この記事では鬼滅の刃の竈門炭治郎（かまどたんじろう）と栗花落カナヲ（つゆりかなを）が結婚した件について、カナヲの失明や炭カナの子供のことも交えて解説します。
鬼滅の刃は戦闘シーンが中心なため、色恋沙汰、ラブコメ、恋愛模様などはほとんど描かれません。
その中でも炭治郎とカナヲが物語のクライマックスで結ばれてカップルとなり、「炭カナ」という言葉が最後の最後に現実のものになりました。
今回はカップリング確定となったシーンの解説や、炭治郎とカナヲの出会いや馴れ初め、結婚についてご紹介します。
※この記事は鬼滅の刃の最終回を含む重大なネタバレを含みます
鬼滅の刃の全てのカップルのランキングや彼女にしたいランキングについてはこちらの記事にまとめています。
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鬼滅の刃のカナヲと炭治郎が結婚して夫婦に
原作の漫画の最終巻（23巻）で、炭治郎とカナヲが結婚したことが分かる描写がありました。
鬼滅の刃の物語が進行中の当時から「炭カナ」という言葉が生まれるなど、炭治郎とカナヲのカップリングは話題になっていました。
ただ冒頭でお話したとおり、鬼滅の刃は恋愛模様とかはほぼ描かれてこなかったので、ファンの間での想像や創作が主でした。
そして最終巻、第204話で炭カナのいい雰囲気が描かれ、最終話（第205話）で炭治郎とカナヲの子孫の様子が描かれました。
ハッピーエンドと共にめでたく炭治郎とカナヲの結婚が判明し、カナヲが正ヒロインに確定しましたね。
鬼滅の刃のカナヲと炭治郎の出会い＆馴れ初め！カップルから結婚に至るまで
炭治郎とカナヲの出会いから、物語が進むにつれての馴れ初め、フラグ、結婚に至るまでを時系列で解説します。
炭治郎とカナヲは鬼殺隊員としても同期なので、実は物語のかなり序盤で対面しています。
そして後述しますが、色恋沙汰が極めて少ない鬼滅の刃ではありますが、その中で炭治郎が強力な恋愛フラグを立てていました。
ちなみに炭治郎はアオイにも軽くフラグを立てるなど、割と天然ジゴロな節があります笑
カナヲと炭治郎の結婚まで：出会いは最終選別
炭治郎がカナヲと初めて出会ったのは原作の漫画2巻の第8話（アニメの第5話）で、最終選別の時です。
実は最終選別に参加する時も１コマだけカナヲが出てきますが、この時は参加者が多くて炭治郎は認識していなかったと思われます。
炭治郎、善逸、玄夜がボロボロの傷だらけで最終選別を通過していたのに対して、カナヲは傷どころか服に汚れすらつけず、息切れもせずに余裕で通過していました。
このシーンでの炭治郎とカナヲは、描かれている様子を見る限りでは会話はしていないと思われます。
この時点では、カナヲはまだコイントスで物事を決めていた段階なので、もし仮に炭治郎が話しかけても50％の確率でシカトされていたでしょう笑
カナヲと炭治郎の結婚まで：那田蜘蛛山で再会、踵落としでKO
最終選別を通過した炭治郎とカナヲは各々の任務をこなす日々を過ごし、原作の漫画6巻の第44話（アニメの第21話）の那田蜘蛛山編で再会しました。
ただ再会と言っても、カナヲは「鬼を連れた炭治郎を追いかけ回す」というロマンチック要素は皆無の状況です。
ここでは禰豆子がしのぶに殺されそうになりますが、義勇がしのぶを止めている間に炭治郎は禰豆子を連れて逃げ出します。
しかし、しのぶの代わりにカナヲが炭治郎を追跡してきました。
カナヲはしのぶの命令通りに禰豆子を殺そうとしますが炭治郎に妨害され、邪魔をする炭治郎を踵落としでKOします笑
結局お館様の別名が下って炭治郎も禰豆子も殺されずに済みましたが、任務遂行中のカナヲの容赦のなさが見えたシーンでしたね。
カナヲと炭治郎の結婚まで：蝶屋敷でリハビリ
那田蜘蛛山での任務で重傷を負った炭治郎は、しのぶの邸宅である蝶屋敷でしばらく治療とリハビリにあたっていました。
原作の漫画6巻の第49話（アニメの第24話）でそのリハビリの様子が描かれています。
カナヲはこの時点で全集中・常中が使えた上に、異常な動体視力を持っているために炭治郎たちを寄せ付けずに無双していました。
善逸と伊之助はカナヲに負け続けて凹み、途中でリハビリを放棄しましたが、炭治郎は毎日諦めずにカナヲに挑み続けました。
そして遂に全身訓練（鬼ごっこ）と、反射訓練（お茶のぶっかけ合い）でカナヲに勝利します。
