この記事ではチェンソーマンの岸辺とマキマの関係や岸辺がマキマに支配されなかった理由などについて解説します。
岸辺は公安で最強のデビルハンターを自称する人物で、実際その自己評価に違わない実力を持っています。
そんな岸辺はマキマの正体に物語前半の時点で勘付いている節があり、終盤ではマキマ討伐に動いていました。しかし結局最後まで支配されることはなく、岸辺は生き残っています。
まずは岸辺とマキマがどんな関係なのかについて解説していきます。
<この記事で分かること>
◯岸辺とマキマの関係
◯岸辺とマキマが関係するシーンの一覧
◯岸辺がマキマに支配されなかった理由
※この記事はチェンソーマンのネタバレを含みます
チェンソーマンの全キャラクターの一覧についてはこちらの記事にまとめています。
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チェンソーマンの岸辺とマキマの関係を解説!最強のデビルハンターと支配の悪魔!
岸辺とマキマの関係については、表向きは「公安の同僚同士」です。
岸辺は元々公安対魔特異1課の隊長を務めていましたが、サムライソードや沢渡アカネ達による公安対魔特異4課の襲撃事件により人員不足となり、特異1課、2課、3課が4課と合併されました。
それ以降、4課はマキマの指揮下に置かれ、岸辺は新4課の隊長を務めています。
立場はマキマの方が岸辺より上ですが、岸辺は公安で数十年デビルハンターを続けている古株でありバケモノなので、作中では対等な感じで話しています。
立場だけで言えば同僚同士ですが、後述する通り岸辺はマキマのことを全く信用しておらず、牽制したり抹殺を計画している描写があります。
そしてマキマも物語が進むにつれて段々「支配の悪魔」としての顔を出してきます。
岸辺は「最強のデビルハンター」であり、マキマは「支配の悪魔」なので、「最強の人間」と「最悪の悪魔」のような組み合わせですね。
チェンソーマンの岸辺と「支配の悪魔」マキマが関係するシーンのまとめ
次に岸辺と「支配の悪魔」マキマが作中で話しているシーンや関係性が伺えるシーンなどについて解説します。
岸辺とマキマは物語の重要局面でその言動が描かれており、各シーンでそれぞれの関係や思惑が垣間見えます。
マキマは岸辺にデンジとパワーの鍛錬を要請(4巻の第29話)
漫画4巻の第29話でマキマは岸辺に対して「デンジとパワーの戦闘訓練」をつけるように依頼しています。
これはサムライソードや沢渡アカネ達の襲撃により公安対魔特異4課のメンバーのほとんどが死亡し、戦力増強を図らなければならなかったためです。
デンジとパワーにとってはこの時が岸辺との初対面で、この日からスパルタ訓練により毎日数十回分殺されることになりました。
この時点で岸辺は新特異4課の隊長になることが決まっており、新特異4課を指揮するマキマとは直属の上司部下の関係です。
しかし岸辺は公安の在籍が長いこともあり、マキマにかしこまるような素振りはゼロです(むしろマキマの方が敬語を使っている)。
岸辺はマキマの正体に勘付いていた?(4巻の第32話)
岸辺がマキマの正体について勘ぐっていたり疑っているのが、漫画4巻の第32話で初めて描かれました。
この時点で岸辺が、マキマの正体が「支配の悪魔」であることまで看破していたのかは不明ですが、「人間様の味方でいる内は」という言い方から少なくとも悪魔であることは悟っていそうです。
サムライソードや沢渡アカネによる公安対魔特異4課の襲撃に関して、マキマは事前に察知していた節がありますが、敢えて見逃していました。
あの襲撃で特異4課のメンバーが多く死亡したことで、結果的に特異4課は特異1課、2課、3課と合併し、より増強された4課をマキマが指揮する立場となり、マキマにとっては都合の良い展開となっています。
岸辺の口ぶりからするとマキマの行動には以前から疑問を持っていたようで、特異4課の襲撃事件が岸辺にとって疑惑を深める決定的な出来事だったのかもしれません。
岸辺とマキマはデンジの刺客対応で協力(7巻の第54話)
岸辺はマキマのことを全く信用していない言動を見せながらも、表向きは公安所属のデビルハンターとしてマキマと連携しています。
漫画7巻の第54話ではデンジが持つ「チェンソーマンの心臓」を狙って各国から刺客が来日する状況となり、マキマと岸辺が状況について話していました。
傍目には一緒に作戦行動を取っているように見えますが、クァンシが来日することが分かった時点で岸辺は後述する通り「マキマを殺すための協力要請」を持ちかけることを決めていたと思われます。。
岸辺はクァンシにマキマ抹殺の協力を要請(7巻の第61話)
漫画7巻の第61話で、岸辺がクァンシと久々に再会した際、マキマに盗聴されないように筆談で話しています。
この時点で岸辺は、マキマが小動物などを支配して盗聴する能力があることを踏まえて行動しています。
その内容は下記のとおりです。
・言う通りにすれば安全は保証する
・マキマを殺す協力をするなら全てを教える
しかし結局岸辺の要請はクァンシが突っぱね、交渉は決裂してしまいました。
岸辺としてはマキマを殺すための戦力が欲しかったのも勿論ですが、何よりもクァンシを死なせたくないという思いが一番だったでしょうね。
クァンシの正体についてはこちらの記事にまとめています。
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マキマに元バディのクァンシを殺される(8巻の第70話)
漫画8巻の第70話でサンタクロースとの戦いが終わり、岸辺と吉田ヒロフミがクァンシと対峙したタイミングでマキマが現れました。
クァンシはマキマを視認した瞬間に投降し、クァンシの魔人達の命も助けて欲しいと言いますが、マキマは一切の容赦なくクァンシ、コスモ、ツギハギの首を両断して殺害します。
