この記事では呪術廻戦の日車寛見(ひぐるまひろみ)の術式や領域展開の詳細、正体や術師としての才能などについて解説します。
日車寛見は死滅回遊編で初登場したキャラで、スーツにネクタイを決めているために見た目は生真面目な社会人という感じです。
しかし実は術師としてとてつもない強さを誇っており、後述する通り術式を扱って日が浅いにも関わらず1級術師もビックリの戦いを見せています。
まずは日車寛見の人物像やプロフィールから見ていきましょう☆
- 日車寛見のプロフィール
- 日車寛見の術式と領域展開の詳細
- 日車寛見の才能
- 日車寛見の前職
※この記事は呪術廻戦のネタバレを含みます
下記の関連記事及び目次の後から記事の本文が始まります。
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呪術廻戦の日車寛見(ひぐるまひろみ)とは?
日車寛見(ひぐるまひろみ)は、第158話で初めて名前が登場したキャラクターです。死滅回遊に参加している泳者の1人で、羂索が発動させた無為転変により術式が覚醒しました。
オールバックとスーツ姿が特徴で強い正義感を持っており、元々は呪術界に関係のない非術師でした。かつては生真面目な性格で、昔からおかしいと感じたことを放っておけない性分だったそうです。
しかし本人曰く「30半ばを超えてグレてしまった」と、スーツを着たまま風呂に入るといった退廃的な行動を繰り返すようになりました。
名前 | 日車寛見(ひぐるまひろみ) |
年齢 | 36歳 |
誕生日 | 不明 |
学歴 |
T大学 法学部 |
前職 |
修習59期 岩手弁護士会所属 |
術式 | 裁判系 |
領域展開 | 誅伏賜死 |
声優(CV) | 未定 |
呪術廻戦の日車寛見(ひぐるまひろみ)の術式の解説!
次に日車寛見(ひぐるまひろみ)の術式について詳しく見ていきましょう。
呪術廻戦に登場する術式はキャラによって千差万別で様々な特性を持っていますが、日車寛見の術式はその中でも極めて特殊な特性を持っています。
裁判を模した術式
日車寛見の術式は、後述する「誅伏賜死(ちょうぶくしし)」という領域展開が最初から付属しています。
その術式は日本の刑事裁判を模しており、対象者の過去についての裁判を行うというものです。裁判では対象者の罪状について弁論を交わし、証拠を踏まえたうえでジャッジマンが六法に基づき判決を下します。
有罪判決が下ると、「没収(コンフィスケイション)」や「死刑(デスペナルティ)」などの罰を受けることになります。
ただ、有罪判決を受けたとしても2回まで裁判のやり直しを請求することが可能です。
「ジャッジマン」を召喚する
日車寛見は術式を使う際に、ジャッジマンという式神を召喚します。
ジャッジマンは裁判の公正さの象徴とされる「正義の女神テミス」を彷彿とさせる、天秤を持った人型の式神で、「縋りついてきた手を振り払わないように私だけは目を開けていたい」という日車寛見の台詞とは対照的に、その目は閉じられ、縫い付けられているのが特徴です。
術式の中では裁判官という役割を担っているので、日車寛見の味方というわけではなくあくまで中立の立場となっています。
木槌(ガベル)型の呪具を扱う
日車寛見は木槌型の武器(呪具)を使用します。この武器は自由自在に操ることができ、自在に出したり消したりできるうえに大きさも変えることができます。
呪力で構築されているため手元から離れてもまた瞬時に手元に武器を具現化することも可能です。
また、ジャッジマンから最も重い罰である「没収(コンフィスケイション)」を付加された「死刑(デスペナルティ)」が下されると、木槌型の武器(呪具)ではなく「処刑人の剣」という、斬られたものは例外なく必ず死に至るという一撃必殺の武器となります。
呪術廻戦の日車寛見の領域展開「誅伏賜死(ちょうぶくしし)」!