カナヲもこの時点で、炭治郎のひたむきさと、お茶をぶっかけずに頭に置く優しさは感じていたと思います。
カナヲと炭治郎の結婚まで：天然ジゴロで彼女/恋人フラグ
原作の漫画7巻の第53話（アニメの第26話）で、怪我から完全回復した炭治郎は無限列車の任務を言い渡されました。
炭治郎はずっとリハビリの相手をしてくれたカナヲにお礼を言いに行きますが、カナヲは「このお礼に返事をするかどうか」を銅貨のコイントスで決めます。
「表が出たら話さない、裏が出たら話す」と決め、裏が出たためにカナヲは初めて炭治郎と言葉を交わしました。
（この時にもし表が出ていたら、２人の関係は始まっていなかったかもしれません）
カナヲが初めて喋ってくれたことでテンションが上がった炭治郎、カナヲに３回ぐらい「さよなら」と言われても去らずにグイグイ話しかけ、カナヲのコイントスの意味を知りました。
カナヲの心の声が小さいと感じた炭治郎はカナヲのコインで「表が出たら、カナヲは心のままに生きる」と強引に決めて上空に投げます。
そして見事表を出した炭治郎、カナヲの手を握りながら励ましました。
頑張れ！！
人は心が原動力だから
心はどこまでも強くなれる！！
恐らく過去にここまでカナヲに踏み込んだ男はいなかったはずで、この出来事をきっかけにカナヲは少しずつ変わり、また炭治郎のことも意識し始めることになります。
カナヲと炭治郎の結婚まで：音柱・宇髄天元の拉致事件
原作の漫画8巻第70話で音柱・宇髄天元がアオイとなほを拉致しようとします。
「遊郭に潜んでいる鬼退治のための潜入捜査要員」ということで連れて行かれるアオイを助けるべきかどうか、カナヲは自分の頭の中で強烈に葛藤した結果、炭治郎の「心のままに」という言葉を思い出します。
これによりカナヲは銅貨を投げずに「アオイを助ける」ことを選びました。
その後、その場に駆けつけた炭治郎が天元に抗議し、結局アオイを返却する代わりに炭治郎、善逸、伊之助が天元についていくことになります。
ここでは炭治郎とカナヲの絡みはありませんが、炭治郎の影響でカナヲが変わってきていることが分かる場面でした。
カナヲと炭治郎の結婚まで：看病で「炭カナ」カップル疑惑
原作の漫画12巻の第99話で、上弦の陸との戦闘で重体だった炭治郎をカナヲが看病している様子が描かれています。
あまりにダメージが深かった炭治郎は２ヶ月間意識が戻らず、蝶屋敷でずっと眠っていました。
カナヲは恐らく任務の合間に炭治郎のお見舞いに来ていたと思われますが、以前のように感情を隠した笑顔ではなく、自分の表情を出すようになっています。
この時のカナヲの心配する表情と、炭治郎が目を覚ましたことによる嬉し泣きで一気に「炭カナカップル説」が現実味を帯びてきました。
カナヲと炭治郎の結婚まで：最終決戦でお姫様抱っこ
原作の22巻の第191話、無惨との最終決戦では柱のメンバーと善逸、伊之助、カナヲが総動員で攻撃していたものの、無惨のチート過ぎる強さを前に全員が倒されます。
カナヲも深手を負い、無惨にトドメを刺される瞬間、覚醒した炭治郎がカナヲを救出しました。
コマの隅っこ、メチャクチャ小さい絵で分かりづらいですが、お姫様抱っこで助けたことが分かります。
ただこの場面は無惨戦の絶望感が半端じゃなく、色恋沙汰なんか意識するシーンではありませんでした笑
カナヲと炭治郎の結婚まで：彼岸主眼で助けるも失明？
最終巻の第202話で、往生際が悪い無惨の悪あがきにより炭治郎が鬼化させられます。
頸を斬っても死なない上に、太陽の光すら克服した絶対無敵の鬼になってしまった炭治郎、止める唯一の方法は「人間に戻る薬」を打ち込むことでした。
炭治郎の無慈悲な全方位への範囲攻撃に、無惨戦で力を使い切った鬼殺隊メンバーは近づくこともできません。
しかしカナヲの奥の手である「花の呼吸・終ノ型・彼岸主眼」なら、炭治郎の高速の範囲攻撃を掻い潜って「人間に戻る薬」を打ち込める、と考えたカナヲが躊躇なく動きます。
しかしこの技は失明のリスクがある危険な技で、上弦の弐・童磨に既に使っていることもあり、カナヲは視力を失う覚悟で炭治郎に向かっていきました。
カナヲと炭治郎の結婚まで：ヒロイン/カップル確定！結婚も確定？
カナヲの決死の奥義により人間に戻った炭治郎、これでようやく全ての戦いが終結しました。
最終巻の第204話では無惨戦後の鬼殺隊員の様子が描かれ、カナヲはほとんど視力を失うものの、何とか失明はせずに済みました。
