この記事ではチェンソーマンのマキマの正体や真の目的などについて解説します。
マキマはチェンソーマンにおいて序盤に登場してから常にミステリアスな雰囲気を持つ美女で、デンジが作中でずっと(邪な意味で)憧れている女性です。
しかし物語が進むにつれて、その正体が単なる美女ではないことが段々明らかになっていきます。
まずはマキマのプロフィールをご紹介してから、マキマの正体や目的などを解説していきます。
<この記事で分かること>
◯マキマのプロフィール
◯マキマの真の正体や目的
※この記事はチェンソーマンのネタバレを含みます
チェンソーマンの全キャラクターの一覧についてはこちらの記事にまとめています。
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【チェンソーマン】マキマのプロフィール!年齢、誕生日、身長、体重、声優など
マキマのプロフィールを下記の通り一覧表にまとめたのでご紹介します。
初登場時にいきなりデンジを抱きしめたり、デンジから好きな男のタイプを聞かれた時に「デンジ君みたいな人」と答えるなど、相当な小悪魔感のある美人です(小悪魔どころか、その正体は悪魔ですが笑)。
物語前半はデンジの美人上司というポジションですが、物語が進むにつれて段々ヤバさが滲み出てきます。
名前 | マキマ |
性別 | 女性 |
年齢 | 不明 (見た目は20代前半) |
誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 (160cm前後) |
スリーサイズ | 不明 (スタイルはモデル並) |
髪の色 | 赤 |
瞳の色 | 金色 |
声優(CV) | 不明 |
「マキマ」の名前の正体!由来はデンジの生い立ちから
「マキマ」という名前の由来については作者の藤本タツキ氏がインタビューで語っています。
その由来は主人公のデンジの生い立ちに関係するものでした。
・デンジは天涯孤独なため、母性的なものを求めている
・チェンソーは「木を切る道具」
・「マキマ」の「キ(=木)」を切ると「ママ」
思えばデンジはマキマに甘えるような言動をしており(いやらしい目、邪な目も込みで)、マキマに母性を感じていた節もありました。そしてその正体は何ともアレでしたが・・笑
悲惨な人生を歩んできたデンジは普段の言動でそういったところを見せませんが、心の底では母性を求めていたんですね。
【チェンソーマン】マキマの正体とは?
チェンソーマンの本編において、マキマはずっと公安のデビルハンターのリーダーの一人としてデンジ達に指示を出す立場です。
容姿が可愛いこともあってデンジは物語の始まりからずっとデレていましたが、ストーリーが進むにつれて、その正体が人間ではないことが明らかになっていきます。
ここではマキマの表向きのポジションと、真の正体について解説します。
マキマの表向きの正体は公安退魔特異4課のリーダー
マキマの表向きの正体は「内閣官房長官直属のデビルハンター」で、同時に公安対魔特異4課のリーダーとしてデンジや早川アキ達に指示を出す管理職です。
公安の上層部への定期報告などでも真面目な仕事ぶりが伺えます。ストーリーの中で特異1課、2課、3課が4課に合併され、そのリーダーにマキマが任命されたことからも、上からの評価は高かったようです。
マキマは自分が悪魔や魔人に手を下すシーンは序盤こそありませんが、物語の途中からその正体が垣間見えるようになり、実は人間とは思えないほどメチャクチャ強いことが分かってきます。
マキマが段々と正体と本性を見せていく
「仕事ができる上司」「戦うと実はメチャクチャ強い」までなら良かったのですが、物語が進むにつれてマキマは強いだけではなく、その正体や本性がヤバいということが分かってきます。
その戦闘能力のみならず、無表情で作業をするように遠隔で殺人したり、武器を捨てて投降の意思を見せている相手を容赦なく斬首するといった冷酷な面を見せていました。
デンジは物語当初から後半までずっとマキマの可愛さにデレデレでしたが、それはこういったヤバい正体を目の前で見ていなかったからです。
実際、漫画10巻の第81話~82話でマキマの家に来たパワーに「ぱん」をした時には、デンジは初めてマキマにガクブルしています。
「公安編」の黒幕の正体は「支配の悪魔・マキマ」
物語序盤は美人で可愛い上司だったマキマの正体は「支配の悪魔」で、アメリカ大統領が全国民の寿命の一部を「銃の悪魔」に捧げてまで殺そうとした最悪の存在でした。
後述しますが、マキマは人間、魔人のみならず悪魔でさえも支配下における能力があり、野放しにすれば世界中がマキマの支配下に置かれるためにアメリカ大統領をはじめ、各国が恐れていました。
チェンソーマンにおける「悪魔」は全て名前を持っており、人が恐れる名前であるほどその悪魔自身も強くなります。
それだけに「銃の悪魔」は人が銃を恐れる感情が強いため、作中でも最強クラスの悪魔として登場しています。
一方でマキマの正体は「支配の悪魔」ということで、銃に比べると抽象的な印象です。
しかし「支配」という言葉から連想される「独裁者」「支配者」といった言葉は、人類史において大きな恐怖の対象となってきました。
人が社会というコミュニティを作って以降、いずれの時代もどこかの国で必ずと言っていいほど「支配」「独占」「独裁」といったものに人類は畏怖しています。
「支配」は銃や爆弾といった具体的なモノよりも「根源的な恐怖」であるため、マキマの力は他の悪魔とは一線を画するものだったようです。
【チェンソーマン】マキマの正体は「支配の悪魔」!目的は何?