日車寛見の領域展開「誅伏賜死(ちょうぶくしし)」は、領域内ではあらゆる暴力行為(言葉の暴力以外)が禁止されており、ジャッジマンが裁判官として裁判を進行していきます。
この領域でのルールとして、
- ジャッジマンは領域内のものすべてを知っている
- 日車寛見にその情報は「証拠」以外共有されない
- 判決は双方の主張をもとに下される
- 術式の対象者は弁論することで疑いを晴らして「無罪」を勝ち取らなければならない
となっており、現在の術師の領域展開に見られる「必中必殺」ではなく「必中」のみに焦点をおいています。
つまり日車寛見の領域展開は自分の術式を必中(強制)させるものですが、物理的攻撃を与えることは出来ずある程度ルールを説明する(術式の開示)ことで成り立っているのです。
ちなみに、「没収(コンフィスケイション)」の判決が下されると術式が一時的に使用できなくなります(術式がない場合は呪力が使用できなくなる)。
→呪術廻戦の全ての領域展開について見る
呪術廻戦の日車寛見(ひぐるまひろみ)の強さは特級術師レベル?呪術師としての才能がヤバい!
ここまで日車寛見の術式や領域展開について解説してきました。特に初見の相手や弁論などが苦手な相手にとっては厄介極まりない術式と言えます。
さらに日車寛見は術式の特殊性だけでなく、術師としての才能にも秀でているため、ここでは日車寛見の強さについて見ていきましょう。
日車寛見は術師になって日が浅い
日車寛見は先述したように術式が覚醒するまでは呪術界に関係のない非術師でした。術式は死滅回遊を開始したのにあたって覚醒したため、第158話時点ではまだ術師になってからは日が浅いことがわかります。
しかし術式の覚醒からわずか12日間という短期間で1級術師と比較しても遜色ないレベルにまで成長しました。
そしてコロニー侵入前の段階ではすでに数多くの呪霊を退けています。また、非術師2名、20名以上の死滅回遊の泳者を殺害しており、短期間で多くの実戦経験を積んでいます。
日車寛見が虎杖悠仁を相手に圧倒!
日車寛見は術式が覚醒してから日が浅いのにもかかわらず、「宿儺」の器である虎杖悠仁(呪力を欠いた状態であったとはいえ)を圧倒します。
「没収」という有罪判決を受け呪力を使えなくなってもなお、真っ向から戦える虎杖悠仁を早々に危険視し、全力で潰すと決断しており、虎杖悠仁を劣勢に追い込んでいきました。
その状況は虎杖悠仁が二審の裁判を求めるまで続きました。このことからみても、日車寛見に術師としての才能が高いことがわかります。
日車寛見の術師としての才能は作中随一?
日車寛見はT大学法学部受験、法科大学院導入前の旧司法試験などあらゆる難関をストレートで通過してきた、いわゆる「天才」と呼ばれる人物です。
しかし最も光る原石は呪術師としての才能でした。
先述したように日車寛見は術式を獲得してからわずか12日で1級術師と比較しても遜色のないレベルまで成長しました。
また、術式が覚醒してから完全に独学で術式を解明し、結界術の基礎を同時に取得、呪術操作による強化術の感を掴んでいます。
コロニーに入る前に数多くの呪霊を退け、20名以上の泳者を殺害していることからみても並外れた呪術師の才能があることがわかります。
呪術廻戦の日車寛見(ひぐるまひろみ)は呪術師の経験無し!元々は国選弁護人!