この回では平和になった世界での炭治郎とカナヲのやり取りが描かれ、あの壮絶な無惨戦の後なこともあって「別の漫画なんじゃないか？」と思うぐらいほのぼのしています。
正ヒロイン・カナヲと炭治郎が桜を見ながらカップルさながら、結婚までいってしまいそうないい雰囲気になり、物語は最終回に移行します。
カナヲのかわいいシーンや名言などはこちらの記事にまとめています。
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カナヲと炭治郎が結婚：竈門カナタ登場！最終回（205話）の解説
最終回は炭治郎もカナヲも出てこない、未来編のお話です。
最終回に登場した竈門炭彦と竈門カナタ、名字と名前の組み合わせから、２人とも明らかに炭治郎とカナヲの子孫ですね。
炭治郎とカナヲが第204話の後どうなったのかについては詳しく描かれていませんが、この炭彦とカナタの登場、あと上の画像により、炭治郎とカナヲが結婚し、子を出産したことが分かります。
ちなみに炭彦はのんびりしていてマイペース、カナタは表情少なめで物静かな性格をしています。
それぞれ炭治郎とカナヲのキャラを受け継いでいるようです。
鬼滅の刃のカナヲと炭治郎はいつ結婚＆子供ができた？
ここまでカナヲと炭治郎の出会い、馴れ初め、カップル、結婚までお話してきました。
しかし肝心の結婚のところについては、本編では具体的に描かれていません。
第204話では鬼殺隊が正式に解散され、炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助は４人で一緒に暮らすことになります。
なので炭治郎とカナヲが結ばれたとしたら、４人での共同生活が終わった後ということです。
善逸は禰豆子と、伊之助はアオイとカップルになったことも分かっているため、恐らくこのメンバーの中の結婚などを機に４人の共同生活を終え、それぞれ結婚して家庭を持ったと推測します。
善逸と禰豆子のカップリング、伊之助とアオイのカップリングについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
鬼滅の刃のカナヲの成長と変化＆炭治郎との出会いから結婚まで
ここまでカナヲと炭治郎の出会い、馴れ初め、結婚などについてお話してきました。
カナヲは炭治郎との出会いをきっかけに、心境や感情表現を含めて人としても大きく成長しました。
ここではそんなカナヲの成長と変化について、時系列で追っていきます。
カナヲの幼少期は貧民街で虐待の毎日
原作の漫画7巻の番外編（アニメの第25話）でカナオの生い立ちが描かれています。
カナヲはこの時代における、恐らく最下層の貧民街で生まれ、親からは毎日虐待を受けていました。
カナヲの兄弟も例外なく虐待され、当たりどころが悪くて死亡していた兄弟もいたようです。
そんな生活が続いていたためにカナヲの中の「糸」がある日プツッと切れ、それ以来カナヲは感情を無くしてしまいます。
カナヲは胡蝶カナエと胡蝶しのぶに保護される
カナヲを虐待していた親はその後、カナヲを人買いに売りました。
カナヲは罪人のように縄で繋がれ、売人の男に連れられていたところを胡蝶カナエと胡蝶しのぶに助けられます。
カナヲは蝶屋敷に連れられ、カナエとしのぶの妹のように育てられますが、先述の通り感情を無くしている上に、自分で判断したり考えることを放棄した状態でした。
カナエはそんなカナヲに銅貨を渡し、「一人の時はこの銅貨を投げて決めたらいいわよ」と告げます。
そしてカナエはカナヲに関してこんな言葉を残しています。
きっかけさえあれば
人の心は花開くから大丈夫
いつか好きな男の子でもできたら
カナヲだって変わるわよ
まさにカナエの言うとおり、カナヲの心は炭治郎をきっかけに花開くことになります。
カナエの死をきっかけに自分の意思で最終選別に参加
原作の漫画19巻の第163話のフリースペースで、カナヲが最終選別に参加したときのエピソードが説明されています。
カナエとしのぶに保護されたカナヲは蝶屋敷で看護や炊事など、アオイたちの仕事を手伝おうとしますが、上手くできませんでした。
そしてカナヲは何と見様見真似でカナエの花の呼吸を会得し、最終選別には無断で参加しています。
これは当時、銅貨でしか行動を決められなかったカナヲが明確に意志を示した数少ない出来事です。