物語が進むにつれてマキマの正体や存在のヤバさが表に出てきますが、彼女の目的が何なのかについて見ていきます。
チェンソーマンの序盤では公安のデビルハンターの一人として悪魔を狩る一人のように描かれていますが、物語後半になるにつれて別の目的が見え隠れしてきます。
表向きの目的は「銃の悪魔を倒す」
物語序盤では公安のデビルハンターの管理職として悪魔を狩ると共に、デンジには「銃の悪魔を倒してほしい」と頼んでいます。
「銃の悪魔」はその昔、世界各地に災厄を撒き散らした恐るべき悪魔です。早川アキの家族も銃の悪魔に殺されていますが、そういった境遇のデビルハンターがごまんといるくらい人々から畏怖されていました。
マキマは銃の悪魔の強さをデンジに語りながら「銃の悪魔を倒したら何でも臨みを叶えてあげる」という飴をぶら下げています。
この段階ではマキマは銃の悪魔を倒すのが目的のように見えますが、これは正体を現す前のマキマにとってはあくまで建前でした。
また漫画4巻の第32話でマキマと岸辺が話しているシーンがあり、マキマは岸辺に対して
・悪魔から一人でも多く人を救いたい
・4課が目立てば公安の中で認められる
・より動きやすくなって人を救える
と語っていますが、岸辺はにべもなく「嘘つき」と言っています。
少なくとも岸辺はマキマの正体や恐ろしさに気付いていたようですね。
岸辺が契約している悪魔やマキマとの強さ比較などについてはこちらの記事にまとめています。
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デンジにアキとパワーを同居させた目的は「絶望感」を与えるため
漫画10巻の第82話で、マキマが正体を現すと同時にデンジを早川アキ、パワーと共同生活させた目的について語っています。その目的とはひとえに「デンジに絶望感を与えるため」です。
では何故デンジに絶望感を与えたかったのかと言うと、それはデンジがポチタと交わした「約束=契約」を破棄させるためでした。
デンジは借金を返すためにデビルハンターの仕事をしていましたが、いつ死ぬかも分からない身分であるためにポチタの行く末が気がかりでした。
そしてデンジはポチタに対し、「もし自分が死んだらポチタに体をあげたい」と告げた上で、自分の夢である
普通の暮らしをして
普通の死に方をしてほしい
と願っていました。
そしてデンジはゾンビの悪魔に操られたヤクザ達に殺されますが、その際にポチタが契約を交わしました。
私の心臓をやる
かわりに
デンジの夢を私に見せてくれ
この契約の内容は「ポチタが心臓をあげる代わりにデンジは普通の暮らしをしてほしい」というものです。
この「普通の暮らし」がマキマにとっては厄介で、デンジは1日の食事が食パン一枚の生活ですら幸せを感じていたために、生半可なことでは絶望しません。
そこでマキマは悪魔らしい恐ろしい作戦に出ました。
・デンジに仕事やお金を与える
・デンジに美味しいものを食べさせる
・アキ、パワーと同居させ、家族を与える
そしてこれらを充分味わわせ、これがデンジにとっての「普通の暮らし」になった上でぶっ壊し、デンジに絶望感を感じさせることで、ポチタとの契約を破棄させようとしています。
マキマはこんなことまでして何故デンジとポチタの契約破棄にこだわっていたのか、それがマキマの本当の目的に繋がります。
マキマの正体と本当の目的
マキマの本当の目的が漫画10巻の第84話で語られました。それは
チェンソーマンの力を使って「より良い世界」を作る
というものです。
実はチェンソーマンには「食った悪魔の名前をこの世から消す能力」があり、この能力が発動するとこの世界の人間の記憶からもその名前は消え去ってしまいます。
例えば「核兵器」「ナチス」「第二次世界大戦」などの巨大な恐怖の元となる名前の悪魔はみんなチェンソーマンが食ってしまったため、マキマを除いて人類はこの名前を覚えていません。
マキマの本当の目的とは、チェンソーマンのこの能力を使って「死」「戦争」「飢餓」といった、この世から無くなったほうが人々が幸せになれるものを消し去ることです。