日車寛見の極めて特殊な術式は、その前職の特徴を色濃く引き継いでいます。
ここでは日車寛見が死滅回遊に参加する前に何をしていたのかを詳しく見ていきましょう。
日車寛見は元国選弁護人
日車寛見は元々は岩手弁護士会所属の弁護士です。刑事事件の国選弁護人として飲酒運転による危険運転致死容疑の弁護や強盗殺人容疑の弁護を担当していました。
法の下の平等のために目を塞ぐことなく、自分だけは弱者のために目を開けていたいという強い信念をもとに国選弁護人として働いていました。
本人曰く弱者救済というわけではなかったようですが、弱者のために力を尽くしていたところからして日車寛見はもともと善人であったことがわかります。
日車寛見はとても苦労人
日本の刑事裁判は有罪率が99.9%だと言われています。そのため日車寛見に依頼される案件は不利な裁判ばかりであり、どんなに手を尽くそうとも無罪を勝ち取ることは困難を極めるものでした。
国選弁護人は他と比較するとギャラが安く、やることが多いので苦労することも多い仕事でした。
また、依頼人のために手を尽くしてきたにも関わらず、裁判で敗れてしまい依頼人から逆恨みされることもあり、精神的にも疲弊する仕事だったため苦労が多かったようです。
日車寛見を変えるきっかけとなった事件とは?
作中では日車寛見が過去に関わった事件の中でも、彼のことを決定的に変えるきっかけになったものが2件あります。
それらの事件について詳しく見ていきましょう。
危険運転致傷容疑の弁護
日車寛見はかつて飲酒運転での危険運転致死傷を担当したことがあります。被告人は19歳の男性で飲酒も運転も職場の人に強要されたものでした。
日車寛見はなんとか執行猶予が取ろうとしましたが、判決は有罪となり、関係者に口裏を合わせられて示談金を用意することができず、執行猶予も取れませんでした。
そのことで依頼人から逆恨みされ、「嘘つき」「無罪になるって言ったじゃないか」と言われてしまいました。
それでも日車寛見は、「弱者は経済的にも精神的にも追い詰められているから私にあたるのも仕方がない」と許したのです。
強盗殺人容疑の弁護
日車寛見は強盗殺人容疑も担当しています。
事件が起きたのは2016年3月に岩手県盛岡市、女児とその母親計2人が自宅で刺殺体となって見つかりました。被告人は事件現場近くに住む大江圭太です。被告人の自宅から被害者の血液がついた刃物が見つかったことで現行犯逮捕されました。
被告人の言い分は全て無理がありますが、日車寛見は被告人の過去や現状を踏まえたうえで力を尽くし、一審で無罪を勝ち取りました。
しかし一転して控訴審(二審)では検察側から新規の証拠は提出されなかったにもかかわらず、無茶な事実認定が下され無期懲役の有罪判決が下されました。
このとき日車寛見は、この裁判は「有罪ありきのものだ」と気が付きました。さらに一審判決後はお礼を言っていた被告人は有罪判決となった後には裏切られた、という目で日車寛見を見ています。
日車寛見は我慢の限界が来たのか、「全員戻れ」「やり直しだ」と言いながら術式を発動させ、その場にいた人間を殺害しました。
呪術廻戦の日車寛見(ひぐるまひろみ)は虎杖悠仁達の仲間になる!?
日車寛見は虎杖悠仁が望むように100ポイントを消費して死滅回遊のルールを追加し、日車寛見は虎杖悠仁に1ポイントを与えました。
その後は、虎杖悠仁といるとますます自分を嫌いになる、と勧誘を断りその場から立ち去ってしまいます。
これらのことから虎杖悠仁からの勧誘は断っていますが日車寛見の様子からして虎杖悠仁のことを気に入っている様子なので、今後日車寛見が虎杖悠仁達の仲間になる可能性は高いのではないでしょうか。
「呪術廻戦の日車寛見(ひぐるまひろみ)の術式&領域展開!実力は特級相当?」まとめ
今回は呪術廻戦の日車寛見(ひぐるまひろみ)の術式や領域展開の詳細、正体や術師としての才能などについて解説しました。
死滅回遊に登場する泳者(プレイヤー)は基本的に虎杖悠仁達の敵ばかりですが、その中でも日車寛見は珍しいくらいの善人です。
その強さのみならず、「スーツのまま風呂に入ってみた」など面白いキャラでもあるので今後の登場も楽しみですね☆
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