実はカナエもしのぶも、カナヲが鬼殺の剣士になることに反対していました。
しかしカナヲは鬼に家族を殺されたカナエ、しのぶ、アオイ、きよ、なほ、すみを見ているうちに、「鬼を許せない」という気持ちを持つようになり、これがカナヲの意志の原動力でした。
炭治郎との出会いはきっかけに過ぎず、カナヲは自分の感情と意志を取り戻す兆候はあったようですね。
炭治郎との出会い「心のままに生きる」
そして原作の漫画7巻の第53話（アニメの第26話）での炭治郎の言葉により、「心のままに生きる」ことを知ります。
最終選別に自分意思で参加したカナヲが、炭治郎との出会いをきっかけに一気に花開いた形ですね。
ここから先のカナヲは以前までのカナヲとは違い、自分の感情や心を見せるようになっていきます。
音柱・宇髄天元にデモ抗議
そして原作の漫画8巻第70話では、宇髄天元に拉致されそうになるアオイとなほを助けるために炭治郎たちが抗議します。
デモ隊の先頭にいる炭治郎の後ろでカナヲも頑張って参加しており、炭治郎の言う「心の声」がだいぶ大きくなっていますね。
炭治郎のために頑張って大きな声を出す
上弦の陸との死闘で重体だった炭治郎が目を覚まし、まずカナヲと隠の後藤、続いてなほ、きよ、すみ、アオイ、伊之助が炭治郎の元に駆けつけます。
原作の漫画12巻の第100話でドヤドヤと集まったギャラリーが伊之助を中心に大騒ぎを起こし、本来止める立場であるアオイまで伊之助との口論に参加して収拾がつかなくなります。
そこで炭治郎を気遣ったカナヲが珍しく、本当に珍しく大きい声を出して場を収めました。
炭治郎のために頑張ったカナヲの様子が微笑ましい１シーンでしたね。
胡蝶しのぶとの別れ
カナエの仇である上弦の弐・童磨戦、カナヲの目の前でしのぶが喰われてしまいます。
その後、しのぶの捨て身の毒攻撃と伊之助の協力もあり、童磨を倒しますが、カナヲにとっては姉２人に先立たれた形になりました。
原作の漫画19巻の第163話ではカナエが死亡した時の回想シーンが描かれており、この時カナヲは全身に汗びっしりかくばかりで全く泣きませんでした。
というのも、カナヲの生い立ちは先述のとおり虐待の毎日だったため、下手に泣くと殺されかねなかったために無意識に泣くことを我慢するようになっていたからです。
しかし自分の意志と感情を取り戻したカナヲはしのぶの死により号泣、作中でカナヲが最も強く感情を見せた回でした。
カナヲとしのぶの関係についてはこちらの記事にまとめています。
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結婚により鬼滅の刃のヒロインはカナヲ！
ここまでカナヲの心境や性格の変遷を見てきましたが、時系列で見るとカナヲの生い立ち、カナエの死、しのぶの死を経験しており、もの凄く辛い人生ですね・・
第202話～第203話、最後の最後は炭治郎まで亡くしそうな展開でしたが、カナヲが失明ギリギリの奥義で助け、好きな相手まで亡くすことは避けられました。
物語を通して炭治郎や仲間と触れ合って成長して、最後は自分を変えてくれた炭治郎を決死の覚悟で助けたカナヲ、正に鬼滅の刃のヒロインでした。
最終決戦後、カナヲが医者になったエピソードについてはこちらの記事にまとめています。
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「鬼滅の刃のカナヲと炭治郎が結婚してヒロイン確定！子供についても解説」まとめ
この記事では鬼滅の刃の竈門炭治郎と栗花落カナヲが結婚した件について解説しました。
炭治郎とカナヲについては主人公とヒロインの組み合わせということで、鬼滅の刃の結婚したカップルの話題には絶対に外せない２人ですね。
特に第204話のカナヲと炭治郎の甘ったるい雰囲気のシーンはとても貴重です笑
鬼滅の刃は本編がほぼ戦闘シーンなので２人の会話の描写などはそこまで多くないですが、今後外伝などで普段の２人の様子や結婚後の様子などが描かれるかもしれませんね☆
鬼滅の刃の漫画やアニメを無料で見る方法や、カップルランキング、伊之助とアオイ、善逸と禰豆子、義勇としのぶのカップリングの考察などはこちらの記事をどうぞ
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