なので漫画4巻の第32話で、マキマが岸辺に語っていた「悪魔から一人でも多く人を救いたい」という言葉は、ある意味で本心だったようです。
ビームの「俺達の願い」の意味などについてはこちらの記事にまとめています。
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マキマの目的である「より良い世界」は「最悪の平和」
漫画9巻の第75話で、アメリカ大統領が銃の悪魔にマキマを殺すよう頼む際、
今・・
マキマを殺さなければ
人類に最悪の平和が訪れてしまう
と言っています。
大統領が語る「最悪の平和」とは正にマキマの本当の目的である「より良い世界」のことで、それは「死」「戦争」「飢餓」などの無い平和な世界です。
しかしマキマが思い描く「より良い世界」とはつまり「マキマにとって都合が良い世界」であり、実現すればまさに支配の悪魔の目的にふさわしい「独裁者が支配する世界」となるでしょう。
アメリカ大統領の言う「最悪の平和」とは言い得て妙な表現ですね。
【チェンソーマン】マキマの正体は「支配の悪魔」!伏線が最終回に繋がる
ここまでマキマの正体や目的などについてお話してきました。
最後に、マキマのセリフやナユタ、ポチタの行動にいくつか伏線があったのでご紹介します。
ナユタの噛みつきとマキマのセリフ
最終回でマキマが転生してナユタとなり、デンジと再会しました。その際、ナユタは絶妙な力でデンジの指を噛んでおり、その噛む力からデンジは「マキマさん?」と悟っています。
デンジが感じたとおり、ナユタの正体はマキマが転生した姿でした。指を噛む力でマキマだと感づくデンジの感覚がもはや人外ですね・・笑
実はこの場面、物語の序盤でマキマがちゃんとデンジに言い聞かせていました。
漫画2巻の第12話でマキマが職場でデンジをたぶらかす際、自身の耳を触らせた後にデンジの指を噛んでいます。
その際に
覚えて
デンジ君の目が見えなくなっても
私の噛む力で私だってわかるくらいに覚えて
と告げています。
デンジはまさにこの言葉に忠実に、マキマの噛む力を肌で覚えていたんですね。
デンジの母親がマキマ説という噂の真相についてはこちらの記事にまとめています。
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ポチタの夢と映画でのデンジの涙
最終回でポチタが語っていた夢が
誰かに抱きしめてもらう事
でした。
またポチタは、ナユタを引き取ったデンジに対して「たくさん抱きしめてあげて」とアドバイスしています。
ポチタのこのセリフは、かつてマキマとデンジが映画見まくりデートをした時のシーンに繋がるものがあります。
漫画5巻の第39話でマキマとデンジが映画デートをした際の最後の作品を観た際、デンジは何でも無いシーンにも関わらず涙を流しました。
仲間が死んでも泣かなかったデンジが、珍しく本当に無意識に涙が流れた感じでしたが、あの涙は実はデンジではなくポチタの涙だったのかもしれません。
何故ならその映画のシーンは登場人物同士が抱き合うシーンだったからで、デンジの心臓となっていたポチタの感情がデンジに移って泣いてしまったのかもしれませんね。
デンジやポチタの正体、かわいいシーンなどについてはこちらの記事にまとめています。
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「チェンソーマンのマキマの正体と目的は?支配の悪魔の狙いを解説!」まとめ
今回はチェンソーマンのマキマの正体や真の目的などについて解説しました。
マキマはチェンソーマンにおけるヒロインのポジションにいながらその正体は「支配の悪魔」で、圧倒的な強さとヤバさを併せ持ち、挙句の果てには主人公に調理されるという少年誌とは思えない最期を迎えました。
本当の目的は果たせなかったマキマですが、転生後のナユタはマキマのような道を歩まないといいですね。
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【チェンソーマン】ネタバレ情報
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