マキマは内閣官房長官直属のデビルハンターであるため、その能力を見せる際には周りのデビルハンターは目隠しをしなければなりません。
岸辺もこの時目隠しをしており、マキマがクァンシを殺害した後もずっと
何も見たくねえ・・
と言って目隠しを外しませんでした。
クァンシを想う岸辺の感情が見えた名シーンでしたね。
岸辺とクァンシの関係についてはこちらの記事にまとめています。
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岸辺はマキマへの敵意・殺意満点!牙は抜け落ちていない(10巻の第83話)
漫画10巻の第83話では「対マキマ対策部隊」を岸辺が指揮し、外からマキマに向けてロケットランチャーを発射&突入してマシンガンで蜂の巣にしています。
岸辺はクァンシとの会話の中で「牙もとっくに抜け落ちた」と語っていましたが、クァンシがマキマに殺されたこともあって殺意満々です。
何よりアメリカ大統領が全国民の寿命1年分を捧げて「銃の悪魔」と契約し、それでも倒せなかった「支配の悪魔」マキマを本気で殺そうとしているところが岸辺らしいですね。
「対マキマ対策部隊」の隊員6名が自らの命を断ち、自分たちの命を生贄にして「地獄の悪魔」と契約します。
その力でマキマを地獄に送ろうとしましたが、マキマの「助けてチェンソーマン」の呼びかけにチェンソーマンが真の姿で現れ、「地獄の悪魔」を瞬殺しました。
辛うじて地獄の悪魔はチェンソーマンを地獄に落としますが、この時点でマキマは相変わらずピンピンしています。
岸辺はマキマの目的については知らなかった(10巻の第84話)
漫画10巻の第84話で岸辺が銃を構えながらマキマと会話するシーンがあり、岸辺はマキマに
お前は・・
お前は一体何なんだ・・?
と尋ねています。
この様子から岸辺は、「チェンソーマンを支配してより良い世界を作る」というマキマの目的までは知りませんでした。
ちなみに「対マキマ対策部隊」を組織するにあたってはもちろん極秘で進めていたはずですが、マキマに一切知られずに組織するのはかなり困難です。
マキマにとっては「こんな部隊は物の数ではない」ということで放置していたのか、岸辺の尽力でガチでマキマの目から逃れていたのかは不明ですが、マキマなら適当なタイミングで岸辺を支配してより円滑に事を進めそうです。
しかし結局最後までマキマは岸辺を支配下に置くことはありませんでした。
マキマの正体や能力、目的などについてはこちらの記事にまとめています。
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岸辺は最後までマキマに抵抗
漫画11巻の第92話では、パワーとの契約により復活したデンジを岸辺がアジトに連れて行きました。
岸辺はマキマとチェンソーマンの戦争のような戦いにも巻き込まれずに生き延びており、その上でデンジ(とコベニ)のこともマキマから匿いました。
「対マキマ対策部隊」は全滅し、公安のデビルハンターは抵抗どころかマキマに支配されている状態でしたが、岸辺は支配されずに最後まで抵抗しています。
この後マキマはデンジとパワーの残した力により敗北することになりますが、結果的に岸辺を生かしていたがためにデンジを取り逃がし、準備期間を与えてしまったことで足元をすくわれた形ですね。
パワーの最期や、岸辺が契約している悪魔、マキマの強さとの比較などについてはこちらの記事にまとめています。
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岸辺が「支配の悪魔」が転生した姿・ナユタを拾う(11巻の第97話)
漫画11巻の第97話では「支配の悪魔」が転生し、ナユタとなって登場しています。
ナユタは中国で発見されましたが、そのまま国に育てさせたら「第二のマキマ」になってしまうため、中国から盗んで日本に連れてきています。
岸辺がどういうきっかけでナユタを見つけたのかは不明ですが、よほど「支配の悪魔」に縁があるのでしょうか笑
ナユタとマキマの関係などについてはこちらの記事にまとめています。
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チェンソーマンの岸辺がマキマに支配されなかった理由は?
ここまで岸辺とマキマの関係やストーリー上の絡みについて解説してきましたが、やはり2人の関係において謎なのが「何故マキマは岸辺を支配しなかったのか」というところです。
マキマは「自分より程度が低いと思う者を支配する」という力があるため、最後の最後まで岸辺を支配しなかったのは「岸辺が同格または格上」と思っていたのかもしれません。
もし岸辺を支配できるなら、岸辺が契約していた悪魔の力も行使できる上に、マキマの計画を邪魔する者もいなくなって一石二鳥だったはずです。
もしかしたら岸辺には作中で語られていない秘密や奥の手があって、マキマが手を出せなかったのかもしれませんね。
岸辺とマキマはどちらが強いのかなどについてはこちらの記事にまとめています。
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「チェンソーマンの岸辺はマキマに支配されなかった?理由を考察!」まとめ
今回はチェンソーマンの岸辺とマキマの関係や岸辺がマキマに支配されなかった理由などについて解説しました。
岸辺はチェンソーマンの物語初期から生き残っている数少ないキャラクターで、マキマに支配もされずに最後まで活躍しましたね。
第2部では「マキマが岸辺を支配できなかった所以」などが見れるかもしれません。
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