 双子に対する態度は厳しいが、単に「道具」としてしか見ていないわけではない。
ヤマハおばぁは、双子の力を巡る争いの中心にいる一方で、どこか「もう二度と同じ悲劇は繰り返したくない」と願っているようなそぶりも見せます。
東村を守る者としてのヤマハおばぁの決断
現代パートのヤマハおばぁは、東村を巡る状況が危うくなるほど、極端な決断を下そうとします。
- 双子や村人を守るためなら、外の勢力との対立も辞さない。
- その一方で、「村のため」という名目で個人の人生を切り捨てることもいとわない。
この姿勢は、
「守りたいもののために、別の誰かを犠牲にしてしまう大人」
という、黄泉のツガイに繰り返し登場するテーマを体現していると言えます。
黄泉のツガイのヤマハおばぁは敵か味方か?価値観と葛藤
ヤマハおばぁは、作中で「クソババア」と呼ばれても仕方ない行動を取りつつも、完全な悪としては描かれていません。その中間的な立ち位置を整理します。
村を守るための行動が、子どもを追い詰める皮肉
黄泉のツガイのヤマハおばぁは、一貫して「村を守る」ことを最優先しています。
- 東村全体を封じ、外からの争いを遮断した。
- 双子の力をどう管理するかについても、村の存続を軸に考えている。
しかしその結果、
- ユルとアサの人生が、本人の意思とは関係なく「村のため」の駒にされる。
- ナギサやミネのような「普通に生きたかった人たち」が、村の事情に巻き込まれて不幸になる。
という皮肉な状況を生んでおり、ヤマハおばぁ自身も「守りたいもののために、別の誰かを犠牲にしている」ことを自覚している様子が描かれます。
ヤマハおばぁの中にある後悔と、ユルたちへの期待
400年前の出来事や、自分が関わってきた数々の犠牲を思うとき、ヤマハおばぁの中には消えない後悔も見え隠れします。
- 夜太郎たちの悲劇を繰り返したくない想い。
- ミナセと完全に決別しきれない、姉妹としてのしこり。
- ユルとアサには、自分たちの世代とは違う選択をしてほしいという期待。
だからこそヤマハおばぁは、時に冷酷な決断をしながらも、どこかで「自分たちの時代のツケを、ユルたちに押しつけている」という自覚に苦しんでいるようにも読めます。
黄泉のツガイのヤマハおばぁまとめ
最後に、「黄泉のツガイ ヤマハ」というキーワードで押さえておきたいポイントをまとめます。
黄泉のツガイのヤマハおばぁを押さえる重要ポイント
- 黄泉のツガイのヤマハおばぁは、ユルやアサが暮らしていた東村の長老であり、村の掟とツガイの管理を担ってきた人物。
- 「封」の力を使って東村一帯を下界から切り離し、村を外部の争いから守る結界を張った張本人。
- もとは西ノ村に生まれた双子の妹で、封の巫女ミナセの妹=400年前から続く因縁の当事者でもある。
- 夜太郎・あさひの悲劇や東村の過去を知る生き証人として、ユルとアサの物語に深く関わっている。
- 村を守ろうとするあまり、結果として子どもや下界人を犠牲にしてきた「加害者」としての側面と、それを自覚して苦しむ「被害者」としての側面を併せ持つ。
ヤマハおばぁ視点で黄泉のツガイを読み直すときのポイント
- 東村の掟や双子の扱いが、「誰のどんな失敗の上に成り立っているのか」を、ヤマハおばぁの過去から逆算してみる。
- ミナセ・夜太郎・あさひに関する回想シーンを、ヤマハおばぁの後悔と恐れという視点で読み直す。
- ユルとアサに対する言動の中に、「村のため」と「子どもたちの幸せ」の間で揺れる本音がどこに滲んでいるか探してみる。
黄泉のツガイのヤマハおばぁは、最初は「嫌なババア」にしか見えないかもしれませんが、過去と選択を知っていくほどに、「この世界の歪みを一身に背負っている大人」の一人であることが分かってきます。ヤマハおばぁの視点を意識しながら物語を読み直すと、東村編や封と解のテーマが、より重く深く響いてくるはずです。
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